叫んじゃうほど愛おしい

無知の無知

エピソード41 「学級レク、何しようっ!?」(脚本)

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〇教室
ドッジボール男①「学級レクと言えば、ドッジボールだろっ!!」
ドッジボール男②「ドッジボールしか、あり得ねぇっ!!」
適当な学級代表「あ、ドッジボールは遠足の時にやったから、無しでお願いしまーす」
ドッジボール男①「はーい・・・」
適当な学級代表「じゃあ、他に何かありますか~」
モブ子1「あ、あの、パーティーはどうですか!」
モブ子2「それいい~。お菓子とかジュースとか~」
適当な学級代表「あー、飲食は禁止で、お願いしまーす」
モブ子1「そりゃそうかぁ・・・」
モブ子2「だよねぇ・・・」
西條 園(さいじょう その)「はいっ! クラス全員、恋バn」
適当な学級代表「なかなか決まらないですねぇ」
やっと出てきた先生「まぁまぁ、明日の帰りの会でまた話そうか」
やっと出てきた先生「ただ、あんまり時間かけないようにな」
適当な学級代表「わかりましたー」
適当な学級代表「それじゃあ、時間かけないように頑張りましょー。今日はこのぐらいで」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「思ったよりも、決まらないね」
北原 そら(きたはら そら)「まぁ、それだけ皆も真剣に考えているということだろうが」
北原 そら(きたはら そら)「しかしまさか、私のFPS大会案が却下されるとは・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「それは無いでしょ~。一部の人しか楽しくないじゃん。みんなの事も考えて~」
北原 そら(きたはら そら)「・・・ごめんなさい」
東条 風(とうじょう ふう)「園、最後の意見、チャイムでかき消されちゃったけど良かったの?」
西條 園(さいじょう その)「ううん、むしろ助かった~。余りにも決まらないから、つい・・・」
西條 園(さいじょう その)「恋バナって言った瞬間、変な目で見られたし、本当に助かったぁ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「じゃ、じゃあ良かったね」
西條 園(さいじょう その)「でも、どうしようね。風のレク意見も体育館とか取れないから駄目って言われたし」
東条 風(とうじょう ふう)「運動系は場所を取るから、仕方無いよねぇ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「でも、どうしよう。もう、何も思い浮かばないぃ・・・」
西條 園(さいじょう その)「私もぉ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「大丈夫だって! みんなで考えれば、何か出るって!」
北原 そら(きたはら そら)「絆パワーだな」
東条 風(とうじょう ふう)「そっか、そうだね」
西條 園(さいじょう その)「じゃあ、今日の帰りにファミレスで皆で話て~」
適当な学級代表「じゃあ、時間も無いんで明日までに一人一つ、案を持ってきてくださ~い」
西條 園(さいじょう その)「にゃっ!?」
東条 風(とうじょう ふう)「一人一つ!? きっつ!!」

〇ファミリーレストランの店内
西條 園(さいじょう その)「学級レク、どうしよ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「明日まで、かぁ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「もうむりぃ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「皆の者、とりあえず糖分でも取って、落ち着こうやい」
西條 園(さいじょう その)「そら、ありがとー!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「だね。とりあえず、食べて落ち着こっか」
西條 園(さいじょう その)「もういっそ、お手製プレゼント交換~?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「それ、ありかもね~」
西條 園(さいじょう その)「もしプレゼント交換するなら、本気でぬいぐるみ作っちゃお~」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「私は、お菓子かなぁ~」
東条 風(とうじょう ふう)「そら、どうしよ。プレゼントなんて作れないよ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「私も、めんどくさいからパスだな」
北原 そら(きたはら そら)「それか、部屋に置いてある枯れたサボテンのサボ子を持ってくる」
東条 風(とうじょう ふう)「いらなぁい」
北原 そら(きたはら そら)「やっぱり、レクなんてその場で楽に出来る方が良いに決まっているだろ」
西條 園(さいじょう その)「まぁ、そっかぁ。プレゼントは準備が大変だもんねぇ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「でも、その場で出来るレクが思いつかなくて」
西條 園(さいじょう その)「やっぱり、クラス全員告白大会っ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「やめておいたら? 変な目で見られてたし」
北原 そら(きたはら そら)「私は、意外と面白いのではないかと思っているのだがな」
東条 風(とうじょう ふう)「私は、ちょっと恥ずかしいかも・・・」
北原 そら(きたはら そら)「じゃあ、匿名性にして発表は? 風も勇気を出して言ってみたいこともあるだろう」
東条 風(とうじょう ふう)「えっと、それだったらちょっとドキドキするかも///」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「じゃあ、その路線で話してみる?」
西條 園(さいじょう その)「うん、いいと思う~」
西條 園(さいじょう その)「でも、誰のかわからない秘密を聞いても~。楽しみ半減かも」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、でもでも、その秘密が誰の秘密か考えるのも、楽しみじゃない?」
西條 園(さいじょう その)「確かに、そっかぁ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、秘密を話したくない人っているよね!? それ、どうしようっ!」
北原 そら(きたはら そら)「それは、否めないな。じゃあ、代表者限定にするか・・・」
北原 そら(きたはら そら)「私とかなっ!!」
西條 園(さいじょう その)「そらの秘密とか興味無いんだけど」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ノリノリな人の秘密を聞いても、ちょっと寒いかなぁ~」
北原 そら(きたはら そら)「悲しみだぁ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、そ、そら、えと、えっと・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、じゃあこんなのはどう? 秘密を、伝言ゲームみたいにして伝えるとか」
東条 風(とうじょう ふう)「これだったら、代表がランダムでも、少しは言いやすいかなぁって」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「え、何それ、面白そうじゃん!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「しかも、伝言ゲームなら途中で脚色するって面白さもあるしね!」
西條 園(さいじょう その)「風、ナイスアイディア!」
北原 そら(きたはら そら)「風、妙案だな。やるではないか」
東条 風(とうじょう ふう)「い、いや、思い付きだから・・・」
西條 園(さいじょう その)「じゃあ、「秘密の伝言ゲーム」、もうちょっと話してみよっか」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うん。もちろん、風の意見ってことで!」
東条 風(とうじょう ふう)「い、いいけど、他の三人の意見はどうしよ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「そこは、適当な意見で埋め合わせればいいではないか」
東条 風(とうじょう ふう)「それもそっか」
西條 園(さいじょう その)「伝言ゲームなら、二人目は代表者の友達とかにしたら? その方が言いやすいかも」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「だね! グループは三つか四つぐらいに分かれて・・・」

