第14話『本当の勝者』(脚本)
〇魔界
魔女「ついにこの姿を見せる時が来たとは」
ユーリ「お前が魔女の正体」
魔女「その通り」
魔女「私は世界を混乱に陥れ 人間たちを恐怖のどん底に陥れることを 喜びとしている」
ユーリ「そのために、異世界から多くの人間を 転移させて世界中を混乱させてるのか」
魔女「その通り」
シャルティア「そんなこと許されない!」
ユーリ「でやーーー!!」
魔女「まあ、落ち着け」
ユーリ「受け止められた!?」
魔女「動くな」
シャルティア「体が動かない」
ユーリ「なんだ、この術は!」
魔女「もう私を誰も止めることなんて出来ない」
魔女「異世界人を使った混乱など 回りくどいやり方は辞めだ」
魔女「異世界転移者など比較にならぬ もっと恐ろしいものを見せてやろう」
「何だって!?」
〇空
S級モンスター「#w'6なaw」
〇魔界
上杉「あれは、S級モンスター」
上杉「S級って一体で街を 壊滅できるレベルじゃない」
上杉「討伐には軍隊が必要」
伊藤「ヤバいじゃないですか!」
伊藤「あれはその辺にいたモンスターとは 桁違いの力を持っているのは 私にも分かります」
魔女「あの魔物は異世界から召喚した」
魔女「異世界の魔物は実に面白い」
魔女「人の怒り、憎悪、嫉妬、悲しみ そんな感情によって力を強めている」
魔女「あと妖怪や呪いと言われているそうだな」
上杉「まさか、こんなものを 呼び出すこともできたなんて」
魔女「最初から回りくどいことをせず」
魔女「こうしておけば良かった」
魔女「では、手始めにお前たちに 馴染み深い場所から襲わせることにしよう」
シャルティア「まさか、その場所って」
魔女「ラーヒユ村」
ユーリ「そ、そんな!」
「ラーヒユ村?」
「・・・・・・」
〇空
S級モンスター「m@2たはg」
〇原っぱ
S級モンスター「/.jd5あm33」
〇西洋の街並み
村人B「村長、最近平和ですな」
村長「全くその通り」
村人A「以前異世界人が襲撃して以来 何もありませんな」
村人B「まあ、あれは全く手応えがなかったけどな」
村長「戦いでどうにかなるなら問題ない」
村人A「村長、何やら急激な速度で この村に接近しているものが見えます」
村人B「何だと」
村長「嫌なか予感がするぞ」
村長「村中に知らせよ!」
村長「村に近づけるな!」
〇西洋の街並み
〇魔界
魔女「さて、どうなることか」
魔女「今からでは軍隊も間に合わない」
魔女「村が焼き払われる様子を 見ているがいい」
魔女「お前たち、さっきから反応薄くないか?」
魔女「お前たちと友好的な村のはずだろう」
ユーリ「いや、何か不思議と 不安な感じがしないんだな」
シャルティア「うん」
魔女「お前ら、少しは心配するとか 人間の血が流れてないのか」
魔女「これから大勢の人間が死ぬんだぞ」
〇美しい草原
村長「来るぞ!」
村人A「承知!」
S級モンスター「d@76やふ!、」
〇魔界
魔女「終わったな」
魔女「今の術は数百人を葬れる威力だ」
〇美しい草原
S級モンスター「ぬdv2/n(.」
「それで勝ったつもりか?」
村長「舐められたものだ」
村人A「これしきの術で我々を 傷つけられるとでも?」
〇魔界
魔女「はっ!?」
ユーリ「やっぱ生きてたか」
シャルティア「そんな気してた」
魔女「あいつら、本当にただの村人か!?」
〇美しい草原
村長「もしかしたら魔女から襲撃が あるかもしれないと ユーリ様から連絡をいただいておった」
村人A「さすが、ユーリ様」
村長「そして、全ての元凶らしいな」
村人A「ならば、遠慮する必要なし」
村長「我々を苦しめた魔女の敵ならば」
村人A「全力を尽くして倒して見せよう」
村人B「積年の恨みを晴らしてやる」
村長「許さんぞ! 決して許さんぞ! 穀潰し達の責任を取ってもらうぞ!」
村人B「あのタダ飯食いのために我々が どれだけ苦労したと思ってるんだ! 我々の怒りをとくと味わえ!」
村人A「貴様達さえいなければ 我々の村は平穏だったのだ! 災いの代償は払ってもらうぞ!」
S級モンスター「くをせgw'9=「#-]な」
村長「たわいもない」
村人A「あの穀潰し共に比べれば何ともない」
村人B「肉体言語で語るのであれば容易いこと」
村長「さあ、戻ろうか」
「はい」
〇魔界
魔女「まさか、そんなバカな」
魔女「S級モンスターだぞ!?」
魔女「ただの辺境の村人にやられるなんて」
