レジのむこうがわ

ぶらっく

非リア女子3人組(脚本)

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〇コンビニ
海雲 ふあ「あ、ありがとうございます・・・・・・!」
海雲 ふあ「あ、そうだ!あの、お釣り、忘れてます!」
神山 雷斗「・・・どうも」
海雲 ふあ「ご、ご利用、ありがとうございました!!」
海雲 ふあ「渡せて良かった・・・・・・」

〇玄関内
海雲 ふあ「ぽてち~!ただいま~!!つかれたよ~!」
海雲 ふあ「さーてと!いつも通り、ゲームでもしますか~」
海雲 ふあ「あっ。20%オフになってるゲームある!」
海雲 ふあ「え~っと、なになに・・・? 『ときめき☆恋愛学園』・・・?」
海雲 ふあ「恋愛ゲームなんて中学生以来だなぁ・・・・・・」
海雲 ふあ「まぁ、せっかくだし、買っちゃおっと!」
海雲 ふあ「ふーん、最初に攻略したいキャラを選ぶのか・・・・・・」
海雲 ふあ「・・・・・・あ」
海雲 ふあ(このキャラ・・・・・・あの男の人に似てる・・・・・・)
海雲 ふあ「よし、せっかくだし、このキャラにしよっと」
雷斗に似たキャラ「話しかけんな。アンタに用はねぇんだよ」
  ▼怒らせてしまった!
  ▼親友度が2下がった・・・
海雲 ふあ「あっちゃ~・・・」
海雲 ふあ「ゲームも現実の世界も厳しいなぁ・・・」

〇コンビニの店内
  次の日
海雲 ふあ「いらっしゃいませー!」
海雲 ふあ(あ、あの人、昨日の人だ・・・・・・)
海雲 ふあ(やっぱり、あのゲームのキャラと似てるなぁ・・・・・・)
海雲 ふあ(今日はお弁当か・・・・・・)
海雲 ふあ「あ、そうだ!!」
海雲 ふあ「あの、昨日は、ありがとうございました!!」
神山 雷斗「え?・・・あぁ・・・」
神山 雷斗「こちらこそ・・・どうも・・・・・・」
海雲 ふあ「ご利用、ありがとうございました! またお越しください!」
  休憩中
海雲 ふあ(今日もそっけなかったなぁ・・・・・・。 まぁ、なんというか、クールって感じ・・・)
店長「ふあ、さっきの人と知り合いなの?」
海雲 ふあ「いえ、実は昨日、あの人がお釣りを忘れて届けにいった時に、転んでしまって・・・。 その時に、あの人が助けてくれたんです!」
店長「へぇ・・・。 ふあ、アンタ彼氏いないんでしょ? なら、いっそのこと狙っちゃえば? 最近、あの人、良く店に来るのよ」
海雲 ふあ「えぇっ!?私が!?!?」
海雲 ふあ「いやいや、ないですよ~笑 私より、もっとかわいい人なんて、世の中にたくさんいますし! それに、あの人モテそうですもん!」
店長「もう、もっと自信持ちなさいよ・・・」
海雲 ふあ「はいはい笑 分かってますよ笑」
海雲 ふあ(とは言ったものの・・・・・・。 さすがに19にもなって、人生で1度も恋愛経験無いってのはさすがにマズいか・・・・・・)
海雲 ふあ「彼氏、つくった方がいいのかなぁ・・・」

〇簡素な一人部屋
  お風呂からあがって
海雲 ふあ「ふぅ~。いいお湯だった~!」
海雲 ふあ「あれ、『非リアグループ』からメール来てる・・・」
  『非リアグループ』とは、ふあが高校で知り合った2人の友達とのグループ名である。
  もちろん、名前の通り、全員彼氏がいない。
海雲 ふあ「え~っと・・・『おいしいケーキ屋さんが駅前にできたから、久しぶりに、そこで女子会しない?』」
海雲 ふあ「わぁ~!2人に会うの久しぶりだな~! 楽しみ~っ!!」
海雲 ふあ「えっと、今週の日曜日か~」
海雲 ふあ「よし、日曜日くらいは、おめかししていこっと!」

