失恋中の俺は姫と公国再建中

ルーデンス

第七話 魔女暗殺(脚本)

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〇海岸の岩場
神座慎吾「さて、ダフィット司令官ここからは、陸路となります」
ダフィット「なんて、礼を申してよいか。相互不可侵条約は仮だが必ず締結させる安心召されよ」
神座慎吾「ありがとうございます・・・さて、陸路は右に行けばマクシミリアン伯爵領、左に行けばアブドラ帝国となりますが」
ダフィット「勿論右のマクシミリアン城に駆けつける」
神座慎吾「アブドラ帝国が待ち構えてますよ」
ダフィット「何が言いたいのか」
神座慎吾「アブドラ帝国軍が待ち構えている場所よりガラ空きのアブドラ帝国の城を奪ったほうが目的を達成出来ますが」
ダフィット「なるほど」
  ダフィットはアブドラ帝国の城を目指して左の道を進んだ

〇基地の広場(瓦礫あり)
ギギャ14世「ハハハ、ダフィットの居ない城なんて、ちょろいものだ・・・それもう一押しで落城じゃぁ」
伝令「大変です、マクシミリアン軍がわが城を攻撃してます」
ギギャ14世「何だとう、ダフィットが我が城を攻撃してるじゃと・・・ムムム」
ギギャ14世「早い早すぎる・・・何故じゃ」

〇巨大な城門
ダフィット「城をガラ空きにしたのが間違いだったなギギャ14世」
ダフィット「者共一気に攻め落とすぞ」

〇要塞の廊下
マクシミリアン伯爵「ダフィットはまだか?」
マクシミリアン伯爵「わ、儂は逃げる」
オリビア「貴方・・・何時もながら逃げ足だけは」
オリビア「ダフィットはまだか?」
兵士「アブドラ帝国の城を攻撃中との連絡が入りました」
オリビア「分かったわ誰か停戦協定の使者を・・・お互いに城の攻撃を止める条件でね」

〇基地の広場(瓦礫あり)
ギギャ14世「ハハハ、ダフィットの居ない城なんてチョロい」
兵士「大変です我が国の城をダフィットが攻撃しております」
ギギャ14世「な、何だとう・・・まだトルメニアを攻撃しているのではなかったのか?」
ギギャ14世「撤退すべきか攻略すべきか・・・ウーン、どうすればいいのじゃ」
兵士「城から白旗を掲げた兵士がこちらに向かってます」
ギギャ14世「しめた、先に降伏しおった」
ギギャ14世「通せ」
ギギャ14世「何だとう互いに城への攻撃を止める停戦協定だとう・・・ふざけるな!」
  マクシミリアンの使者は、援軍が明日到着すると告げた
ギギャ14世「ムムム、分かった」
ギギャ14世「者共国へ帰るぞ」

〇要塞の廊下
オリビア「なんですって!相互不可侵条約を結んだ!!」
ダフィット「はぁ、ただそれによりわが軍は早く引き返す事が出来た訳でして・・・」
オリビア「貴方は軍事に秀でてるけど・・・」
ダフィット「破棄しましょうか?」
オリビア「できる訳ないでしょ・・・もういいわほかの手を考えるから、下がってよい」
オリビア(仕方ない間者に働いてもらおうか)

〇貴族の応接間

〇貴族の部屋

〇謁見の間
オリビア「その後の魔女狩りは順調?」
修道女1「はい、教母様、この国に魔女はおりません」
オリビア「そうか、下がってよいぞ」
オリビア「おお、よく来た・・・で、何か掴めたか?」
メイド「ハイ、教母様」
オリビア「オズワルドが持っていた器具ではないか」
メイド「ハイ、神座はその内容を見て現世に戻ろうとしております」
オリビア「と言う事は・・・」
メイド「ソフィアは魔女です」
オリビア「そうか、ならば教会としてもソフィアを始末せねば」
オリビア「御苦労であった、下がってよいぞ」
オリビア「魔女を殺すいい手立ては・・・そうじゃ、相互不可侵条約の締結式に」
オリビア「誰じゃ」
町娘1「あなたの敵、魔女よ・・・ソフィアを倒すため組みませんか?」
町娘1「あらあら、無理しないでねおばさん」
オリビア「教母様と呼びなさい」
町娘1「ソフィアは互いに共通の敵でしょ?話を聞いてくれない?」
オリビア「申してみよ」
町娘1「ソフィアは魔女を無断で抜けたの、だから見せしめの為始末するようにと魔王様から指示を受けてるわ私」
オリビア「そうか、でも城の出入りは許さん、城の外でやるなら汝ら魔女の活動に目をつぶろう」
町娘1「分かったわ・・・何かあったらバートラム領にいるから」

〇謁見の間
アルバート国務大臣「陛下、マクシミリアン伯爵の第一夫人より相互不可侵条約の締結式を執り行うので陛下とソフィアにお越しくださいとの手紙です」
アシリア姫「神座は呼ばんのか?」
アルバート国務大臣「その様でございますな」
ソフィア「お呼びでございますか陛下」
アシリア姫「うむ、マクシミリアン伯爵の第一夫人から条約の締結式にわらわとそちに来いとの手紙じゃ」
アルバート国務大臣「陛下、これはお二方を亡き者にしてトルメニアを乗っ取る罠では?」
  横目でソフィアを覗き込むアリシア
アシリア姫「うむ、あり得るが・・・それより姉のソフィアに殺される確率が高くないか?」
ソフィア「お戯れを」
アシリア姫「そうか、それなら二人で行くと伝えよアルバート」
アルバート国務大臣「承知いたしました」

