アイドルヒロイン!

さつまいか

第五話 いよいよ本番!(脚本)

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〇広い公園
  三日後(木曜日)
アミナ「ワン、ツー、スリー!」
エリカ「ワン、ツー___」
「ジャンプー!」
アミナ「ふぅ、結構良くなってきたね」
エリカ「そうね。本番まであと二日・・・」
エラカトラ「頑張れっ!二人とも~」
アミナ「げっ、エラカトラ!? 隠れててって言ったよねっ?」
エラカトラ「だって二人がとっても頑張ってたから、 つい応援したくなっちゃって・・・」
エリカ「アミナはいいけど、まだ私は慣れないな・・・」
アミナ「・・・そんなものだと思うよ。 あたしだって驚かなくなったのつい最近だし」
エラカトラ「それにしても、ワタシがアミナちゃんの鞄に入ってるの、エリカちゃんに見つけられたときはびっくりしたな~」
アミナ「だね。絶対に大丈夫って思って 連れてきてたけど 即バレだったもんね・・・」
アミナ「でも、エリカのおかげで本当に絶対バレないところがわかったけどね・・・!」
エラカトラ「そうだったわね。 エリカちゃん、ありがとう!」
エリカ「そんなの、別にいいわよ」
アミナ「これで、エラカトラにも土曜日のライブを見てもらえるね!」
エリカ「ええ、土曜日が待ち遠しいわ!」

〇中庭のステージ
  そして__本番、土曜日
アミナ「うぅ、『トラフィック・ライト』さんが見に来てる、っていうの意識しちゃうと緊張するなぁ・・・」
エリカ「そうね・・・」
エリカ「でも、それ以上に、私たちはみんなに笑顔と元気を届けたいんだもの!」
アミナ「そう、だね! それでいいんだもんね!」
「エリアミ・ガール!! エリカ!!アミナ!!」
アミナ「ほら、みんなも呼んでるよ」
アミナ「いこう、エリカ!!」
エリカ「ええ、アミナ!!」

〇中庭のステージ
アミナ「みんなー!! 今日は来てくれてありがとうー!!」
「わー!!アミナちゃんだー!!」
エリカ「私もいるわよー!!」
「待ってました!!エリカちゃーん!!」
アミナ「今日は、いつも以上にさいっこうなライブになるように、笑顔と元気を届けるから、ぜひ最後まで見ていってね!!」
  イエーイ!!!!
アミナ(みんなも、いつも以上に応援してくれてる・・・?)
エリカ「さあ、アミナ!早速一曲目、いくわよ!」
アミナ「うん!そうだね」
アミナ「今日は三曲披露するよ! 一曲目は新曲!」
エリカ「ぜひ楽しんでいってね!」
  ____♪
アミナ「___♪」
エリカ「~~~♪」
アミナ(いくよ、エリカ!)
エリカ(ええ、アミナ!)
(ジャーンプ!!!)
「____!!!」
  イエーイ!!!!!
「アミナちゃんー!!大好きー!」
「エリカちゃん!! 今日も可愛いよーー!」
アミナ「みんな、ありがとうーー!!」
エリカ「次はみんなも知ってるあの曲よー!」
アミナ「ミュージックスタートっ!」
  _____♪

〇中庭のステージ
アミナ「ありがとうーー!!!」
エリカ「みんな、最後まで付き合ってくれて嬉しいわ!!」
  イエーイ!!!!
???「いいね!アミナちゃん!エリカちゃん!」
アミナ「・・・え?」
エリカ「・・・誰かが、ステージに上がってくる?」
???「わたし、感動しちゃった!」
アミナ「・・・も、もしかして!!」
アミナ「トラフィック・ライト、リーダー兼センターのキリサさん!?」
キリサ「ええ!アミナさん、エリカさん、あなたたちに重大発表をしにきました、トラフィック・ライトのキリサです!」
  うおおおおお!!
アミナ(お客さんたちもざわめいてる・・・)
アミナ(きっと、知っている人も多いんだろうな・・・)
お客さん「重大発表!?気になるー!!」
アミナ「そうだった!キリサさん、重大発表ってなんですか?」
キリサ「そんなの、決まってるじゃない・・・!」
キリサ「あなたたち二人をわたしたちのステージ、トラフィックライブホールに招待します!」
「・・・っ!?」
  うおおおおおお!!!!!
お客さん「夢叶ったのーー!?」
お客さん「マジで!?やったー!!!!」
アミナ「ほっ、本当、ですか?」
エリカ「私たちが、トラフィック・ライトさんのライブホールに・・・!?」
キリサ「ええ!あなたたちのライブを見てビビっときたの!!」
アミナ「そ、それは嬉しい、ですけど___」
エリカ「ええ・・・。 夢見てたとはいえ、私たちにそんなステージが務まるのか、ちょっと不安・・・」
お客さん「アミナちゃんとエリカちゃんなら大丈夫!!」
お客さん「そうだぞー!!二人なら乗り越えられる!」
お客さん「私たちもついていくからー!!」
アミナ「みんな・・・・・・」
エリカ「・・・そう、よね! 私たちはみんなに笑顔と元気を与えるアイドルだもの!」
キリサ「うんうん!じゃ、決まったかな?」
アミナ「はい!」
エリカ「私たちエリアミ・ガールは___」
「ライブホールステージに参加します!」
  イエーイ!!!!!!!!!!!
アミナ(・・・本当に、夢じゃないんだね!!)
アミナ(あたしたちの、願いが叶うんだ・・・!)
エラカトラ(・・・よかったね、二人とも!)
エラカトラ「・・・ワタシも、とっても嬉しいな」
キリサ「みんなも、ぜひ見に来てねー!!」
キリサ「ライブは二週間後の日曜日。 場所は青空図書館の横にあるライブハウス!」
アミナ「あたしたちの初屋内ステージライブ、楽しみにしててねっ!」
エリカ「最高のステージを期待してほしいわ!」
  イエーイ!!!!
アミナ「それじゃ、みんな」
「またねー!!!」
  イエーイ!!!!!

〇公園のベンチ
  公園のステージ横
アミナ「・・・本当にありがとうございます、キリサさん!」
エリカ「ええ、もっと大変だと思っていたけれど、本当に、私たちの『いつものステージ』を披露するだけだったのね・・・!」
キリサ「___そのことなのだけれど・・・ 実は、お客さん用にああ言っただけで___」
アミナ「・・・どうか、したんですか?」
キリサ「・・・いえ、ライブ前のあなたたちに言うことでもないし、気にしないで」
エリカ「私たちのことなんて気にせず、言ってください・・・!」
アミナ「そうです! 打ち明けてほしいです・・・」
キリサ「二人とも・・・」
キリサ「・・・実は、二人は急遽参加が決まったグループだったの」
アミナ「緊急・・・?」
キリサ「ええ・・・。 本当は『エレメンターズ』っていうアイドルグループが参加予定だったんだけど__」
???「___海外のライブに急きょ誘われちゃったんだよね・・・」
アミナ「___!この人は・・・!」

次のエピソード:第六話 アイドルに必要なもの!

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