君を愛して、貴方を愛するから

みかんアルベ

女子トーク(脚本)

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みかんアルベ

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〇貴族の部屋
メルティナ「ふぁぁあ・・・良く寝た」
メルティナ「クロエちゃん、おはよう」
メルティナ「そうね、アゼルさんに挨拶しよう」
クロエ「主様なら出掛けていないよ」
クロエ「今日はクロエと一緒に居ようね」
メルティナ「うんって、クロエちゃん喋れたの!?」
クロエ「少しだけならね。 今日は主様が特別に喋らせてくれたの」
メルティナ「いつも何言ってるか分かるけど・・・お話できると違うね」
クロエ「クロエもメルティナ達の言葉わかるよ」
クロエ「でも、クロエは出来損ないの使い魔だから喋ったり人になれないの」
メルティナ「そんな事ないわ。 クロエちゃん、可愛くて強いもん」
メルティナ「私が初めて此処に来た時優しくしてくれて嬉しかったよ」
クロエ「主様の大切な人だから・・・。 主様もクロエを凄いって拾ってくれたの」
メルティナ「クロエちゃん、辛い思いしたのね」
メルティナ「これからは、私とアゼルさんが幸せにしてあげる」
クロエ「ありがとう、その言葉信じてるよ」
メルティナ「信じなさい!約束は守るわ」
クロエ「お調子者って言われない?」
メルティナ「言われる・・・うるさいとか・・・」
クロエ「メルティナはこのままでいいよ。 主様も明るいメルティナが好きだから」
メルティナ「うん、今日は庭でお茶しよう。 クロエちゃんは好きなのある?」
クロエ(表情がコロコロ変わって面白い。 主様が気に入るのもわかるな)
クロエ「鰹節がすき〜、お茶は飲めないからミルクか水でいいよ」
メルティナ「じゃあ、ホットミルクにしよう。鰹節合うかなぁ」
クロエ「クッキーなら少しなら食べれるよ。 でも、チョコや砂糖はいれないでね」
メルティナ「わかった。もしかして猫ちゃんと同じ?」
クロエ「猫?クロエみたいな生き物?」
メルティナ「同じなの。猫ちゃんは炭水化物の消化がちょっと下手みたい」
クロエ「確かに少しお腹痛くなるかも。お芋なら好き」
メルティナ「じゃあ、少しさつまいも食べる?」
クロエ「食べたい」
メルティナ「じゃあ、用意してくるね」

〇華やかな裏庭
クロエ「アツアツよ。 クロエの得意料理はふかし芋」
メルティナ「どうしたの?クロエちゃん」
クロエ「アニメのキャラクターのモノマネ」
メルティナ「アニメ?見た事ないけど・・・面白そう」
クロエ「面白いよ。 今度クロエのオススメアニメ教えるね」
メルティナ「楽しみにしてるね」
クロエ「うん・・・お芋美味しい。ミルクにも合う」
メルティナ「美味しいさつま芋で良かった」
クロエ「たまにパサパサで美味しくないのあるからね」
メルティナ「料理のしたかが悪いのかな」
クロエ「さあね」
クロエ「メルティナは主様の事好き?」
メルティナ「好きだけど・・・恋愛感情はわからない」
クロエ「ふーん、好きなら傍にいたらいいと思うよ」
メルティナ「うん、アゼルさんしか頼れないし離れないわ」
クロエ「お家帰りたくないの?」
メルティナ「・・・私が帰ったら良くないから帰らない」
メルティナ「母様も私がいたら幸せになれないと思うの。 私がいたら好きな人と一緒にいられないの」
クロエ「それは違うじゃないかな」
クロエ「メルティナが何言われてどう感じたかわからないけど・・・本当に邪魔なら最初から捨てるよ」
クロエ「クロエはそうだった」
メルティナ「クロエちゃん・・・」
メルティナ「私は大丈夫。クロエちゃんもいっぱい私に甘えてね」
クロエ「もちろん。主様独り占めしないでよ〜」
メルティナ「独り占めしてないよ」
クロエ「本当かなぁ〜?」
メルティナ「もうクロエちゃんたら」
  こんな小さな幸せが続くと信じて

次のエピソード:仲良し三人(?)

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