〇簡素な一人部屋
？？？「うぅ・・・眠・・・い・・・・・・」
海雲 ふあ「バイト・・・行きたくない・・・・・・」
海雲 ふあ（あ・・・・・・『ぽてち』にゴハンあげなきゃ・・・）
　　ポテチとは、ペットのモモンガのことである。
海雲 ふあ「ほ～れ、ぽてち～。ゴハンだぞ～」
海雲 ふあ「って、いたたたた!!!ちょ、なんで指噛むの!?」
海雲 ふあ（はぁ・・・・。朝から散々だ・・・・・・）
海雲 ふあ「おなかすいたなぁ・・・。あ、確か、冷蔵庫にきゅうりのつけものがあったはず・・・・・・！」
海雲 ふあ「いっ!!・・・・・・たあぁぁぁぁ!!」
海雲 ふあ「小指・・・・・・ぶつけたぁ・・・!!!!」
ふわ「もう・・・・・・最悪・・・・・・!!!!」
　　ズボラでドジでめんどくさがり。
　　彼氏いない歴＝年齢のバイト女。
　　彼女の名は・・・・・・
　　海雲　ふあ

〇警察署の食堂
海雲 ふあ「おはようございまーす・・・・・・」
店長「何なの、そのあいさつは？ ほら、もっとビシッとしな!!」
海雲 ふあ「ぎゃっ!?いたたたた・・・・・・。 だ、だって・・・・・・」
店長「だってじゃない！ まったく・・・・・・」
店長「アンタ、顔はめちゃくちゃ整ってるんだから、少しは服とかメイクとか、オシャレに興味をもったらどうなの？」
海雲 ふあ「いやぁ・・・だってめんどくさいじゃないですか・・・・・・」
店長「もったいないわねぇ・・・。 ほら、さっさと着替えて、仕事しな！」
海雲 ふあ「はーい」

〇コンビニの店内
海雲 ふあ「うぅ・・・もう疲れた・・・・・」
海雲 ふあ（わぁ・・・あの人めっちゃ小顔・・・・・・美形だな・・・）
海雲 ふあ（でも・・・・・・どことなく怖い雰囲気がある・・・・・・。あんま関わりたくないなぁ・・・）
海雲 ふあ（た、たまご１パックだけ・・・。 な、なんか、エナドリとか、そっち系だと思った・・・。 意外・・・）
海雲 ふあ「お、おはし、おつけしますか？」
神山 雷斗「いらないです」
海雲 ふあ（そ、即答・・・・・・。 やっぱり、苦手だな・・・・・）
海雲 ふあ「あ、ありがとうございましたー・・・」
海雲 ふあ「無口な人だったなぁ・・・・・・」
海雲 ふあ「・・・・・・え、ウソ!? あの人、おつり忘れてる!!!!」
海雲 ふあ「まだいるはず・・・・・・!! 届けなきゃ・・・！」

〇コンビニ
海雲 ふあ「ぎゃっ!?!?」
海雲 ふあ「いったぁ・・・」
海雲 ふあ「・・・・・・？」
神山 雷斗「大丈夫？」
海雲 ふあ「あっ・・・・・・!!!!」