叫んじゃうほど愛おしい

無知の無知

エピソード36 「学校生活、再開っ!!」(脚本)

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〇教室
東条 風(とうじょう ふう)「うわぁぁぁぁああああ!!!!!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、どうしたの? 宿題、忘れた? テスト勉強してない?」
東条 風(とうじょう ふう)「えぇ、私の信頼度・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「違うよ、宿題とテスト勉強はやってるけど、園から借りてた参考書を持ってくるの忘れちゃって・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「なんだ、そんなこと。そんなの、明日持ってくればいいじゃん」
東条 風(とうじょう ふう)「でも、今日提出するプリントが挟んであって・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あぁ、そっか。それは・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「園のプリント・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「最ッ低」
東条 風(とうじょう ふう)「うぁうぁうぁ・・・」
西條 園(さいじょう その)「風、ひさびさー! おはよーっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、園! 違う、違うのっ!! 悪気は無かったんだけど、記憶力が無くて・・・」
西條 園(さいじょう その)「あ、私の貸した本を忘れちゃって、その本に私のプリントが挟まっていたとか?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「凄い、完璧っ!」
東条 風(とうじょう ふう)「園、ごめん・・・」
西條 園(さいじょう その)「全然、大丈夫! そらからプリント借りて、印刷したから!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、じゃあ良かったね」
東条 風(とうじょう ふう)「良かったぁ、ホッとしたぁ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「園、ごめんね。明日、ちゃんと持ってくるから」
西條 園(さいじょう その)「うん!」
北原 そら(きたはら そら)「どこかで誰かが私を呼んでいる」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ここで、私達が名前を言ったけど」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「そら、園にプリントを貸したんでしょ? いくらで貸したの?」
北原 そら(きたはら そら)「プリント代、500円。 印刷代、500円」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「千円っ!? たっか!!」
西條 園(さいじょう その)「高かったぁ、別にいいけど」
東条 風(とうじょう ふう)「園、私が半分出すからっ!!」

〇教室
長沼 美沙(ながぬま みさ)「どうも~、写真を届けに来たのだ~」
西條 園(さいじょう その)「あれ、美沙ちゃん」
東条 風(とうじょう ふう)「写真? 美沙とは遊んでないけど・・・」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「誘われなくても写真は撮る、それが私なんだよね~」

〇足湯

〇教室
東条 風(とうじょう ふう)「え、この前の温泉の写真っ!?」
西條 園(さいじょう その)「いつの間に来てたんだぁ・・・」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「私は、どこにでも行くからね~」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ねぇ、他にも写真ある? 見てみたーい!」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「いいよ~、クリスマスも、お正月も、あるよ~!」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「クラス全員分の~」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「それは、怖いなぁ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「なぁ、美沙やい」
北原 そら(きたはら そら)「足湯の写真があるなら、その後の温泉写真もあるのか・・・?」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「そらちゃん、お目が高いねぇ。もちろん、全員分、バッチリ撮れてるよ」
北原 そら(きたはら そら)「そいつを利用して、儲けないか。そこの二人に売れば、がっぽがっぽ」
長沼 美沙(ながぬま みさ)「もちろん、そのつもり~!」
東条 風(とうじょう ふう)「え、え?」
西條 園(さいじょう その)「何・・・?」

