エピソード2『そして、わたしはやり直す!』(脚本)
〇見晴らしのいい公園
〜〜翌朝〜〜
公野唯《キミノ ユイ》「ウサギさん、 怖くないから、こっちにおいで」
────信じられません。
公野唯《キミノ ユイ》「なんで、そんなに嫌がるの?」
一介の、オトメとして嫌です。
そして、アナタの尊シに付き合って、
もう50回、地球が壊れました。
公野唯《キミノ ユイ》「じゃあさ、うち、来ない?」
公野唯《キミノ ユイ》「触らないから、 だから、よかったらお友達に!」
男はみんな、そう言うんです。
・・・・・・・・・
けど待て、
2人きり?
・・・『キミノくん』とわたしが?
失礼しました。
ちょっと、鼻が粗相を。
公野唯《キミノ ユイ》「大丈夫? ちょっと見せて!」
また、鼻の奥が粗相を。
『キミノくん』に付いて行ったら、
私、絶対!生きていけない。
公野唯《キミノ ユイ》「どう見ても大丈夫じゃないよ! ごめんね! 連れて行くよ!」
公野唯《キミノ ユイ》「あと、ごめん! 横抱きに持たせてもらうね!」
稲宮ロコ?「そ、そこは、あっ!! へ、変な持ち方しない、で!!」
公野唯《キミノ ユイ》「僕の家じゃなくて、先生のところへ! ごめん、キミ、絶対病気だもん!」
稲宮ロコ?「・・・・・・ご迷惑をおかけします」
公野唯《キミノ ユイ》「は、話した?! キミ、話せるの!?」
稲宮ロコ?「はい。でも、いろいろがぐるぐる回って、」
公野唯《キミノ ユイ》「キミ、お名前は?」
稲宮ロコ?「えと、ろ、ろ、『コロ』です」
アナタの左後ろの席で、
ちょっと、勉強とか頑張ってた奴です。
公野唯《キミノ ユイ》「『コロ』かぁ、いい名前だね!」
公野唯《キミノ ユイ》「それに、体も、こんなにコロコロで、触りがいがあるというか、 ・・・・・・・・・あ、」
カウントダウン、3!
稲宮ロコ?「52回目のあたし、ごめんね! 51回目は迎えが来ました」
・・・・・・2!
公野唯《キミノ ユイ》「ちょ! あと少しで、病院に!」
・・・1!
稲宮ロコ?「最後に、最後にどうか、 彼と話せた事を、誇らしく思わせてぇ!!」
〇白
〇見晴らしのいい公園
〜〜そして、またやり直しました〜〜
公野唯《キミノ ユイ》「いい夕日だね。ウサギさん」
私は知っている。
この夕日を浴びながらのシチュも。
過去に、・・・当然ながら経験してる。
蚊を叩き落としてたら、
「すごいね! キミ!」
って、
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惹かれ合う二人に障壁というか縛りが来ました!これ大切!さすがほしのななかさんです!どうなる!?どうする!?このお話!もう楽しくて仕方ない!続きも絶対に読みます!
ブー❣️
で地球志望‥
🤣🤣🤣ノシ⭐︎⭐︎
あれだけ出血したら、もう死んでるんじゃないだろうか?ww
コロが心配です・・・
ホストクラブに行ったら、売掛金で破産して地獄を見るタイプかな?
彼女の行く先が心配、そして地球が心配。
でもこの先の展開は楽しそうですね‼