〇ケーキ屋
  日曜日
海雲 ふあ「みんな~!!久しぶり~!!」
夜月 星羅「よっ!1ヶ月ぶりだな!」
のの「ふふっ。 ふあちゃんはやっぱり、ふあちゃんのまんまだね~」
海雲 ふあ「えぇっ!?それどーゆー意味!?」
夜月 星羅「まぁまぁ。 ほら、予約しといたから、あっちで食べよっ」
海雲 ふあ「みんなは今、なにやってるの?」
夜月 星羅「アタシは、大学に通いながら、バンドやってる。最近いい感じに曲ができてきたんだよね~」
のの「あたしは、特にこれといったことはしてないけど、○○大学に通いながら、習い事かな」
夜月 星羅「ひゃ~。 あそこって名門校じゃん。やっぱ何でもできるお嬢様は格が違いますわ~」
のの「いやいや、そんなことないよ笑」
のの「それより、ふあは? なんかいい仕事見つかった?」
海雲 ふあ「えっ!? えっと・・・・・・マダ・・・バイトシテマス・・・・・・」
夜月 星羅「えっマジ? よくバイトだけで食ってけるね・・・。 しかも一人暮らしでしょ?」
海雲 ふあ「あー!それに関しては大丈夫! 私、節約してるし、家賃も安いから!」
夜月 星羅「まぁ、ふあがいいならいいけど・・・・・」
のの「あっ!そうだ! ねぇねぇみんな!コレ見てよ!」
夜月 星羅「あっ! これ知ってる! 確か、最近開催された、男子アイドルグループのオーディション『BOYZ Korea』だよね?」
のの「そう!それそれ! それでね、この参加者の人、めっちゃイケメンじゃない!? オーディション合格してほしいな~」
夜月 星羅「まぁ、全員イケメンだけど・・・よくこの何百人の参加者の中から見つけたね・・・」
海雲 ふあ(あれ・・・? この人・・・・・・どこかで・・・・・・)
海雲 ふあ「あっ!!」
海雲 ふあ「この人、いつも私が働いてるコンビニに来てくれてる人だよ!」
のの「えっ、ホント!? ふあちゃんいいなぁ~!」
海雲 ふあ「へへ、しかもね、実は最近こんなことがあって・・・・・・」
「かくかくしかじか・・・・・・」
夜月 星羅「えっヤバ!! それってめっちゃ運命やん!」
のの「え~、困るよ? 非リアグループなのに、ふあちゃんが付き合い始めちゃったら」
海雲 ふあ「大丈夫!大丈夫! 私、全然かわいくないし、モテないから!」
「いや、ふあはめっちゃかわいいから!!!」
海雲 ふあ「え~、そうかな・・・?」
「絶対そう!!」
海雲 ふあ「う~ん・・・・・・。 まぁ、ありがとう・・・・・・」
海雲 ふあ「あ、もうこんな時間! ほら、ショッピングにも行く予定だから、そろそろここ出よ!」
夜月 星羅「あ、そうだね。 そろそろ行こっか」

〇街中の道路
海雲 ふあ「いや~、今日は楽しかった~!! 二人とも、本当にありがとね!」
夜月 星羅「こっちこそありがと! すっごい楽しかった!」
のの「また、いつかみんなで遊ぼ!」
海雲 ふあ「うん!もちろん! じゃあ、またね~!」
「バイバ~イ!」
海雲 ふあ「それにしても・・・・・・あの人、アイドルのオーディション受けてたなんて・・・まぁ、めっちゃイケメンだもんな・・・・・・」
海雲 ふあ「うーん、明日からどんな顔して会えばいいんだ~?」

次のエピソード:まさかの場所で

コメント

  • なんだか、リアルな等身大の学生の生活を覗き見してるみたいな感じがありますね💦
    なるほどって感じですww

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