月星高校【デビルメイクライフ】

おそなえひとみ

【95話】魚の獲り方(脚本)

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おそなえひとみ

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〇滝つぼ
リル「滝だ、涼しい──」
エルウィッチ「山で拠点を構える際に一番重要なのはなんだと思う?」
オーガニック「食い物かな?」
エルウィッチ「それと水だ。水場は非常に重要だ」
エルウィッチ「水と食料のどちらも満たせるからな」
オーガニック「こんな場所で魚を捕るって危なくないですか?」
エルウィッチ「滝つぼ付近は魚が多い。無闇に探し回るより効率が良いんだ」
リル「では、魚を捕りに行ってきます!!」
エルウィッチ「話は最後まで聞け・・・」
エルウィッチ「オーガニックの言った通り、滝壺は危険が伴う」
リル「竿はありませんが、餌なら見つけました」
リル「釣りを実行します」
エルウィッチ「気持ち悪すぎるから捨ててくれ・・・」
エルウィッチ「そもそも竿なしで釣りをしようとするな」
エルウィッチ「そもそも竿なしで釣りに挑もうとするな・・・」
リル「では、どうやって魚を獲れば・・・」
エルウィッチ「まぁ、見てろ──」
エルウィッチ「それは他者を拒絶する絶対の障壁 リジェクション・ウォール」
エルウィッチ「まず障壁を作れ──」
エルウィッチ「その障壁に少し穴を空けて──」
エルウィッチ「我生み出すは、泣叫(るいきょう)の妖精 深き眠りを伝えん──」
オーガニック「お、魚が浮いて来た」
エルウィッチ「気絶させれば獲るのは簡単だ」
オーガニック「うーん、障壁って必要なんですか?」
オーガニック「そのままバンシーを投げ込めば良いんじゃ?」
エルウィッチ「魚を大量に殺すことを目的とするな」
エルウィッチ「必要な分だけを摂るのが大事だ」
エルウィッチ「殺して食べないことは、罪深いことだ」
オーガニック「分かりました。胸に刻んどきます」
エルウィッチ「うむ、それを分かれば良い」
エルウィッチ「二重に魔法を唱えるのは、まだお前達には無理だ」
エルウィッチ「分担してやってみろ」
オーガニック「じゃあ、アタシが障壁を張るよ」
リル「私は撒き餌をしよう」
エルウィッチ「そいつはいらん!!」

次のエピソード:【96話】マジックマッシュ

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