米一丸(よねいちまる)と箱崎4号踏切の怪

わからん

第1話、歴史回「予兆」(脚本)

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〇線路沿いの道
  私がまだ20代前半の頃、福岡市箱崎でアルバイトをしていた時の話です──
  そのアルバイトの行き帰りの道が
  私は少し苦手でした
  と、言うのも──
  住宅地の間から突如現れる
  血のように真っ赤な屋根のお堂と──
  その側に誰の為か、いつの時代のか分からない石積みの九重の供養塔があったからです
私(20代)(何この空気、この辺苦手‥)
  更に!️
  ある男の幻影に悩まされていたw
  あー!️
坂本龍馬(霊)「ソイツは米一丸(よねいちまる)ぜよ♪」
坂本龍馬(霊)「俺と同じ元祖フェミニストじゃき🎵」
私(20代)「で、出た──ッ」
私(20代)「うら若き乙女の敵!!️」
私(20代)「坂本龍馬!!️(の霊)」
  ※当時の感想です
  (実は嬉しい)
坂本龍馬(霊)「ハァ!?️誰がウチの乙女姉やんなんか襲うがか返り討ちにされるろー!️(呆)」
私(20代)(意味が分かりません・・・)
坂本龍馬(霊)「なんちゃゆうても おまんはワシの妻の生まれ変わ」
私(20代)「わーーッ」
私(20代)「あーあー聞こえない──」
ショパン君(・・・)
ショパン君(かまとと)
  ゲストw
ショパン君(‥何歳だと思ってるんだよ(呆))
  ○十四さ・・(ブーッ)
  時空が歪んどるw

〇黒
  今から838年以上前、平安〜鎌倉初期の文治年間(1185~1189)の話です──
  その人、米一丸は京都住みの武士でした──
  ある日上官の一条殿からとんでもない事を切り出されたのです──
一条殿「汝の妻を我に寄越せ❣️」
米一丸(よねいちまる)「ハァ!?️」
米一丸(よねいちまる)「私の妻を譲れですって!?️」
  当時は妻のやり取りが大っぴらに許された時代でありました──
米一丸(よねいちまる)「お断りします!!️」
米一丸(よねいちまる)「妻の八千代はまだ17歳だ!️幾ら上官の貴方からの命令でもこればっかりは聞けない!️」
  八千代──・・・
八千代「?」
八千代「どうしたの米一丸!?️」
八千代「こんな夜更けに」

〇日本庭園
米一丸(よねいちまる)「や、八千代、今すぐ逃げよう!️」
八千代「え!?️」
米一丸(よねいちまる)「俺は上官を怒らせた!️ もうここには住めない、 やがてここにも追手が来る。 2人で夜逃げするゾ!!️」
米一丸(よねいちまる)「ハイヨー!!️」
米一丸(よねいちまる)「行くゾ!!️」
  そうして京都から遥か遠く
  福岡は博多の近く
  箱崎まで2人は逃げ延びるのですが──

〇海辺
  箱崎の浜辺の近くに来た時、ついに2人共追手に捕まり、斬り殺されてしまいました──
米一丸(よねいちまる)「まだ続くゾ!」
私(20代)「実はこの話は少し怪しい点があります・・・」
私(20代)「それは‥」
私(20代)「抜け忍でもないのに何故京から500kmもある箱崎までわざわざ追いかけられて、そこで斬り殺されたのかと言う点です!️」
米一丸(よねいちまる)「面目ない‥」
私(20代)「白土三平のカムイ外伝かと思ったよw 幾ら何でもこれは無理があるでしょw」
私(20代)「では次の別説に移りたいと思います!️」
米一丸(よねいちまる)「聞いて驚け」
私(20代)「見て笑えっ」
坂本龍馬(霊)「さあて、どっからどんなのが出て来るかなっ♪」