魔女「何なんだ、あの力の要因は」
↑ ↑ ↑
力の要因
(村の人たちに本気で嫌われてたんだ)
シャルティア「S級モンスターを たった3人で倒すなんてすごい」
ユーリ「軍隊でも数百人いないと無理だぞ」
魔女「馬鹿げてる」
魔女「どこまでも、人をバカにしやがって」
魔女「私はただ・・・・・・」
ユーリ「とにかくだ、魔女、勝負しろ」
シャルティア「いつの間にか術が解けてる」
ユーリ「どうやら、あのモンスターを 召喚したことで魔力を消耗したようだな」
魔女「もうどうでも良くなった」
魔女「貴様ら全員生きては返さない」
魔女「いくぞ」
魔女「貴様達ぐらい相手できる力は 残っているからな」
ユーリ「いくぞ!」
魔女「そんな攻撃では私は倒せん」
シャルティア「これならどう?」
シャルティア「効かない」
魔女「では、次は私の番だ」
ユーリ「くっ!」
シャルティア「なんて威力なの!?」
ユーリ「ちょっとばっかし、やばいかもしれないな」
魔女「これが実力の差だ」
魔女「何だ!?」
伊藤 「大丈夫ですか!? お姉様! シャルさん!」
ユーリ「伊藤さん」
伊藤 「”4人”で力を合わせれば まだ分かりません!」
魔女「ちっ、異世界の小娘だと思って油断した」
魔女「くっ! またか!」
上杉「私も忘れんじゃないわよ!」
魔女「ちっ お前もか」
上杉「ユーリとシャルだけに負担をさせないわ」
上杉「”4人”が力を合わせれば、どうにかなるわ」
ユーリ「そうだな、”4人”でやるぞ!」
シャルティア「あ、そ、そうだね」
魔女「”4人”が相手だろうと本気を出すまでだ」
↑ ↑ ↑
自分たちが戦力に
数えられてないことに複雑な顔
魔女「さあ、全員まとめて消し炭になれ!」
ユーリ「おりゃああ!」
魔女「掻き消しやがったな」
シャルティア「今度は私!」
魔女「そんなものが効くか!」
伊藤 「てやーーー!」
魔女「無駄なことを!」
エスティーナ「くらえええ!」
魔女「そんな力で私に勝てるとでも?」
エスティーナ「全て塞がれる」
ユーリ「やはり、一筋縄ではいかないか」
魔女「これが実力の差だ」
エスティーナ「このままじゃ、勝てない」
「待て」
魔女「誰だ?」
「誰?」
〇荒地
「待て!」
「誰だ!」
異世界人A「この国の兵士か!?」
「・・・・・・誰?」
〇魔界
「そういえば、いたな」
ケン三郎「話は聞かせてもらった」
ケン三郎「魔女よ 貴様の悪事見逃すわけにはいかない」
魔女「笑わせる」
魔女「やれるものならやってみろ」
ケン三郎「ならば、お見せしよう 我が銀河拳法を!」
ケン三郎「ドリャドリャドリャ!」
魔女「効かぬ!」
魔女「だから、言っているだろ 効かぬと」
魔女「ぬっ!?」
魔女「バカな!?」
ケン三郎「ドリャドリャドリャ!」
魔女「バカな、こんなよく分からないやつに 私の障壁を破られるなんて」
ケン三郎「さあ、そこのお嬢さん! 止めをさせ!」
ユーリ「あ、はい」
ユーリ(俺がやらなくてもいい気がする)
ユーリ「とにかく、食らえ!」
ケン三郎「どうやら、勝負あったようだな」
ユーリ「あ、はい」
ケン三郎「では、また会おう」
ユーリ「ありがとうございました」
ユーリ「結局あの人何なんだよ」
シャルティア「ユーリ、魔女は倒せたみたいだね」
ユーリ「ああ」
ユーリ「また立ち上がった!?」
シャルティア「大変!」
魔女「安心しろ」
魔女「私に抵抗する力は残ってない」
ユーリ「つまり?」
魔女「納得いかんが私の負けだ」
魔女「殺せ」
ユーリ「お前のやった罪の重さを考えれば それが妥当か」
シャルティア「ユーリ、本気?」
エスティーナ「ちょっと待った!」
ユーリ「上杉さん?」
ユーリ「どうしたんだ?」
エスティーナ「魔女、あんたに聞きたいことあるの」
魔女「なんだ?」
エスティーナ「あんたの過去よ」
魔女「私の過去だと?」
エスティーナ「あんたはやけに世界を恨んでいた 私もその気持ちがすごい理解出来る」
エスティーナ「理由あるんでしょ?」
魔女「理由か」
魔女「そんなことを聞いてくれる人間が 今までいたことなかったな」
魔女「いいだろう 教えてやろう」
〇魔界
次回予告
激闘の末、魔女との戦いに勝利した
ユーリとオタクたち
世界を混乱に陥れようとした
魔女の過去が明かされる
そして、ついにオタク達は
ある決意をするのだった
最終話
新たなる旅立ち!
さらば、オタクたち!また会う日まで!