創作発見※クレイデア!

セイ72

Re.7 前世の約束に(脚本)

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〇村の広場
  商い屋『ミゼル』から出た私は、引っ掛かりを覚えていた
あかり「、、、何で、店主は天使が天使と知っていた?」
  神託で、金色天使が舞い降りるとか聖女ちゃんが言ってたけど
  金色なら、私もそうだし。
  店主が確信を持って指差すのはおかしいよね?
  その、答えは多分、
  この天使に質問する事なんだけど
  フラッシュバック、、、って言うのかな?
あかり「天使ってワードを頭に描くと、頭痛がして」
あかり「手に、血の感触と、 あの娘の翼を剥ぐ感触が幻覚が見える」
  店主が言っていた魂が濁っている
  それはきっと、誰とも知れない、この記憶の事だけど──────
あかり「・・・・・・」
あかり「私って、本当に私なのかな?」
  分からない、、、、この記憶は、
  私は本当に存在しているの?
あかり「優は、何処にいるんだろ?」
  私の友達、ただ一人の親友
  私が巻き込んで、行方不明になってしまった
あかり「でも、会えば、私は私だって確信を持てる」
あかり「いつも、見たいに悪態をつかれながらも 大変だったって、笑って────」
あかり「・・・・・・」
  なんて思うのは、私の都合のいい妄想か
あかり「・・・・・・誰とも知れない記憶」
あかり「この先の未来か、私のネガティブが行き過ぎただけなのかは知らないけど」
あかり「会えば、否定される」
  具体性はないけど、確信がある。
あかり「絶交とかで、すめばいいけど──────」

〇村の広場
「──────の」
「あの、──────ってば!」
アキラ「すみません、聞こえないんですか!?」
あかり「あ、ごめん考え事してた」
あかり「どうかしたの?」
アキラ「どうかしたのは、アナタの方です」
アキラ「先程から、顔色が優れませんが」
あかり「えぇ、そんなことないよぉ~?」
アキラ「・・・・・・むぅ」
あかり「──────と、、、」
あかり「そうだね、ちょっと気がかりがあって」
アキラ「気がかりですか?」
あかり「──────うん」
あかり「一つは、友達が行方知れずなこと」
アキラ「、、、、ごめんなさい 何も手懸かりを見つけられなくて」
あかり「別にいいよ。だって──────」
あかり「二つ目、アナタを信頼出来ないから」
アキラ「──────え?」
アキラ「な、何でですか!?」
  え、何でって、、、分かってないの?
  ・・・・・・信頼は、出来ないけど
あかり「えっと、私、人の顔色を伺うのは得意なんだ」
あかり「それで、アナタは何故か私の事を信頼してるでしょ?」
アキラ「ダメ、、、なんですか?」
あかり「、、、いや、別に駄目って訳じゃないけど」
あかり「出会って間もないのに、 親しげですオーラが、怖い」
あかり「あと、何も言わずにずっと着いてくるのも」
アキラ「そ、それは、そっちが逃げるから説明が!」
  痛ッ──────また、頭痛!?
あかり「とにかく、私は信頼しない、敵だから!」
アキラ「そう、ですか、 ──────────分かりました」
アキラ「でも、私は信頼します」
  あぁ、絶対仲良くなれるのに!?
あかり「おぉう、マジ天使。────好き」
あかり「でも、信頼出来ないんだよ」
  したくても、体に拒否反応が出る
あかり「遠い記憶の、、、ホント何なのコレ?」
アキラ「前世、、、とか?」
あかり「なるほど、前世の記憶だ!」
あかり「それが原因で、私はアキラを信頼出来ない」
あかり「アナタを、殺さなきゃって思ってる」
あかり「だから、アキラも信頼しない方が」
アキラ「分かりました」
アキラ「困った事があったら、遠慮なくどうぞ!」
あかり「眩しい、天使だ、マジ天使だ!!!」
あかり「いや、むしろ、この娘が聖女なのでは?」

〇寂れた村
あかり「天使可愛い、最高でも! あくまで、私は敵と認識するからね!」
アキラ「はい、私は味方として頼りにしています♪」
あかり「うっ、笑顔が眩しい....可愛い」
  これ、別に警戒する必要ないよね?
  クッ、肉体は否定してるのに、
  精神が仲良くしたい願望で────
あかり「あ、利害の一致って事にしよう」
  可愛いは正義で、目の保養になる
  じゃなくて、異世界脱出の道具に利用してやる!
あかり「よし、これで敵だけど味方だね!」
アキラ「味方になりました♪」
あかり「んじゃ、最後の三つ目──────」
アキラ「結構多いですね」
あかり「でも、これヤバイよ?」
あかり「何で、店主はアナタを天使だって知ってたか?」
アキラ「・・・・・・」
アキラ「お、オーラ的なモノ?」
あかり「私って美少女じゃん?」
アキラ「・・・・・・・・・」
  回りを見渡しても誰もいないぞ?
  美少女(w)で悪かったな!
あかり「でさ、確か金色の天使が降臨する、だっけ?」
アキラ「はい、聖女のエマさんが言ってました」
あかり「私も金色天使に見えないだろうか?」
アキラ「見え、、、、なくも?」
あかり「少なくとも、あの店主はアキラの方が天使って確信してたし──────」
あかり「普通の人間じゃないの確定だよね?」
アキラ「えぇ、良い人そうに見えたのに」
あかり「薬の対価に、天使要求するヤツやぞ?」
あかり「敵だよね? 悪魔サイドですよね?」
アキラ「人を賭け皿に乗せたアナタも、十分」
アキラ「って、私売られてないですよね!? トレードされてませんよね!?」
あかり「いや、価値が違いすぎて、 払う気にもならないよね」
アキラ「因みに私を対価にって、どんな薬なんですか?」
あかり「『蘇生薬/エリクサー』」
  蘇生薬使うくらいなら、リスポーン派の私です
  ラストエリクサーなる人間です
アキラ「エリクサー...確かに普通の商人さんじゃなさそうです」
アキラ「でも、エリクサーを欲しがるって、、、 不死に興味があるんですか?」
あかり「いや、私が使う訳じゃなくて.....」
  そっか、不死の側面も持ってる薬だっけ?
あかり「巻き込んだ挙句、不死付けるのはヤバイよね」
アキラ「あぁ、なるほど。 探してるお友達の為でしたか」
アキラ「でも、そんな物使わなくても大丈夫ですよ」
あかり「え、なんで?」
アキラ「探し人って、白髪の美人な人ですよね?」
  ・・・・・・・・・
あかり「なっ、居場所知ってるなら何で、教えてくれなかったの!!!」
アキラ「いや、話聞かずに走るからですよ!?」
あかり「悪いの、私かよ」
あかり「よし、第一目標を確認、走れぇ~!!!」
アキラ「...普通、私が先導ですよね?」
アキラ「なんで、私を置いて走るんですかぁ~!!!」

〇田舎の教会
ユウ「うぅ、頭痛がする」
ユウ「何か良くない事が起こる予感ね」
  次回のカオスへ続く

次のエピソード:Cv有.8 喉が枯れるまで

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