イケメン王子は悪女がお好き

ルーデンス

第二話 え~っ無人島に二人だけ!?(脚本)

イケメン王子は悪女がお好き

ルーデンス

今すぐ読む

イケメン王子は悪女がお好き
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇海
キャロライン(アレクサンダー王子と妹との婚約を私との結婚で回避できたから私は殺されずに済んだけど・・・)
キャロライン「ねぇ、王子!! 私との結婚どう思ってるの!?」
アレクサンダー王子「ハハハハハ、アグネスとは政略結婚だった訳でしょ・・・それより出港しますよ」
キャロライン「本当に船で行くの?」
アレクサンダー王子「勿論快適ですよ船旅は」
キャロライン「私、船に弱いのよ」
アレクサンダー王子「ハハハハハ大丈夫、揺れませんよこの天気なら」
船員「ゴーアヘッド・・・出港」

〇海
キャロライン(だから言ったじゃない! 嵐になるって)
キャロライン(キャッ、雷・・・もうイヤ)
アレクサンダー王子「何のこれしきの雨大丈夫ですよ、沈みませんから」
船員「王子、ボートに移って下さい。船が沈みそうですぜ」
アレクサンダー王子「な、なんだってー!」

〇海辺
アレクサンダー王子「お早う」
キャロライン「えっ、助かったの私達!?」
アレクサンダー王子「運よくね。何処まで覚えてる!?」
キャロライン「う~ん、確か船から二人でボートに乗って嵐の中を漕ぎだして・・・」
アレクサンダー王子「そう、運よく無人島にたどり着いた訳」
キャロライン「え~っ無人島!! 食料は・・・救援はいつ来るの」
アレクサンダー王子「兎に角、何処か寝る場所を見つけましょ」

〇岩穴の出口
キャロライン(あ~ぁ、殺されずに済んだけど無人島に漂着何て物語にはなかったわよねトホホ、最悪)
アレクサンダー王子「取り敢えず夕食の魚を釣って来た」
キャロライン(私、魚嫌いなんだけど・・・)
アレクサンダー王子「待っててね。今料理するから」
キャロライン「ねぇ、悪女の私と何で一緒になったの?」
アレクサンダー王子「だって、君が僕にプロポーズしたんだぜ」
キャロライン(何て奴なのもっと気の利いた言葉があるでしょう・・・でも前の転生者は王子を虐めてないから、これからよねいい関係を築くのは)
キャロライン「義母のシャルリ夫人とは色々あったけど今では後悔してるのよ私・・・うまくやって行けるかしら?」
キャロライン(何か義母のシャルリ夫人の事になると物寂し気な表情をするわね・・・確か王子は先妻の子で夫人は後妻だったわよね)
アレクサンダー王子「キャロライン君は変わったね」
キャロライン「どんなふうに?」
アレクサンダー王子「優しくなった気がする」
アレクサンダー王子「さぁ出来た食おうぜ」
キャロライン(あら、美味しいわね)
アレクサンダー王子「食後に魚の取り方を教えてやるよ」
キャロライン「ありがとう」

〇海辺
キャロライン「ねぇ、どこに魚いるの?」
アレクサンダー王子「じゃぁ、泳ぎやすいように服を脱いで」
キャロライン「服を脱ぐですって・・・」
アレクサンダー王子「大丈夫この島には僕達しかいないから」
キャロライン2「これでいいかしら」
アレクサンダー王子「ウン、とってもきれいだ・・・」
アレクサンダー王子「ハハハハハ、」
キャロライン2「や、やったわねー」
キャロライン2「やったー!」
アレクサンダー王子「明日、陸地の探検をしてみようか」
キャロライン2「いいわねぇ、私は肉が食えるといいんだけどなぁ・・・」

〇けもの道
キャロライン「ねぇ、気味悪くない?」
アレクサンダー王子「食料を探さないといけないから我慢してね」
キャロライン「キャァ」
アレクサンダー王子「大丈夫、虫だよ」
アレクサンダー王子「お、イノシシ、夕食は肉だぜ」
アレクサンダー王子「ヤッター、さぁ帰ろう」
キャロライン「ウン」

〇ボロボロの吊り橋
キャロライン「えーっ、今にも壊れそうなこの橋を渡るのー」
アレクサンダー王子「そうだよ・・・心配無用さ」
キャロライン「ゆ、揺らさないでくれる」
アレクサンダー王子「大丈夫かい?しっかり僕の腰を掴んで」
  突然つり橋の綱が切れ二人は宙吊りになってしまった
アレクサンダー王子「大丈夫、僕の手を放さないで」

〇山中の川
アレクサンダー王子「よかった気がついて」
キャロライン「もいイヤ、帰りましょうアレクサンダー」
アレクサンダー王子「イノシシはどこだ!?」
アレクサンダー王子「おっ、あったあったこんな所に落ちてた今日の夕飯」
キャロライン(夕飯は嫌いな魚でもいいから帰りたいな)
アレクサンダー王子「じゃぁ帰ろうか」

〇森の中の小屋
キャロライン「ねぇ、もう帰りましょう」
アレクサンダー王子「あれ、あんなところに家が・・・」
キャロライン「本当・・・良かったー!!これでまともな食事が頂けるわね」
魔女「どなた?」
キャロライン「良かった~私達この島に漂着したんですけど食べ物と住む場所がなくて・・・」
魔女「どうぞ」
「有難うございます」

〇兵舎
アレクサンダー王子「これを料理してくれないか」
魔女「分かりました」
魔女「ハイ、お召し上がりください」
キャロライン「美味しい!!」
アレクサンダー王子「旨い、ところで宿泊したいのだが料金は?」
魔女「お代は、その女性の血を貰います」
アレクサンダー王子「何だって」
キャロライン「逃げましょ、アレクサンダー」

〇岩穴の出口
キャロライン「あ~ぁ楽しかった。ねぇここで二人で暮らすのはどう?」
アレクサンダー王子「ウン、いいねぇ・・・でもみんなが心配するしな」
兵士2「大丈夫、ここで死んだ事をシャルリ夫人にご報告しますから」
キャロライン「誰!?」
アレクサンダー王子「貴様、さては義母の手先・・・」
兵士2「リヨンの屈辱はシャルリ夫人は覚えておられますキャロライン」
キャロライン(まぁ、何てしつこい・・・それにその事は前の転生者がした事なのよね)
キャロライン「キャァ」
アレクサンダー王子「何をするんだ僕の妻に」
兵士2「クソ、しかしこれで目的は達した」
アレクサンダー王子「しっかりしろキャロライン」

次のエピソード:第三話 虐めた義母との謁見なんて最悪

コメント

  • 2話目にして波乱万丈ですね‼ 謎の魔女も出てきて。
    しかも最後にはキャロラインが・・・
    これからどうなるのか、全く先が読めません💦
    しかも転生がどうなるかも分からない。
    大冒険長編の予感がしました😄

ページTOPへ