エピソード8『俺の出生?』(脚本)
〇幻想空間
──ここは何処? 俺は、──
キヨタカ「何故だ! 何故できない!」
・・・誰?
ららみ「大丈夫。絶対できるはずよ」
・・・この人は?
キヨタカ「あらゆるヒトを、導き、願いを叶えるモノ、選ばれしヒト!」
ららみ「そうカッカしないの。 今は疲れてるのよ、アナタ。気楽に造ってみましょ」
キヨタカ「ハァー、そうだな。 じゃあ、真逆のモノを作ろう」
キヨタカ「価値の無い、チカラのない、 でも、くだらないモノたちに愛される。 毛むくじゃらな、・・・そう、それは『ゴミ』」
キヨタカ「ハハ、要らないモノは、すぐに出来るんだな」
ららみ「この子に名前を付けてあげましょ。 くだらない、でもヒトに愛される、毛むくじゃらな、『ゴミ』」
キヨタカ「そうだな、・・・名前、名前、 俺たちの作った、価値の無い『ゴミ』 う、うーん、」
ららみ「価値がないなら、名前なんて悩む必要ないじゃない」
キヨタカ「いや、それでも、これは俺たちの初めての子だ。 名前をあげたい」
ららみ「なら、私たちの苗字と、名前からあげればいいじゃない」
キヨタカ「なるほど。それじゃオマエは、うん!」
キヨタカ「・・・『梅沢キラ』 いいかい、自分の名前以外、固有名は全て忘れるんだ。オレやアイツの事も、全部」
ららみ「アナタはただ、愛されて生きなさい。 バイバイ、・・・『キラ』」
キヨタカ「いいな。ヒトに愛されるなんて。 お、俺なんて、」
ららみ「あら、・・・私に愛されるだけじゃ、ご不満?」
キヨタカ「い、いや、そ、そんな事は、」
〇綺麗なリビング
俺は、
梅沢「俺には、」
梅沢「・・・お父さんと、お母さんが居たんだ。 俺を光の中から造ってくれた」
梅沢「──俺を生んでくれてありがとう。 俺は、・・・毎日幸せだよ。 ・・・・・・ありがとう」
梅沢「こんな俺を、 ・・・造ってくれて、本当に・・・」
梅ちゃん、たくさんの人たちに愛されて幸せに生きるんだよ😊✨
……!!!???∑( ̄□ ̄;)
いや、マジで、どんどん話が予想外の方へ展開されてて驚愕してる!
梅沢くん、特別な出生の子だったのか(いや、特別じゃない子の方が珍しい作品だと今思い出した)。気になる謎や要素が増えて来て目が離せないね!