プロローグ(脚本)
〇黒
注意
この作品は「斬刀怪獣ガマイラー」の続編となります。軽いあらすじは挟みますが、前作を読んでからご視聴ください。
〇海辺の街
・・・・二年前
九州の豊万電力原子力発電に落下した隕石から、巨大怪獣ガマイラーが出現。
冷気を発し、周囲の環境を激変させる
ガマイラーは、日本を恐怖に叩き落した。
猛威を振るったガマイラーだが、事態を解決すべく走り回った人々の尽力により、ついに倒される事となった。
・・・未来ある二人の若者を犠牲にして。
〇黒
あれから二年後──────────
〇児童養護施設
オーストラリア。
第98国連特殊生物研究所。
〇近未来施設の廊下
〇化学研究室
研究員A「お、おい!?なんの騒ぎだ!?」
研究員B「わかりません!!武装した連中がいきなり・・・!!」
研究員A「リドラは、リドラはどうなって・・・!!」
ジャーコブ「それを貴様らが知る必要はない」
〇地下道
テロリスト「待てっ!!逃げるなぁっ!!」
テロリスト「ボスからの命令だ、出来損ないの怪獣には死んでもらう!!」
???「────────────ッッ!!!!!!!!」
〇黒
テロリスト「こいつ・・・もう子供まで!!」
ジャーコブ「・・・殺せ!!」
雛怪獣「──────!!!!!!」
雛怪獣「──────────!!!!!!!!!!」
雛怪獣「──────────!!!!!!!!!!!!」
〇地下道
???「──────────!!!!!!!!」
テロリスト「────!!!!」
テロリスト「まずい!!そっちは・・・!!」
〇地下広場
???「──────!!!!!!!!」
テロリスト「しまった・・・逃げられた!!」
〇児童養護施設
〇流れる血
〇化学研究室
テロリスト「ボス、追跡班から連絡です。子供は皆殺しにしましたが、母親を取り逃がしたとの事です」
ジャーコブ「逃げた?10mの巨体でどうやって・・・」
テロリスト「地下の水路です。這って通れるだけのスペースがありました」
テロリスト「もっともあの傷です。 長くは持ちますまい・・・」
研究員A「お、お前達なんて事を・・・!!」
研究員A「リドラは人間と怪獣が共存できる可能性だったんだ!!それを・・・!!」
ジャーコブ「・・・戯言をぬかすな」
ジャーコブ「人知を越えた存在。大いなる地球の頂点。驕り高ぶる人類への裁きを下す神の化身 ・・・それが怪獣だ」
ジャーコブ「動物のように飼育され、ネズミのように子供を産み人間に擦り寄り、挙句の果ては機関銃で重症を負い逃げ惑う・・・」
ジャーコブ「怪獣と人間は共存などしない。共存を選んだ時点で、そいつはただの巨大なトカゲに過ぎん」
ジャーコブ「・・・ん?」
ジャーコブ「これは・・・あのトカゲへのエサか」
ジャーコブ「裁く対象である人間から餌を貰うなど、つくづくあの巨獣は度し難い・・・」
ジャーコブ「・・・やっぱマグロ食ってるようなのはダメだな!!」
テロリスト「ボス・・・これはカマスです」
ジャーコブ「どっちだっていいだろう!!それに我々の目的はあんな巨大イグアナではない・・・」
ジャーコブ「見つけたぞ・・・”ハーメルンの笛”を」
〇海
〇水中
???「・・・・・・・・・」
〇黒
ジャーコブ「・・・・・・・・・ふん」
〇水中
〇黒
初コメです❣️はじめまして❣️
私は「わからん」と言うペンネームで、
表紙とスチルと文章を書いている者です。
私が第一話目の読者だそうです❣️
大昔の特撮映画やドラマの匂いが
するので懐かしくて来てみました❤️
主役の怪獣君は見かけは悪いけど
優しい人間の心が宿っている事を祈ります。