〇更衣室
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「うぅ、休みたーい・・・」
夏海 涼花(なつみ すずか)「わかる~、今日の部活、寝ちゃおうよ~」
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「そうしよっか~」
東条 風(とうじょう ふう)「いいですね、今日はほどほどに遊び感覚でやっちゃいますか」
南沢 香(みなみさわ かおり)「練習控えめで、試合しちゃいますか?」
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「二人とも、何を言ってるの!? 来年から先輩になるんだから、そんな甘えたこと言わないっ!」
夏海 涼花(なつみ すずか)「そうだそうだ~」
東条 風(とうじょう ふう)「え、さっきと言ってること違うっ!」
南沢 香(みなみさわ かおり)「最高学年の先輩の理不尽っ!」
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「冗談冗談、今日はリハビリってことで、試合メインでやろっか」
夏海 涼花(なつみ すずか)「いぇーい」
東条 風(とうじょう ふう)「やったー!」
南沢 香(みなみさわ かおり)「流石、百合先輩っ!」
高ノ宮 百合(たかのみや ゆり)「あ~でも、本気を出して欲しいから、負けた方は1つ、惚気話をすること!」
夏海 涼花(なつみ すずか)「なっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「ま、負けられないじゃんっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり)(百合先輩、涼花先輩との惚気があるはずなのに・・・)
南沢 香(みなみさわ かおり)(自分もダメージを食らうはずなのに、やるなぁ・・・)

〇学校脇の道
北原 そら(きたはら そら)「最近思ったのだが」
西條 園(さいじょう その)「なに?」
北原 そら(きたはら そら)「お主、最近あまり計算高く無いなぁと思って。前までは作戦がどうとか言ってたが」
西條 園(さいじょう その)「確かに、そうかも。風とはだいぶ仲良くなったから、計算とかいらなくなったのかな」
西條 園(さいじょう その)「今では、なんとなく風の考えることも分かるようになってきちゃって」
北原 そら(きたはら そら)「そうか、進歩というやつか」
西條 園(さいじょう その)「ただ、ここからの現状維持、欲を言えば更に仲良くなる、これが難しくてねぇ・・・」
西條 園(さいじょう その)「今、研究中だから!!」
北原 そら(きたはら そら)「十分、計算高いじゃあないか!」
西條 園(さいじょう その)「でも、前よりも落ち着いて話せるようになったし、今はドキドキよりも安心って感じがしちゃって」
西條 園(さいじょう その)「もう、前みたいに騒ぐことも無いね!」
北原 そら(きたはら そら)「そうかそうか」
北原 そら(きたはら そら)(・・・そうか?)

〇おしゃれなリビングダイニング
園ママ「ただいま〜。ごめんね、遅くなっちゃって」
「園「キャァァァァああああ!!!!!!!!」」
「園「久々の風だったぁぁああああ!!!!!!!!」」
園ママ(ふふっ、久々の学校、楽しんじゃって)

〇木造の一人部屋
東条 風(とうじょう ふう)「うわぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
東条 風(とうじょう ふう)「めっちゃ惚気話させられたぁぁぁぁ!!!!!!!!」
風弟「相変わらず、うるせぇ・・・」
  エピソード36
  「学校生活、再開っ!!」
  ~ 完 ~

〇教室
北原 そら(きたはら そら)「久しぶりの学校・・・」
北原 そら(きたはら そら)「久しぶりの振り返りだっ!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ちょっと前に振り返ってたけど!」
北原 そら(きたはら そら)「ミュージック、スタートっ!!」

〇教室
南沢 香(みなみさわ かおり) 「「叫んじゃうほど愛おしい」 振り返りしまーす!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「学校が始まりました!」
北原 そら(きたはら そら)「休みの終わりだ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「久しぶりの学校は力が出なくて・・・」
北原 そら(きたはら そら)「力が出たこと無いがな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「でも、みんなと会うのはちょっと楽しい!」
北原 そら(きたはら そら)「少しだけな、少しだけな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「改めて、これからよろしくね!」
北原 そら(きたはら そら)「まぁ、よろしく」
北原 そら(きたはら そら)「あと二か月強でクラスも変わるしな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あぁ、そっかぁ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「まぁ、まだ気にする時期じゃないだろう」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「そ、そうだよね!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「次回、「進むべき道はっ!?」」
北原 そら(きたはら そら)「乞うご期待」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・・・・」
北原 そら(きたはら そら)「・・・・・・」
北原 そら(きたはら そら)「まぁ、その二か月にテストなんかもあるが」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うわぁ、聞きたくなかったぁ」

次のエピソード:エピソード37 「進むべき道はっ!?」

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