召喚されたこの異世界で

LOIS

エピソード3(脚本)

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〇可愛らしいホテルの一室
晴旭 雷「ああ、よく寝た」
晴旭 雷「あのメイドの子が来る前に用意をしないと」
晴旭 雷「顔を洗ってこよう」
晴旭 雷「ふう、さっぱりした」
  コンコン、、、
  失礼します
メイド「おはようございます」
メイド「用意はできましたか?」
晴旭 雷「うん!」
晴旭 雷「それで、今から何処に行くの?」
メイド「今から、中庭へ行きます」
晴旭 雷「中庭?」
メイド「中庭が一番広いので、剣も魔術も練習しやすいんです」
晴旭 雷「そうなんだ」
メイド「さあ、行きましょう」

〇荒れた競技場
晴旭 雷「わあ、すっごく大きいね」
メイド「ええ、ここは国の中でも二番目に大きい領土があることで有名ですから」
晴旭 雷「え、そうなの?!」
メイド「はい」
???「おい、お前!何をやっているんだ!!」
騎兵隊隊長「半血のしかもメイドの分際で、われら、人間に舐めた口を!」
晴旭 雷「え?」
メイド「、、、、、」
騎兵隊隊長「おい!なにか言うことはないのか!!」
メイド「、、、申し訳ございません」
騎兵隊隊長「ふん!!」
晴旭 雷「ちょっと、大丈夫?」
メイド「ええ、いつものことですので」
晴旭 雷「いつも、、?」
メイド「魔神族は、人間に迫害される」
メイド「当たり前のことです」
メイド「もう、慣れましたから」
晴旭 雷「っ、、、、」
晴旭 雷「でも、それは間違っている」
メイド「、、、」
メイド「さ、はやく行ってください」
晴旭 雷「大丈夫?」
メイド「ええ、私は平気ですから」
晴旭 雷「、、、、、、、、、、、」
晴旭 雷「じゃあ、行ってくるね」
メイド「、、、、、」
メイド「あのひとは、なにか、ちがうのかも、、、、」
メイド「少しだけ、助けてあげましょうか」

〇荒れた競技場
神官「皆さん、揃いましたね?」
神官「では、これから魔法と剣を教えましょう」
神官「隊長、前へ」
神官「彼が剣を教えてくれる」
騎兵隊隊長「皆さん、こんにちは」
騎兵隊隊長「私は騎兵隊隊長だ」
騎兵隊隊長「よろしく頼む」
神官「では、魔法を習いたいものはこちらへ」
騎兵隊隊長「剣を習いたいものは此方へ」
晴旭 雷「あの人が、、、」
晴旭 雷「私は、魔法を習いに行こっと」
「では、皆さん」
「体の体温を意識して、、、」
「想像してください より鮮明に、より詳しく想像すると良いですね」
晴旭 雷「想像、、、か」
晴旭 雷「弾ける、、速い、、雷、、、」
晴旭 雷「わわっ!」
晴旭 雷「や、火傷するところだった」
晴旭 雷「もうちょっと安全そうなのをやってみよう」
晴旭 雷「うわあ!!」
晴旭 雷「もっと、マシな魔法はないの?!」
「やはり、あの娘、使えるな」
「ええ、どうします?」
「明日、計画を実行しよう」
メイド「計画、、ね」
メイド「助けてあげるくらいはしましょうか」

〇可愛らしいホテルの一室
晴旭 雷「ふう、つかれた」
晴旭 雷「なんで、変なのばっか出たんだろう」
晴旭 雷「明日が心配だな」
  コンコンコン、、、
  
  失礼します
メイド「体調などは平気ですか?」
晴旭 雷「うん!バッチリだよ」
メイド「それなら、、、」
晴旭 雷「?」
メイド「地図を持ってきたんです この土地のことはあまり、わからないと思うから」
晴旭 雷「わあ!ありがとう!」
メイド「南側が人国、北側が魔国となっています」
メイド「南側の最南端が大国ビラートとなっています」
メイド「人国は、すべてをまとめて人間大国ビラー トラランと呼ばれています」
メイド「ちなみにここは、最北端のリレイク国です」
晴旭 雷「えっと、しつもんなんだけど」
メイド「どうぞ」
晴旭 雷「この真ん中の空欄は?」
メイド「ああ、ここは戦争の地です」
メイド「戦争が激しすぎて、国など建てられません」
晴旭 雷「そうなんだ、、」
メイド「一つ、例外があるとすれば、、、」
メイド「この一番右の中立国家メロアレア」
メイド「ここは、中立を保っているため、何処にも手を貸さない状態ですね」
メイド「ですが、戦争孤児や移民などは、快く入れているそうですよ」
晴旭 雷「そうなんだね、、、」
晴旭 雷「ありがとう、ためになったよ」
メイド「いえ、お気遣いなく」
メイド「それでは」
晴旭 雷「もう、遅いし早く寝ちゃおう」

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