ようこそ芸術的美容部へ

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

3話(3/5)部員募集開始(脚本)

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〇学校の廊下
  あの人ってアレさえ良ければ──
  ああ〜アレ? 確かになーアレさえ良ければ──
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「先輩、あの人たちに話しかけてみましょう!」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「そうだね! あの子たちは有名人だし、自信があるって言う条件も満たしてるはずだ!」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「それじゃあさっそく、私が──」
芭登 卓真 バトウ タクマ「やめろ さっきから姿を見られただけで逃げられてるだろ?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「・・・さっきから思ってたけど、なんで隠れてるの?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「騒ぎになるだろ。いつもなら、移動する前に奈酉が移動経路を確保してくれるんだが・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「会長ってそんなに人気なんですか?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(そう言えば昨日が入学式以来初めて会った日かもしれない)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(生徒会の活動中の姿は見たことがあるけど、プライベートな姿は見たことがないな)
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「ちょっと過剰に反応しすぎなんじゃない? 君の姿を見たって誰も来ないかもよ?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「俺はお前と違って人気者なんだよ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「君の本性を知ればみんな嫌うに決まってるよ!」
芭登 卓真 バトウ タクマ「俺の本性を知って楯突いた奴はそれなりの処分が下されるから大丈夫なんだよ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「なんで君の方が人気なんだ! やってることは私より悪いじゃないか!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「あの〜・・・ 先輩だと逃げられて、会長は姿を見せられないんじゃ、勧誘するのは俺しかいないんですけど・・・」
「よろしく」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(こいつら・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(・・・これも志染先生との部活のためだ!)
  ──だから、あの人に関わるのは絶対にやめておいた方が──
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「あの・・・すみません」
  ん? なんだこのもっさい奴・・・
  何か用かな?
  1年生の子かな?
  またサインかな。めんどくさ・・・
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「美容部って知ってます?」
  え・・・
  あ、ああ。噂には・・・
  そ、それがどうかしたの?
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ(美容部はもう有名になってるんだ!)
芭登 卓真 バトウ タクマ(こいつまた勘違いしてそうだな〜・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「今、美容部の部員を募集してるん──」
  いやだああああああああッ!!
  いや・・・悪い、悪いけど──いやだああああああああッ!!
  僕も悪いけどお断りさせていただくよ──!!
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「先輩、何したんですか?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「なんでみんな逃げるんだろう・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ「美容部に勧誘しただけで逃げるとはな・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「どうしましょう・・・このままじゃ一人も入ってくれませんよ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「ひどい・・・と言いたいところだけど、そうなんだよね・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ「仕方がない、俺が勧誘してくる」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「いいんですか?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「ありがとう、松島会長さん!」
芭登 卓真 バトウ タクマ(これも白杜陽介のためだ)

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