〇教室
適当な学級代表「次の案が、「指ドッジボール」・・・」
ドッジボール男①「このドッジボール、教室でも出来るぜっ!!」
ドッジボール男②「力の弱い女子でもっ!!」
適当な学級代表「意味わかんないんで却下で~す」
適当な学級代表「これは? 「クラス・アワード」・・・」
やっと出てきた先生「あぁ、それは先生の意見だよ」
やっと出てきた先生「賞に選ばれた人には先生からプレゼント! 賞の中身は、まだ決まっていないけどね」
モブ子1「先生、太っ腹~!」
モブ子2「ディズニーペアチケットとか、もらえるのかなぁ~」
やっと出てきた先生「いやぁ、ほ、程々にしてくれよぉ・・・」
適当な学級代表「「クラス・アワード」、これは決定ですかね~? 賞の内容は皆で決めましょう」
適当な学級代表「次の意見は、「秘密☆伝言ゲーム」・・・」
適当な学級代表「これは、誰の意見ですか~?」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、は、はい! 私です! まず、3グループ代表者を決めて、それぞれ秘密を曝露します」
東条 風(とうじょう ふう)「それを伝言ゲームで伝えて、最後の人が発表するっていう・・・」
モブ子1「風ちゃんからそんな意見が出るなんて、意外っ!」
モブ子2「でも、ちょっとドキドキするかも///」
ドッジボール男①「秘密をぶつけ合う、言葉のドッジボールってことだな!!」
ドッジボール男②「いいじゃねぇかっ!!」
適当な学級代表「じゃあ、これは有力候補ってことで残しておきますね~」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、ありがとうございます」
西條 園(さいじょう その)「やったね、風!」
東条 風(とうじょう ふう)「うん!」
適当な学級代表「じゃあ、続いては・・・」
適当な学級代表「じゃあ、決まりましたね~。学級レクは・・・」
適当な学級代表「「クラス・アワード」 「秘密☆伝言ゲーム」 「もしもクラス相関図」 の三つでいきましょうか~」
西條 園(さいじょう その)「風の意見、採用だね! すご~い!」
東条 風(とうじょう ふう)「いや、たまたまだって」
西條 園(さいじょう その)「でも、「もしもクラス相関図」って誰の意見だろ? 名乗り出た人、いなかったよね?」
東条 風(とうじょう ふう)「そういえば・・・」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「あ、「もしもクラス相関図」採用されたんだ~。意見を出してみて良かった~」
東条 風(とうじょう ふう)「み、美沙っ!?」
西條 園(さいじょう その)「他クラスなのにっ!?」
  エピソード41
  「学級レク、何しようっ!?」
  ~ 完 ~

〇教室
北原 そら(きたはら そら)「学級レクも決まったことだし・・・」
北原 そら(きたはら そら)「振り返りをするぞっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「良い振り返りっ!!  こんな楽しみなの初めてかもっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「それじゃあ、ミュージックスタートっ!!」

〇教室
南沢 香(みなみさわ かおり) 「「叫んじゃうほど愛おしい」 振り返りしまーす!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「学級レク、決まりましたー!」
北原 そら(きたはら そら)「決まったな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「無事に決まって良かったね」
北原 そら(きたはら そら)「なんとか、当日には間に合った」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「まず、「クラス・アワード」!」
北原 そら(きたはら そら)「賞に選ばれた者がプレゼントをもらう」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「次に、「秘密☆伝言ゲーム」!」
北原 そら(きたはら そら)「秘密を伝言ゲームで伝える様を楽しむ」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あと、「もしもクラス相関図」!」
北原 そら(きたはら そら)「クラスの関係性を顕わにする、だろうか」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「どれも、楽しみー!!」
北原 そら(きたはら そら)「期待している」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「次回、「最後の学級活動っ!!」」
北原 そら(きたはら そら)「乞うご期待」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・・・・」
北原 そら(きたはら そら)「・・・・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「でも、準備時間無いね~、早くしないと」
北原 そら(きたはら そら)「この短期間でプレゼントを買う先生の身よ」

次のエピソード:エピソード42 「最後の学級活動っ!!」

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