わたくし前世を思い出しましたわ!! (脚本)
〇立派な洋館
転生した先は侯爵令嬢
だったみたいです!
『わたくし前世を思い出しましたわ!! 』
アルベルト侯爵家邸宅
〇要塞の廊下
〇洋館の階段
〇綺麗な部屋
シェイン・アルベルト「カレン⋯」
ん?誰?
すごく体もだるいし頭も痛いから起こさないでほしい⋯
シェイン・アルベルト「カレン大丈夫?」
目を開けるとブルーの髪と瞳の美少年が⋯いえ私のお兄様がいた⋯。
お兄様は私の2歳上なので9歳です
カレン・アルベルト「お兄様、私どうしたんですの?」
シェイン・アルベルト「風邪で高熱が出てから4日も目を覚まさないから心配したよカレン」
カレン・アルベルト「4日も?お兄様ご心配かけてごめんなさい」
シェイン・アルベルト「心配するのは当たり前だろう?カレンは私の可愛いプリンセスなんだから」
っっ!!
恥ずかしいセリフを満面の笑みで言うお兄様が怖いです
カレン・アルベルト「それは・・・ありがとうございます」
シェイン・アルベルト「カレンの体も本調子じゃないから、この辺にしとく。私は部屋に戻るけどなにかあったら言うんだよ?カレンわかった?」
カレン・アルベルト「ええ、お兄様」
そしてお兄様はご自分のお部屋に戻られた
相変わらずお兄様は私に甘い。
甘すぎてアイスクリームみたいに溶けてしまいそう⋯。
私どうしたらいいのかしら?
目が覚めると同時に頭の中に沢山の記憶が流れてきましたの。
これって前世の記憶なのかしら?
前世の私は田中華蓮
あら?カレンと言う名前は変わらなかったみたいね⋯。
おっと話がずれた
日本と言う国のOLで23歳で交通事故で死亡したみたいですわ。
恋人もいなかったようで⋯前世の私可哀想すぎます!!
って私前世の喋り方に戻ってるし
なぜ突然前世を思い出したのかしら?
思い出した所でどうにかなるもんでもないと思うんだけど
うーん⋯どうしようかと悩んでいるとふと鏡が目に映る
うわぁ~可愛い女の子だわ♪
⋯ってちょっと待て、私は今鏡の前にいて鏡を見ている⋯って事は鏡に映っている可愛い女の子は私?⋯えーっ!!
カレンの容姿は髪は腰辺りまであり緩やかウエーブでとても綺麗な髪で前世の私とは似ても似つかない程に愛らしい姿なのである
そう言えばお兄様も美少年だから妹の私ももれなく可愛い感じなのね⋯
メル・アイリス「お嬢様!!」
ん?お嬢様とは誰のこと?って私か!!
専属侍女のメル・アイリスが心配そうな顔をして私を見ていた
カレン・アルベルト「メルごめんね。メルにも心配かけたよね?」
メル・アイリス「お嬢様どうされたのです?いつものお嬢様の喋り方と違うように思うのですが⋯」
カレン・アルベルト「高熱で何日も寝ていたからかも知れませんわ。長い夢を見ていましたもの」
メル・アイリス「お嬢様失礼しました。お目覚めになられてからお時間も経っていませんものね。配慮がなく申し訳ありませんでした」
カレン・アルベルト「いいのよメル。それよりお父様とお母様はどうしてるのかしら?」
メル・アイリス「旦那様はお仕事されてます。奥様はお休みになられてます。旦那様も奥様もお嬢様のこと心配されてましたよ」
お父様もお母様も娘は私1人のせいか基本的に私に甘いのだ
だから4日も目覚めなかった私は2人にすごく心配かけたことだろう
カレン・アルベルト「そうよね⋯。あなたもお部屋に戻って休みなさい。メルの出勤時間はとうに終わっているのだから」
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可愛いカレンでお兄様、メルやリードがどんな風に物語を繰り広げるのか、とっても楽しみです♪
可愛い容姿に素敵な甘いお兄様に、これからカレンお嬢様として生きるのが楽しみですね♪私も生まれ変わったときにカレンお嬢様のようになっていたらどんなに楽しいだろうと想像して楽しくなりました♪
とてもおもしろかったです。他人の人格で生きるって大変そうです。その大変さもとてもよくつたわってきて、展開がとても楽しかったです。