エピソード12 天(脚本)
〇豪華な王宮
玉座の間
玉座に深く座る権力者、天廻ノ女神。その玉座には国に起こる問題が次々報告される。
「──王よ」
■■■■「どうした?」
サイフォン「実は・・・」
■■■■「・・・そう、そうなの」
サイフォン「引き続き監視を続けますが如何を?」
■■■■「ええ、お願いするわ」
サイフォン「御意」
■■■■「・・・・・・」
■■■■「何で?」
〇研究施設の一室
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
レムラム「────はい、最後の四肢。切断完了♪」
拘束された影士の四肢、レムラムの持つ丸ノコにより切断(切除)された。
腹は切り開かれ臓器が摘出され空っぽにされる。
麻酔など投与されない、無投与の解剖実験真っ最中。
デニュート「・・・お、再生し始めた。いや、臓器が生え生える?」
シュトレン「わー、すごいです~!!カメラに、記録バッチリです」
影士「な・・・・・・ん・・・」
レムラム「君、ぼぉく達が何んで張らしてきゃっきゃっウフフとぉしてるのかって?」
レムラム「”知りたいからさ”」
レムラム「当に滅んだ生物種の遺伝子、それを有し、女神とぉ国起こししたぁのならぁ」
レムラム「色眼鏡をぶん投げて”知りたくなるんだよ”、ぼぉくの性(さが)は」
レムラム「四肢ホルマリンに、今切除(取った)のと残る臓物は冷凍保存にぃしよう」
レムラム「・・・・・・聞くと、ちみは彼奴様とはどんな関係を築いたのかな?」
レムラム「────まぁ、君を使ってだ。ご本人ならぬ御神柱に問い聞こうじゃまいかぁ」
レムラム「デッニュゥゥゥゥゥゥットゥ、彼の性器。男根(バナナ)と睾丸(キャンディー)を取っちゃおう」
デニュート「量産を視野に」
レムラム「いや、遺伝情報を別のモノに移植してみたい」
レムラム「”龍”(彼奴)らには昔半身に別けられ、その別れた半身で本人の目の前で性的興奮をしちゃったのよ」
レムラム「思い出して殺しちゃうの、嫌なの」
デニュート「では量産はせず、と?了解」
レムラム「丸ノコだと余分なぁぶっぶんも傷付ける」
レムラム「ペンチ持ってこーい!!それとメェスを」
シュトレン「カメラ、スタンバイOK」
レムラム「さぁ、探求だ。探求心というご馳走をむしゃぶりつくそう。骨の髄だけではない、皿に残ったナノミクロのカァスも残さず」
影士「・・・・・・ァ・・・・・・ゥゥ」
・・・・・・助けて、
・・・助けて、
■■■■
レムラム「何事!?」
シュトレン「少々お待ちを!?」
ぶん、と左手を下げると薄緑色の半透明一辺サイズの板が出現。そこから外の視覚情報が入ってくる。
シュトレン「・・・・・・ええっ!?」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)