〇川沿いの公園
梅沢「やぁ、今日もいい天気だね、おっちゃん♪」
　　──それは偶然の出会いだった。
霜田「まさにそうだね。えぶりわん♡」
梅沢「今日のお昼、俺、今から楽しみだよ！ ワクワクして、お腹もペコペコさんなんだよ」
霜田「えぶりわん？ お腹が空いたの？」
梅沢「うん。もうペコペコさ！」
霜田「じゃあ、こっちにおいで。美味しいものなら何でもあるよ？」
梅沢「わぁ──い♪　行く──！」

〇豪華な部屋
霜田「何が食べたいんだい？」
梅沢「すごい部屋だねぇ！　おっちゃん、いつのまにかお金持ちになったんだ！ あ、うーん、俺、お肉が食べたい！　脂落とさないヤツ」
霜田「馬肉でもいいかい？　獲れたてがあるから、馬刺しでもいけるよ」
梅沢「獲れたて？の馬刺し？ おっちゃん、俺、馬くんは、ちょっと抵抗あるかも？　あ、バナナでいいや！」
霜田「バナナもあるよ。運がいいね。えぶりわん♪」
バナナ・ホース「に、逃げるんだ、『ヒトの呼吸』を覚えしモノ!! コイツは、研究所のみんなを皆殺しにした張本人！　早、」
梅沢「え？　おっちゃんが？」
バナナ・ホース「逃げろ！　『恵まれた失敗作』！」
梅沢「うん。よく分からないけどありがとう！　お前も逃げてくれよ！　お前、なんか、いい奴に見えるし、」
バナナ・ホース「ほんとめでたい奴だな。生きてたら、会おう！」
霜田「・・・逃したね。えぶりわん♪」
バナナ・ホース「喰らえ！ 『太いバナナ伝説』！」
バナナ・ホース「な、なんだと?!　『ゴリラの呼吸』、だと言うのか？」
霜田「食べるかい？」
霜田「真･ゴリラの呼吸奥義 『残さなければオヤツになるバナナ』」
バナナ・ホース「こ、コイツは、いったい・・・」
霜田「逃がさないよ、失敗作」