Dear📧Friends〜瑠璃色の未来

ゆきんこ

#7 観覧車でドキドキ度MAX!(脚本)

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ゆきんこ

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〇観覧車のゴンドラ
優海(ゆうみ)「ブルッ」
優海(ゆうみ)「寒くなってきたね・・・」
優海(ゆうみ)「もう、3時間も経ったんだ・・・」
音夢(ネタム)「ガタガタガタガタ」
優海(ゆうみ)「アッ!?」
優海(ゆうみ)「もしかして震えてる? ゴメン。 私、極度の冷え性なんだよね!」
優海(ゆうみ)「コレ羽織って」
音夢(ネタム)「上着脱いだら、オマエが寒くなるだろ!」
優海(ゆうみ)「だーいじょぶ!」
優海(ゆうみ)「音夢クンのカラダ、あったかいよ♪」
優海(ゆうみ)「私は今、男の子なんだから、女の子に優しくするのは当たり前なのであーる!」
音夢(ネタム)「・・・ま、自分のカラダを心配するのは当たり前か」
優海(ゆうみ)「また可愛くないコト言う〜!」
音夢(ネタム)「それにしても・・・そろそろ誰かが気づいて通報してくれても良い頃だよな」
優海(ゆうみ)「そういえば!」
優海(ゆうみ)「千代さんが、 婦人会の旅行で今日から一泊するって言ってた!」
音夢(ネタム)「マジか!」
優海(ゆうみ)「うちのお母さんも水曜日は体育館でミニバレーだから、」
優海(ゆうみ)「20時くらいまでは、居ないことに気づかないかも・・・!?」
音夢(ネタム)「よりによってこんな時に・・・!」
音夢(ネタム)「タンカ切っちまったけど、」
音夢(ネタム)「あの悪魔カード、ビルに返さなきゃ良かったぜ!」
音夢(ネタム)「あのカードに欲望を願えば、ピンチを変えることが出来るんだ」
優海(ゆうみ)「あんなカードに頼っちゃダメだよ!」
優海(ゆうみ)「針月みたいに、自分を見失ってまで」
優海(ゆうみ)「楽なコトに依存するなんて、止めて」
音夢(ネタム)「でも、どうするんだよこの状況・・・!」
優海(ゆうみ)「──音夢クン、コッチ来て」
優海(ゆうみ)「寒いから、私とくっつこう」
音夢(ネタム)「ハァ!?」
優海(ゆうみ)「嫌なら私がソッチに座るね」
  ピト♥
音夢(ネタム)「オッ、オマエなあ・・・ 羞恥心とか無いのか?」
優海(ゆうみ)「今日の最低気温はマイナス0℃」
優海(ゆうみ)「いつ雪が降って、凍えてもおかしくないんだよ」
優海(ゆうみ)「助けが来るまで、 お互いに、少しでも温めなくちゃ!」
音夢(ネタム)「優海のくせに正論・・・」
優海(ゆうみ)「私だって、たまには良い事言うよ!」
音夢(ネタム)「わーったよ。 くっつけば良いんだろ?」
  ぴと♥
「・・・」
優海(ゆうみ)「──静かだね」
音夢(ネタム)「そりゃそうだ」
優海(ゆうみ)「音夢クン・・・私ね・・・」
優海(ゆうみ)「音夢クンのこと好きだよ」
優海(ゆうみ)「ちっちゃな頃から、ずっと」
音夢(ネタム)「──!?」
優海(ゆうみ)「もしかして、私が緋色クンのこと好きだって勘違いしてたら困るから」
優海(ゆうみ)「伝え・・・たくて・・・」
音夢(ネタム)「・・・」
優海(ゆうみ)「──」
音夢(ネタム)「──オイ」
音夢(ネタム)「アタマ重いよ」
音夢(ネタム)「こういう時には女の子が男の方にアタマ乗せるモンだろ?」
音夢(ネタム)「オイ優海、聞いてんのか?」
音夢(ネタム)「なあ・・・」
音夢(ネタム)「優海!?」
音夢(ネタム)「額がアツい・・・発熱してる!」
音夢(ネタム)「バカ! 具合悪いなら、何で言わないんだよ!!」
音夢(ネタム)(クソッ・・・。 まさか、膵臓ガンのせいなのか!?)

