君を愛して、貴方を愛するから

みかんアルベ

仲良し三人(?)(脚本)

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〇貴族の部屋
メルティナ「アゼルさん、今日クロエちゃんと出掛けるけど一緒に行かない?」
アゼル「行こう、クロエはメルティナに懐いてるな」
メルティナ「ふふ、昨日たくさんお話ししたもんね」
アゼル「それならクロエが話せるようにしよう」
メルティナ「大丈夫、私クロエちゃんの言葉分かるしクロエちゃんも理解してるの」
アゼル「そうか・・・では、支度ができたら行こう」
メルティナ「先に外で待ってるね、行こう、クロエちゃん」
アゼル「・・・クロエと会わせて正解だったな。 さて、支度をしよう」

〇林道
メルティナ「天気がいいから気持ちいいね」
アゼル「クロエが楽しそうなのは久しぶりに見た」
メルティナ「昨日クロエちゃんがアニメとか教えてくれたの」
アゼル「アニメ?誰から教わったのだろう・・・」
メルティナ「今度一緒に見よう」
アゼル「ああ、どんなものか気になる」
メルティナ「クロエちゃんどうしたの?」
メルティナ「あれ、ミナカタ兄上様。何してるの?」
ミナカタ「シオン国へ行く所だったのだが、メルティナに会うとは思わなかった」
メルティナ「クロエちゃんとアゼルさんと散歩に来てたの。随分遠くへ行くね」
ミナカタ「親父に頼まれてな・・・ アゼル、今日は任務があったのではないか?」
アゼル「俺が行かずともラウフなら一人で問題ないであろう。 任務よりメルティナといる方が大事だ」
ミナカタ「後で小言を言われても知らんぞ」
アゼル「大丈夫だ、全てスルーしよう」
ミナカタ「はぁ・・・お前は昔からそういう所は変わらんな・・・」
ミナカタ「だか、メルティナを誑かす真似したら容赦せん」
アゼル「そういう事はしないが・・・急がなくて良いのか?」
ミナカタ「ったく、人を除け者にしようって。 メルティナ、アゼルに何かされたら知らせるんだ。俺が叩き切ってやる」
メルティナ「ミナカタ兄上様・・・」
ミナカタ「それじゃ、また」
アゼル「相変わらずそそかしいな」
メルティナ「昔から変わらないの?」
アゼル「ああ・・・面倒みはいいのだが、そそかしい所と思い込み激しい所は直らなくてな」
メルティナ「アゼルさんだから気を許して何でも言っちゃうんじゃないかな」
アゼル「誰にでもああだからな・・・だが、君が大切だから俺にあたりが強いのかもしれない」
アゼル「そうだな、クロエもメルティを大切にしてるし俺も大切に思ってる」
メルティナ「私も二人のこと大切よ」
アゼル「さあ、街に行って買い物でもしようか」
メルティナ「うん、おやつとお昼買いたい」
アゼル「そうと決まれば行こうか」
  こんな日常か続くと信じて。
  小さな幸せな時を過していた

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