〇川沿いの公園
　　梅沢は、ベアに『人の呼吸』を、使いこなす方法を習うことになった。
梅沢「うっめざわ、最強ぉぉ♪ うっめざわ、強いぃぃ♪」
ベア「ほら、騒がないでよ。梅ちゃん。修行にならないよ？」
梅沢「俺、つっよーい♪ 俺、まっるーい♪ 俺、とにかくすごーい♪」
ベア「梅ちゃん。ボクとデートだと思って喜んでるのかな？」
梅沢「思うか!!」
ベア（じゃあ、復唱して。 ・・・・・・人は人にあらず。彼らが思う我が人なり・・・・・・）
梅沢「おー！ ・・・・・・人は人にあらず。彼らが思う我が人なり・・・・・・」
梅沢「は？ え？　俺は一体、 え？　俺、・・・・・・変身、した？」
ベア「梅ちゃん。 ・・・・・・生態系の頂点。人に成れるのが、 『人の呼吸』なんだよ」

〇川沿いの公園
　　ーーその夜、
霜田「今日の肉、美味しかったなあ。 んふ♪ んふ♪ 世界は１つ！　えぶりわん♡」
バナナ・ホース「ーーここにおりましたか、 猿人ベアが護りし１つ」
霜田「ん？　キミもお肉が食べたいの？　えぶりわん♡」
バナナ・ホース「いえ、食べるのはアナタですよ。宝田さん。 ただ、 食べるのは、・・・・・・お肉ではありませんが、」
霜田「く、口の中を、幾つもの太いバナナが・・・・・・」
バナナ・ホース「まずは、１人。か」
バナナ・ホース「な、なんだと？ 私の必殺『太いバナナ伝説』を受けて、無事で居られるワケが！」
霜田「ごちそうさま。 って、・・・・・・キミは知らないのかい？ えぶりわん♥」
霜田「・・・・・・バナナはオヤツに入らない。って」
霜田「ふふふ。 またお肉が食べたくなりました。 お家に帰りますよ。・・・・・・えぶりわん♡」