第2話 吸血鬼とラーメン屋(脚本)
〇部屋のベッド
リエラ「・・・・・・・・・・・・」
リエラ「ふわぁ・・・・・・」
リエラ「・・・・・・よく眠れませんわ」
〇学校脇の道
〇部屋のベッド
リエラ「・・・・・・・・・・・・」
リエラ「どうして・・・・・・あの人間が気になるのかしら」
リエラ「わたくしは吸血鬼・・・・・・」
リエラ「人間なんて、味しか興味ないはずなのに・・・・・・」
〇教室
佐原裕貴(昨日助けてくれた女の人・・・・・・)
佐原裕貴(めっちゃ美人だったな・・・・・・!)
佐原裕貴「お礼したかったけど・・・・・・気づいたら公園で寝ちゃってて・・・・・・」
佐原裕貴「もしかして、夢だったのか・・・・・・?」
佐原裕貴「はぁ・・・・・・流石にそうだよな」
佐原裕貴(カツアゲされてる所を助けてくれたで格好良い女の人・・・・・・)
佐原裕貴「そんなの、夢に決まってるか」
〇学校脇の道
佐原裕貴(また会えたり・・・・・・しないかな)
リエラ「偶然ね」
佐原裕貴「あ、あなたは・・・・・・!」
佐原裕貴「えっと・・・・・・リエラさん!」
リエラ「昨日ぶりね」
佐原裕貴「今日も夜道を歩いてるんですね」
佐原裕貴「夜型人間なんですか?」
リエラ「昼間はキライなのよ」
佐原裕貴「この時期暑いですもんね」
佐原裕貴「熱中症とか気をつけて下さいね」
リエラ「ん・・・・・・ありがと」
佐原裕貴「そうだ、先日のお礼したいんですけど」
佐原裕貴「ご迷惑じゃなければ食べにでも行きませんか?」
佐原裕貴「もちろん、奢りますよ」
リエラ(人間と吸血鬼が食事に・・・・・・!?)
リエラ(ああ、佐原裕貴はわたくしを人間だと思っているのね)
リエラ「ぜひご一緒したいですわ」
佐原裕貴「じゃあ行きましょう!何か食べたいものとかありますか?」
リエラ「それはもちろんあなたの血を──」
佐原裕貴「え?なんて?」
リエラ「あ、あなたのオススメが良いですわ〜!」
佐原裕貴「高いものは奢れないけど、とびきり美味い店に連れていきますよ!」
〇ラーメン屋のカウンター
佐原裕貴「大将!いつもの2つ!」
大将「あいよっ!」
リエラ(この部屋・・・・・・なんかキツイ臭いがしますわ・・・・・・)
リエラ(気分が悪くなりそうですわ・・・・・・)
大将「へい、味噌ラーメン、ニンニク増しだよ!」
佐原裕貴「いただきます!」
リエラ「うっ・・・・・・」
リエラ(凄く嫌な感じがしますわ・・・・・・)
佐原裕貴「あれ、食べないんですか?」
佐原裕貴「もしかして、苦手だったりしましたか・・・・・・?」
リエラ「た、食べるに決まってるじゃない!」
リエラ「うっ・・・・・・げほっ!!」
リエラ「ごほっ・・・・・・!!ごほっ・・・・・・!!」
佐原裕貴「だ、大丈夫ですか!?」
リエラ「うっ・・・・・・」
リエラ「むせただけ・・・・・・ですわ・・・・・・」
リエラ「もうお腹いっぱいですわ、ご馳走さま」
佐原裕貴「・・・・・・・・・・・・」
〇開けた交差点
リエラ「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
リエラ(喉がイガイガして・・・・・・ちょっと寒気がしますわ)
佐原裕貴「リエラさん・・・・・・」
リエラ「大丈夫ですわ・・・・・・」
佐原裕貴「凄い声枯れてますけど・・・・・・」
リエラ「あなたがわたくしの心配なんて、500年早いですわ・・・・・・」
リエラ「ごほっ・・・・・・!!!」
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にんにくマシマシのラーメン二郎は食べられませんねww
なんだかんだとちゃっかり美人とデートしながら、下心ないのが本当のイケメンか!👍 次はリエラのどんな面が見られるか楽しみですね😆