妖怪の街

夏目心 KOKORONATSUME

1 不思議な穴(脚本)

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〇野営地
斎藤父「さぁ、着いたぞ!此処が夏目パークだ!」
斎藤優紀「わぁ!すっごく綺麗な所だね!!」
斎藤母「本当それよね!普段街の中で生活してるから、こう言う風景は新鮮に感じるわ!」
斎藤父「久し振りの連休だ。皆思いっ切り楽しんでくれよ」
常磐父「斎藤さん、長時間お疲れ様でした」
斎藤父「常磐さん!こちらこそ!楽しい連休に成りそうですね!」
常磐春香「優紀!宿題終わらせて来た?」
斎藤優紀「勿論終わらせたよ春香。折角皆で遊びに行くんだから、帰って直ぐ終わらせたよ」
  俺は斎藤優紀。家族ぐるみで中の良い常磐家と共にキャンプに来ていた。俺は小学二年で、幼馴染みで同い年の春香が居る。
常磐父「前々から斎藤さん達と一度こんな感じの旅行して見たかったんですよ。不便を掛けてしまいますが、何卒宜しくお願いします」
斎藤父「こちらこそ!さてと母さん、私達男連中は荷物を運んで置くよ。その間にバーベキューの準備を」
斎藤母「勿論よ貴方!子供達はどうしましょうか?」
常磐母「折角此処まで連れて来たんですから、今はこの子達の好きにさせても良いと思いますよ?」
斎藤母「それもそうね。優紀!春香ちゃん!」
常磐春香「おばさん、どうしたんですか?」
斎藤母「パパ達は色々と整理してるから、貴方達は好きに遊んでて!」
斎藤優紀「え?良いの!?」
常磐母「でも、余り遠くや危ない所には行かない様にね?バーベキューが出来る様に成ったら、呼びに行くから!」
常磐春香「ママ!有難う!優紀!鬼ごっこしよう!最初優紀が鬼ね!」
斎藤優紀「あ!春香!勝手に決めるなよ!」
斎藤優紀「でも逃さないからなぁ!!」
斎藤母「あらあら、元気が有り余ってるわね」
常磐母「本当、こうして旅行出来るのも今の内かも知れませんね・・・」
常磐父「おいおい!縁起でも無い事言うなよ!」
常磐母「うふふ!冗談よ!さぁ、早く準備始めましょう!」

〇山の中
斎藤優紀「春香〜!何処行ったんだ?絶対捕まえてやるからなぁ!」
  大人達がバーベキューの準備をしている中、俺達は鬼ごっこをしていた。とは言え春香が先に走り出した事も有り、
  何処に居るのかサッパリ分からなかった。

〇洞窟の入口(看板無し)
常磐春香「はぁ、はぁ・・・此処まで来れば優紀も追い掛けられないかな?」
斎藤優紀「見つけたぞ春香!」
常磐春香「わ!優紀!粘り強いね!」
斎藤優紀「さぁ、観念して鬼に成って貰うからな!」
常磐春香「・・・ふふ!こう成ったら奥の手だね!」
斎藤優紀「奥の手?」
常磐春香「最後の手段!この穴に逃げる!」
斎藤優紀「あぁ!待て春香!危ない所に行くなって母さん達に言われただろ!!」
  鬼ごっこをしてる中で、奇妙な穴を見つけた俺達。鬼ごっこが終わって無い事も有り、春香は穴の中に入ってしまい、
  連れ戻すべく俺も穴の中に入った。

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