超越戦記エフェクター

オカリ

第2話(後編)「超越!エフェクトバトル!!」(脚本)

超越戦記エフェクター

オカリ

今すぐ読む

超越戦記エフェクター
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇黒背景
  ・・・う
  ──おーい
  ──おーい!
  しっかりしろー!
  ・・うぐ
  起きろー!
  いつまで寝てんだ・・・
  ・・よっ!
  うわっ!?
  お!気がついたな!

〇池のほとり
  ここは・・池のある公園?
  ボクは・・気を失ってたのか
壱天 光星「よし!起きたな!!」
  ・・・
  ・・・ああ、そうか
大禅師ジャック「──ボクは負けたんだな」
壱天 光星「なかなか起きないから ちょっと焦ったぜ!」
壱天 光星「エフェクトで殴ったから 体に傷はないけど・・・」
壱天 光星「お前、ひっくり返ったからな! 頭打ったか心配したんだぞ?」
大禅師ジャック「・・・」
壱天 光星「な、なんだよ! 文句あんのか!?」
壱天 光星「言っとくけどな! 文句あるのはオレの方で・・」
大禅師ジャック「ボクは今まで数千人の エフェクター達と戦ってきた・・」
大禅師ジャック「その中でボクを打ち負かした相手は 4人しかいない」
大禅師ジャック「・・今日で5人目ができるとは 思わなかったな」
壱天 光星「なんだそれ? 訳わかんねーぞ?」
大禅師ジャック「キミの実力を認めると 言っているんだよ」
大禅師ジャック「改めてボクの非礼を詫びよう 壱天光星くん」
大禅師ジャック「キミは期待ハズレじゃない 期待通り、いや・・・」
大禅師ジャック「期待以上のエフェクターだよ!」
壱天 光星「だーかーらー! さっきから何言ってんだお前!」
壱天 光星「そうじゃないだろ!」
大禅師ジャック「・・・? 何が気に入らないんだい?」
大禅師ジャック「ボクが他人を認めることなんて 滅多にないんだよ」
大禅師ジャック「ましてやボクの謝罪は貴重だぞ?」
大禅師ジャック「自慢じゃないが、ボクは両親と妹と・・ あと、じいやにしか謝ったことがない」
壱天 光星「・・それはホントに自慢になんねぇぞ? どんだけ頑固なんだお前」
壱天 光星「ってそうじゃなくて! さっきから違うんだよ!」
大禅師ジャック「なにが違うんだい?」
壱天 光星「謝る相手だ!オレじゃねえだろ!!」
壱天 光星「もういいぞ! 仁太!出て来いよ!」
野朗 仁太「う、うん・・」
壱天 光星「よし!じゃあ約束通り・・」
壱天 光星「大禅師ジャック! 仁太をバカにしたこと・・ キッチリ謝れよな!」
壱天 光星「謝るまで絶対逃さないぜ!」
大禅師ジャック「・・・」
大禅師ジャック(なぜここまで躍起になるのか 理解に苦しむが・・)
大禅師ジャック(ただ、そうだな ボクは負けたんだ)
大禅師ジャック(光星くんにあってボクにないもの ・・それが敗因かもしれない)
大禅師ジャック「・・・一応言っておくが」
大禅師ジャック「ボクは自分の考えが 間違いだと思ってはいない!」
大禅師ジャック「キミはエフェクトの使い方も! キャラ設置、アイテムの選択すら!」
大禅師ジャック「全て、全てが雑だった! 説得力に欠けている!」
大禅師ジャック「見ててイラつくほどに 低レベルなエフェクトバトルだったよ!」
野朗 仁太「う、うひぃ〜〜!」
大禅師ジャック「ただ・・・うん・・・」
大禅師ジャック「「センスゼロ」とか 「幼稚園からやり直した方が良い」とか」
大禅師ジャック「言い方が悪かったのは・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・認めるよ」
大禅師ジャック「・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ごめん」
壱天 光星(お!ちゃんと謝ったぜ!)
壱天 光星(しっかしホントに 頑固なヤツだなー!)
壱天 光星「仁太!これでいいか?」
壱天 光星「この際だ!納得するまでガンガン 謝らせてもいいと思うぜ!」
野朗 仁太「う〜ん、そうだな」
野朗 仁太「確かに、オイラ納得してねえぞ!」
大禅師ジャック「なんだと!? このボクが謝ったのにか!?」
野朗 仁太「いんや、謝るとか謝らないとかは オイラもういいんだ」
野朗 仁太「少しビックリしたけど、オイラが へたっぴなのはその通りだし!」
野朗 仁太「謝るのはもういいからさ! その代わりオイラに教えてくれよ!」
野朗 仁太「エフェクトバトルのやり方を! オイラも強くなりたいんだ!」
大禅師ジャック「・・・」
大禅師ジャック「・・なるほど、確かに 初心者を導くのも格上の務めか」
大禅師ジャック「いいだろう、仁太くん! キミにボクのエフェクト捌きを 教えてやろうじゃないか!」
大禅師ジャック「そうと決まれば早速実戦だ! ボクについて来い!」
野朗 仁太「よーし! オイラも頑張るぞ〜!!」
壱天 光星「あ、おい!」
壱天 光星「ええええ!? オレが置いてかれるのかよ!!」
壱天 光星「ちょっと待てよ!」

〇池のほとり
壱天 光星「おーい!待てよお前らぁ〜!」
「オレも混ぜろよ〜!!」
???「・・・」
???「アレが・・壱天光星 自己強化型のエフェクター」
???「あの方と同じ香りがする・・・?」
???「・・ううん 壱天光星の香りはまだ弱い」
???「壱天光星はまだ『ふさわしくない』」
???「・・・たぶん」
クロサビ「にゃー」
???「あ、ごめんね もう時間か」
???「行こっかクロサビ あの方に報告しなきゃ」
クロサビ「にゃ!」

〇池のほとり
  ──かくして
  若き少年エフェクターによる
  エフェクトバトルは
  友を思う光星の勝利で
  幕を閉じた
  ──だが、これは序章に過ぎない
  まだ見ぬ強敵エフェクターとの
  エフェクトバトルが待っている
  少年たちのエフェクトバトルは
  ──始まったばかりなのだ!!
壱天 光星「行くぜ!タップギア起動!」
壱天 光星「エフェクトセット!」
壱天 光星「カテゴリ画面効果より 「ホワイトアウト」を・・」
壱天 光星「エフェクト・・オン!!」

次のエピソード:第3話(前編)「恐怖!タップギア狩りのオッチャン!」

コメント

  • あの日曜朝にやっている意味のわからない戦隊ヒーロー枠にすげ替えて、このエフェクターが入って欲しいぜ!
    かくしてーからの台詞が決まりすぎて脳内でボイスがなって正直ビビったぜ!
    口調もつられるぜ!ちくしょう!

  • 今日の敵は明日の友的な展開で王道少年漫画のようでとても面白いです!
    エフェクトどう見ても物理ぽいけどダメージないなら無問題ですね。
    何気に色々エフェクトの参考にもなりそうな予感がします。

  • 次回予告、キャラクターが最後3人とも出て来てしてくれるの、カーテンコールみたいで嬉しかったです!
    この、話、面白いです!ジャックの家族が気になります!

コメントをもっと見る(5件)

成分キーワード

ページTOPへ