〇山の中
  テイク2別説!
  (こちらの方がスタンダードかも)
「どこやーーッ」
「ソイツ殺しますどー!!️」
米一丸(よねいちまる)「はあッ、はあッ、」
  箱崎の松林
従者「米一丸殿、お怪我はっ!?️」
米一丸(よねいちまる)「安心しろ、浅手だっ」
従者「しかし、我々は何故こんな事に‥」
従者「いきなり抜刀した大勢の男に囲まれて・・・」
従者「物盗りの類いでしょうか!?️」
米一丸(よねいちまる)「一条殿の差し金だ」
従者「え!?️」
米一丸(よねいちまる)「私の妻に一条殿が横恋慕したのだ──」
米一丸(よねいちまる)「それで地元民を使いわざわざ伏せ勢してあった」
米一丸(よねいちまる)「この刀を博多まで取りに行くように 使いに出されたのは──」
米一丸(よねいちまる)「罠だったのだな‥」
従者「罠、ですか──」
米一丸(よねいちまる)「その八千代を、京に置いて来てしまった‥」
米一丸(よねいちまる)「それだけが心残りだ──」
  いたどーッ!!️
米一丸(よねいちまる)「敵は大人数・・・」
従者「もはや我らの助かる道は無い」
従者「ならば・・・」
「突っ込むしか無い」
「わああああー!!️」
  米一丸死亡の知らせを聞いた八千代は自害してしまったそうです──

〇黒
  ところが
  この事件の犠牲者はこれに留まらず更に増え続ける事になるのです!!️😱
  まず米一丸の後を追って自害した
  博多の遊女で愛人、「村雲」
  (エエエェェ!?️)
博多の愛人村雲「米一丸様‥」
博多の愛人村雲「私もお側に参ります・・・」
  次いで米一丸の母──
米一丸の母「米一丸‥」
米一丸の母「母もお前のところへ行く──」
  注、彼女らの最期は文献によってかなり違います(読む度毎回違うって事だよー🤣ノシ⭐︎⭐︎)
私(20代)「何このとんでも伝説💦犠牲者見る度増えてる💦」
私(20代)「その後、付近に疫病が流行り、米一丸と八千代姫の祟りだと人々の噂になった為、」
私(20代)「お堂と供養塔が建てられる事になり」
私(20代)「更に!️」
私(20代)「彼が博多に取りに行かされた刀は後の世に刃傷沙汰を起こし怪刀「米一丸」と呼ばれるようになりました。(現存するのかな!?️)」
私(20代)「そもそも平安の武士だったり永万元年(1165年)または文治年間(1185年~89年)駿河の生まれだったりで一致しませんし」
私(20代)「実は米一丸は存在してなく、毛利輝元が人妻に横恋慕してその旦那をフルボッコにした 事件を鎌倉時代に置き換えただけ説とか、」
私(20代)「お堂の近くの箱崎4号踏切が 通称「米一丸の踏切」 と呼ばれる有名な心霊スポットになったりと、 まだまだ話は続きますが」
私(20代)「続きは次回の講釈で!️」
私(20代)「第2話に続く!️」
  追信
  これ書いてた夜中2時半過ぎ
  落雷も無くブレーカーも落ちて無いのに
  家いきなりの停電!️まっ暗!️マジビビりましたw
  Wi-Fi切れて5Gになっとるw🤣ノシ⭐︎⭐︎
私(20代)「偶然にしても凄いゾ、米一丸!!️」
私(20代)「最後に美味しいネタをありがとうっ!!️」
  第2話「米一丸の踏切」に続く──

次のエピソード:第2話、オカルト回「米一丸の踏切」

コメント

  • おお〜!新たな歴史ものが!嬉しい😆💕
    勉強不足で全く存じあげなかったのですが米一丸さん、こんなに説が違う人なのか…(存在しなかったかもというのも面白い!)ホラーも好きだし、今訳あってクラシックを勉強中なのでショパン君のゲスト出演も楽しみです🤭💕

  • これはイイですね!大好きなストーリー設定です✨
    米一丸伝説は、昔、一度耳に(or目に)したことがありましたが、この解説は興味をそそられます👍
    これがどのように実体験と結びついていくのか、ワクワクですっ😊

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