〇学校の部室
せんせー「唐突で悪いのだけど、 「春日局」という女性の話をしてもいい？」
ぶちょー「春日局・・・家光の乳母だった人ですよね」
せんせー「そう、その通り 家光公のことを、乳飲み子の頃から ずっとお世話し続けた人なのよ」
せんせー「家光公がオトナになっても お世話を続けていた春日局はね、」
せんせー「ある日、家光公に跡継ぎがいないことを 不安に感じ出すのよ」
ぶちょー「でも、家光は貴族出身の奥方には 一切目もくれず・・・」
るる「男の子との爛れたプレイに溺れる日々」
せんせー「そう、だから春日局は 家光公でもイケる女性を見出そうと」
せんせー「全国から選りすぐりの美女を 江戸に集めたとされているわ」
るる「でも、男のカラダのほうがイイんですよね」
せんせー「そう、家光公はそんな美女たちにも 一切見向きもせず、」
せんせー「相も変わらず男色に耽る日々でね」
ぶちょー「「全国の選りすぐりの美女」でダメなら もう無理ですよね・・・」
せんせー「それでも諦めない春日局は、 ふと思いつくのよ」
せんせー「だったら男子っぽい女の子ならどうだ、と」
ぶちょー「どうしてそんな発想に・・・」
せんせー「そこでキャスティングされたのが、」
せんせー「ボーイッシュでツルペタな美少女」
せんせー「・・・しかも10代前半の子」
るる「おまわりさーん」
せんせー「さらに、念を入れて男装させて、 家光公の側に送り込むのよ」
るる「男装美少女ちゃんだー！」
せんせー「そんな男装美少女ちゃんが目に入った 家光公は、」
せんせー「挨拶がてら男色プレイへと 誘い込んだのだけど・・・」
るる「コカンにアレがついてないー！」
せんせー「・・・となっても 何だかんだでコトに及んだ家光公は」
せんせー「その美少女ちゃんのカラダにも満足して 関係を続けることにしたのよ」
せんせー「こうして、家光公のストライクゾーンを 広げるという春日局の計画は 成功したって訳ね」
ぶちょー「・・・でも、ボーイッシュ限定ですよね」
せんせー「いや、それがそうでもなくてね・・・」
せんせー「家光公は、少しずつ別属性の女性にも 興味を持ち始め、」
せんせー「春日局も、家光公が好みそうな女性を キッチリ集め始めるのよ」
せんせー「尼さん、町娘、妻の侍女、それから・・・」
せんせー「罪人の娘だった呉服屋の看板娘も・・・」
ぶちょー「・・・マニアックすぎませんか」
せんせー「そんな感じで女性との子作りの機会も増え」
せんせー「無事に５男１女に恵まれることになるのよ」
ぶちょー「男色限定から、ずいぶんと子沢山に・・・」
るる「いろんな属性に囲まれるって ハーレムエンド!?」
ぶちょー「変な表現しないっ!!」
せんせー「でも、あながち間違いではないわね」
せんせー「そういった様々なタイプの女性を揃え 体制化したものが「大奥」だから」
せんせー「大奥制度は、この家光公の時代から 始まっているのよ」
ぶちょー「なるほど・・・」
せんせー「でも、大奥って女性限定だったから」
せんせー「家光公からしたら、 美少年も加えてほしかったでしょうね」
せんせー「毎晩毎夜、好みの美少年や美少女を 好き放題に・・・」
ぶちょー「せんせー、変な妄想はストップ!!」

〇学校の部室
るる「せんせー、質問ですっ！」
るる「今回のような話って 歴史の教科書に載せられないんですか？」
るる「こーいうのが載っていたら、 もう少し歴史の勉強をしたくなるのに・・」
ぶちょー「載せられる訳ないじゃない!?」
せんせー「そうね、教科書には刺激が強いかもね」
せんせー「だから、歴史ネタということで 大河ドラマあたりが丁度いいんじゃない？」
せんせー「『最恐ヤンデレ将軍様の 　性嗜好の拡大が止まりません』 ・・・みたいな感じで」
るる「それで、ハーレムエンドですねっ♪」
ぶちょー「・・・国営猥褻放送になりそう」
ぶちょー「ていうか、元々は鏡開きの話だったのに、」
ぶちょー「どうしてここまで脱線するのですか!?」
せんせー「じゃあ、話を戻しましょうか・・・」
るる「ええと、ぶちょーは お正月で何kg太ったのですか？」
せんせー「で、鏡開きで、さらに何kg太る予定なの？」
るる「制服も買い直しですね～」
ぶちょー「・・・やっぱり、話を戻さなくていいです」