〇西洋の城
アシリア姫「さて、行こうかソフィア」
神座慎吾「待ってくれ、俺がついてないともしもの時・・・」
アシリア姫「安心せい暗殺などしたらマクシミリアン伯爵が笑い者じゃ」
アシリア姫「行こうかソフィア」
ソフィア「ハイ」
神座慎吾「やはり心配だ」

〇河川敷
アシリア姫「しかし、お主もウブじゃのう」
ソフィア「だ、だってー」
アシリア姫「嫁さんならドンと構えればいいのじゃ」
ソフィア「泥棒猫の誰かさんみたいにはなれないわ」
アシリア姫「まぁ、バージンを捧げた男って気持ちも分かるがの」
ソフィア「そ、そんなんじゃー」
アシリア姫「まぁ、よい人生山あり谷ありじゃぞ、嫌だったら嫌な気持ちを神座にぶつけなきゃ」

〇ヨーロッパの街並み
町娘1「バートラム待って・・・」
バートラム王子「誰だい君は?私は来月のエリオット公爵令嬢との婚儀で忙しいのだ」
町娘1「えーえ、そんなー」
町娘1(チッ、玉の輿に乗る筈だったのに)
アシリア姫「さぁ着いた国境のバートナム領だ明日に備えて疲れを取ろう」
ソフィア「ハイ」
町娘1「ソフィアが着いたわね、よし」
神座慎吾「よし、国境のバートラム領だ」
町娘1(あっ、ソフィアの彼氏さん・・・確か町で夫婦喧嘩をしてたわよね)
町娘1「こんにちは、確か神座さんですよね」
神座慎吾「君は誰?」
町娘1「いやだーバートラムの彼女だった私を覚えてないんですか?ほら」
神座慎吾「アッ! バートラムさんと歩いてらした方」
町娘1「そう、あれからバートラムとはうまく行ってなくて・・・色々相談を聞いてくれませんか?」
神座慎吾「俺でよければ」
町娘1(よし、ソフィアをやる為の囮にこの男を)
町娘1「よかった~、私ここに来てから頼れる人がいなくて」
  そう言うと俺の腕に手を回してしな垂れかかってきた

〇怪しげな酒場
町娘1「バートラム王子を追ってここまで来たんだけど王子は私の事知らないなんて言うのよ酷いと思わない?」
神座慎吾「本当?・・・信じられないよ君のようなかわいい子を振るなんて」
町娘1「嬉しい・・・ジャンジャン飲みましょう」
バートラム王子「き、君はそんなふしだらな女だったのか!!」
町娘1(なによ、アンタは近次かエリオットの令嬢と婚儀をするんでしょ)
町娘1「ところで、ソフィアさんと路上で喧嘩してたけど・・・」
神座慎吾「あっ、あれは・・・」
町娘1「良かったら惚れ薬あるわよ、使う?」
  俺は疑いの目でその便を見つめた
町娘1「あっ、疑ってる、飲んでみたら?」
  俺はその薬を一気に飲み干した
神座慎吾(なんかムラムラしてきた)
町娘1「全部飲んじゃったの・・・仕方ないわ、家に予備があるから家に行きましょ」
町娘1(しめた、これでしびれ薬を惚れ薬と言って渡せばソフィアは動けない)

〇ヨーロッパの街並み
町娘1(あっ、バートラムだわ)
町娘1「チョット、待ってて神座さん」
町娘1「こんばんわー魔女を怒らせると怖いわよバートラム」
町娘1「あーすっきりした・・・行きましょう」

〇荒れた小屋
  俺と彼女と彼女の家に行った
町娘1「さぁ、着いたわ家よ」
神座慎吾「もう、我慢できないよ」
  俺はそう言うなり彼女を押し倒そうとした
町娘1「チョッ、チョット待ちなさいってば」
  町娘は噴霧タイプの瓶をテーブルに置いた
町娘1「じゃぁ惚れ薬、これ上げるわ・・・これをソフィアに吹きかければ元通り仲良くなるわ」
神座慎吾「ありがとうヒック・・・本当に聞くのかい?チョット、試さないと」
  俺はその香水を彼女に噴霧した
町娘1「あぁ、バカ・・・身体が痺れて」
ソフィア「貴方!!どういう事!?今度は町娘と・・・」
神座慎吾「ソフィア、ゴメンこれには訳が」
ソフィア「言い訳何て沢山」
  俺は壁に体がぶつかり気を失った
ソフィア「アンタもアンタよ確かバートラム王子がいるじゃない・・・何とか言いなさいよ」
町娘1(クソ、喋ろうにも体が痺れて喋れない)
ソフィア「今度、こんな事をしたらバートラム王子にいいますからね」
  その頃、俺はようやく気絶から覚めた
神座慎吾(クソ、まだソフィアの魔力が時空に穴を開けるに至ってない)
  ソフィアは俺の腕をムズと掴んだ
神座慎吾(仕方ない、もう一度ソフィアの魔力を高める為に・・・)
ソフィア「帰るわよ」
神座慎吾「待てよ」
  俺はソフィアを強引に抱き寄せた
ソフィア「あ、貴方何もここで・・・」
ソフィア「部屋へ戻りましょう」
バートラム王子「なんて様だ悪魔仕置き部隊員が」
町娘1「申し訳ございません・・・メフィスト様」
魔王メフィスト「お前はクビ」
町娘1「ま、待って下さい、まさかバートラム王子が魔王様だとは思いませんでした」

次のエピソード:第八話魔王メフィスト

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