〇黒
  神様、仏様、悪魔様──
  何だっていい
  どうか、優海を助けて下さい!!
音夢(ネタム)「ビル、ビル、聞いてんのかッ!?」
音夢(ネタム)「今すぐ、俺たちを元に戻せ!!!!」
音夢(ネタム)「誰か・・・誰でもいい、助けてくれ」
音夢(ネタム)「頼む・・・」
「優海を・・・助けて・・・」

〇男の子の一人部屋
「緋色〜。 暗いけど、部屋に居るの?」
緋色「うん・・・寝てた」
「今日さあ、優海ちゃんと一緒だったの?」
緋色「うん、まあ・・・」
「今、優海ちゃんのお母さんから電話が来て」
「まだ家に帰ってきてないから、何か知らないかって聞かれたのよ」
「音夢クンも居たのよね?」
「音夢クンの家にも誰も居ないらしくて、インターホン押しても反応が無いらしいわよ」
緋色(ヒイロ)「エッ!?」
緋色(ヒイロ)「優海たちと別れたのは4時間前だよ!?」
緋色(ヒイロ)「最後に見たのは、観覧車の前だ」
緋色(ヒイロ)「まさか・・・」

〇観覧車のゴンドラ
音夢(ネタム)「観覧車が動いた!」
音夢(ネタム)「良かった・・・!」
音夢(ネタム)「優海、もう大丈夫だぞ!」
音夢(ネタム)「優・・・」
音夢(ネタム)「返事してくれよ、なあ」
音夢(ネタム)「助かったんだぞ、俺たち」
音夢(ネタム)「ダメだダメだダメだ!!」
音夢(ネタム)「まだクリスマス前なのに。 元に戻っていないのに・・・」
音夢(ネタム)「ダメだよ・・・」

〇霧の中
「優海──────!!!!」
  神様も仏様もどこにも居なかった
  俺には何も出来ない
  小説で大賞獲ることも
  友達と仲直りすることも
  好きな女の子を助けることも
  結局、俺がやりたいコトって
  何の意味があるんだろう。

〇総合病院

〇田舎の病院の病室
千代(チヨ)「緋色くん、音夢と優海ちゃんが取り残されていることを報せてくれてありがとう」
緋色(ヒイロ)「優海は低体温症で、今夜は入院するけど、明日には退院できるだろうって」
緋色(ヒイロ)「音夢は大丈夫なんですか?」
千代(チヨ)「・・・緋色くんには話そうかね」
千代(チヨ)「実は、音夢は膵臓ガンにかかっていてね」
千代(チヨ)「今年いっぱい持つかどうかと、 お医者様に言われていたんだ」
千代(チヨ)「今は意識が混濁していて、話せる状況じゃない」
千代(チヨ)「もしかしたら目覚めないで、このままあの世に逝くかもしれないね」
千代(チヨ)「だから最後に優海ちゃんと観覧車に乗れて、幸せだったと思うよ」
緋色(ヒイロ)「そ、そんな・・・」
緋色(ヒイロ)(あの時、俺が2人とも不幸になればいいと願ったから?)
緋色(ヒイロ)(いや、まさかそんな偶然・・・)
緋色(ヒイロ)「俺のせいじゃない・・・」
千代(チヨ)「誰のせいでもないよ」
千代(チヨ)「いつか、人生の終わりはみんなに訪れる」
千代(チヨ)「それが今日か明日か100年後か」
千代(チヨ)「それは誰にも分からないんだ」
千代(チヨ)「もしかしたら神様にだって」
千代(チヨ)「分からないことかもしれないよ」
緋色(ヒイロ)「千代さん、俺・・・」
緋色(ヒイロ)「自分が本当に嫌なヤツだなって・・・心底思いました」
緋色(ヒイロ)「また、来ます」
千代(チヨ)「悪になり切れなくて、呪われなかったようだね」
千代(チヨ)「だからこそ」
千代(チヨ)「人間は面白いのデス」

次のエピソード:#8 音夢の決意

コメント

  • ピト♥……🥰
    密着スチル…🫣
    告白…………💕

    からのこの展開😭 感情が乱高下してしまいました…😰 不整脈かと疑うようなドキドキ感だったのに😢
    そして、ラストのビルさんの小憎たらしさが最高デス👿

  • 短編で読んでわかってたけど、可哀想な展開で泣ける😭
    どちらに転んでも誰かが不幸になって悲しい気持ちになる。
    音夢が優美を助けたいと願う気持ちもわかるし、緋色の方も優美を思う気持ちから嫉妬で闇堕ちしそうになる気持ちもわかる。とにかく登場人物全て応援したくなります👍

  • 夜の遊園地はいいですね~。ロマンチックでやってみたい題材ですね。ぴと♡が可愛かった。
    そこからの悲劇展開はドラマチックでした!!
    そして2人の男が、それぞれ自身を見つめることになるのも深いです。
    男女入れ替えると、男の女々しさや、女性の逞しさが浮き彫りになって面白いですね😊

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