エピローグ 姫様の推し事!(脚本)
〇地下室
騎士「ほら、来い!」
アルル姫「ガブ様・・・」
ガブリエル騎士団長「アルル姫・・・ 君には申し訳ないことをした」
ガブリエル騎士団長「魔王側につき、君を監視し、 君に夢を見せ惑わせた。だが──」
ガブリエル騎士団長「──君の応援は、 回りまわって僕を正してくれた」
ガブリエル騎士団長「魔王側についたことは、 悔い改めなければならない」
ガブリエル騎士団長「今は、私がきちんと罪を償い、 また戻って来れるよう 応援してくれるかな?」
アルル姫「・・・はい」
〇城の会議室
ヤコブ隊長「──魔王との交わり、 さらに生まれた魔物との子の隠蔽。 以上が、ボヌール王国の国王の罪だ」
ヤコブ隊長「異議は?」
ボヌール王国 国王「ない」
ヤコブ隊長「ではこれで、罪状を送る」
ボヌール王国 国王「ああ」
ボヌール王国 国王「・・・皆、申し訳なかった」
ボヌール王国 国王「すべては私の心の弱さが招いた事態だ。 私は国王を辞する」
ボヌール王国 国王「今後、ボヌール王国の未来は 息子のレオンに任せる」
レオン王子「父上・・・」
ボヌール王国 国王「それから、その姉であるアルルには、 補佐についてもらいたい」
アルル姫「え・・・?」
ボヌール王国 国王「アルル、ヤコブとの結婚生活もあるが── この子をお願いできるかな?」
アルル姫「──謹んでお受けいたします」
〇空
〇王妃謁見の間
ブレーヴ王国 国王「ここに、ヤコブの騎士団長就任 ならびに、フールの副騎士団長就任 を宣言する」
ブレーヴ王国 国王「それから、例外の入隊となるが──」
ブレーヴ王国 国王「アレクサンドル・ルナールの 騎士団への入団を許可する」
アレク(庭師)「よ、よろしくお願いします!」
〇結婚式場前の広場
アルル姫「でも驚いた アレクが私の専属護衛になるなんて」
ヤコブ隊長「仕方ないだろう。 私も騎士団長になると、 色々と手が回らないこともある」
ヤコブ隊長「アイツの強さは、 私がこの目で見て きちんと実感しているからな」
アルル姫「それに──」
ルーラ(女騎士)「アレク、ほらちゃんとする!」
アレク(庭師)「お、おう・・・」
ルーラ(女騎士)「うん、かっこいい♡」
ヤコブ隊長「──結婚していたら、 アルルには手を出さないだろう」
アルル姫「まさか、あの二人が結婚しちゃうなんてね」
アルル姫「間接的にだけど、 アレクが私のお兄さんだなんて・・・ふふ」
ノア(絵描き)「アレクさん もう少しじっとしていてくださいね!」
ノア(絵描き)「もうすぐ描き上げますから・・・」
ノア(絵描き)「はい、できました!」
ルーラ(女騎士)「どれどれ~?」
ノア(絵描き)「とても素敵な家族ですね!」
アルル姫「私にとっては、もうノアも家族同然よ」
ノア(絵描き)「アルル姫・・・」
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完結から時が経ってしまいましたが、読了致しました!
アルル姫とヤコブが結ばれただけでなく、ルーラとアレクまで。実に微笑ましいですね。
アルルの推しだったガブ様は失墜したものの、未だに姫の推し棚に飾られているのはせめてもの救いですね。
エピローグのキャスト勢揃い。拍手喝采であります。
素敵な作品をありがとうございました!
完結お疲れ様 & おめでとうございます。
朝永さんらしい愛と優しさに溢れた大団円! 気になっていたみんなのその後も今話で拝見でき、最後の最後まで楽しませて頂きました。顔はクールなままのヤコブ隊長ですが、中身はデレデレになってるのも最高でしたね。笑
印象深いシーンは多いですが、ラストの写真が増えていくスチルがとても好きです^^推しはなんぼあっても良いものですね。
遅れ馳せながら、完結おめでとうございます&お疲れ様でした!
見事な大団円を迎えて…… も推しは変わらないんですね😆いや増えているのか。良いことですよね〜 ラストのコレクション(?)が目に見えて増えていくの凄く好きです。そのうち部屋中を埋め尽くして…… はい。私の事です😇失礼しました。笑