ようこそ芸術的美容部へ

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

3話(1/5)珍しい挨拶運動(脚本)

ようこそ芸術的美容部へ

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

今すぐ読む

ようこそ芸術的美容部へ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇ハイテクな学校
「お、おはようございます! 会長!!」
芭登 卓真 バトウ タクマ(うるせ、聞こえてるっての)
芭登 卓真 バトウ タクマ「・・・おはよう」
(ぎゃああ! 会長に挨拶されたあああ!)
「か、会長おはようございます」
芭登 卓真 バトウ タクマ(お、好みの顔)
芭登 卓真 バトウ タクマ「ああ、おはよう」
(うわあああ、かっこいい 今日もかっこいい〜!!)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(あれは・・・生徒会長?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(あの会長が朝の挨拶運動をしてるなんて珍しいな 何か企んでるのか?)
芭登 卓真 バトウ タクマ(まだ来ねえのか〜結構のんびり屋さんなんだな〜 早く来て損したぜ。いつもなら寝てる時間なのにな〜)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(誰か待ってるみたいだ)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「会長おはよ──」
  キタ!!!
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(俺に用事があったのか?)
芭登 卓真 バトウ タクマ(白杜陽介、会いたかった。今日も────、────)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(こうやってたまに心が読めなくなるんだよな)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(えっと・・・俺のことを待ってたってことは・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「あの、俺も挨拶運動に参加するべきでした?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「いや、お前は仮役員だから参加しなくていい」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(え? ならどうして・・・あ)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「部活楽しみですね。昼休み部室で待ってます」
芭登 卓真 バトウ タクマ「ゔっ・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ(かわいいかわいいかわい──────!! ────────────────────!!)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(また読めない・・・?)
  水の中で聞いているかのように心の声がぼやけてはっきりと聞こえない。
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(訓練すれば分かるようになるかな・・・?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「会長、今なんて考えたんですか?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「え・・・?」
芭登 卓真 バトウ タクマ(こっちの心が筒抜けなくらい洞察力があると思っていたが、そう言うわけでもないみたいだな)
芭登 卓真 バトウ タクマ「かわいいなって」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「それはわかってます、その後なんですけど」
芭登 卓真 バトウ タクマ「・・・別に何も」
芭登 卓真 バトウ タクマ(やべえええええバレてなくてよかったあああ)
  バレるってことは悪口言ってたんかコイツ??
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「ふたりとも〜! おはよう! どうしたのこんなところに突っ立って・・・!」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「やっぱり、今日が待ち切れなかったの!?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(先輩は待ち遠しかったみたいだな やっと部員が集まってきて嬉しいのかな)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「全然そう言うわけじゃないんですけど、そう言うことでいいですよ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「なんで遠慮してるのか分からないなぁ! 山口くんも、素直に楽しみだったって言えばいいのにぃ!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「はあ、まあ、そうですね 少しは楽しみにしてました」
芭登 卓真 バトウ タクマ(朝っぱらからうるせぇ。耳に来るぜ 大御堂じゃなかったら、遅刻扱いしてやるのに)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(アンタも朝からクズだな)
芭登 卓真 バトウ タクマ「そろそろ教室に行くか」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「挨拶運動はいいんですか?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「そろそろ奈酉たちが来る頃だろ 生徒も増える頃だし、俺がいたら騒ぎになるからな」
芭登 卓真 バトウ タクマ(白杜陽介と大御堂が来たのに挨拶運動なんてしてる場合かよ 両手に花ってやつを満喫しねえと)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「なるほど」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「はやく昼休み来ないかなー! そうだ、このままここでみんなに声掛けてみようかな?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「やめてください、大御堂先輩が怖くてみんな遅刻しちゃいますよ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「朝からひど〜い」
芭登 卓真 バトウ タクマ「この時間帯に登校しているほとんどの生徒は朝の部活動に行くぞ 昼休みまで待て」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「そっか〜 みんな熱心だね」
芭登 卓真 バトウ タクマ「そりゃ、結果を残さないと俺が予算を減らすからな」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「・・・美容部も結果残さなきゃダメ?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「・・・・・・結果を残せない部活動は学校内の評判で予算を決めている 活動次第だな」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「生徒会っていろいろと大変そうですね」
芭登 卓真 バトウ タクマ「いつも似たような予算になるから、それほど忙しくはない」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「美容部の予算ってどれくらいになるのかな?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「お金は生徒の保護者が払ってるんだぞ? 遊びみたいな部活にはほとんど予算は出していない」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「保護者? 私のおじいちゃんって、学園創設の時いくら出したんだっけ? あれ? 維持費も出してたような?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「お前な・・・それを言ったら俺だって出してるだろ」
芭登 卓真 バトウ タクマ「・・・まあ学校に通ってるのは金持ちばかりだし 予算がない部は部費を高くして楽しんでるな」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「お金持ち・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ(そう言えば白杜って聞いたことねえけど・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「俺の保護者は志染先生のお父さんですよ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「志染先生のお父さんってことは、理事長が君の保護者?」
芭登 卓真 バトウ タクマ(引き取られたってことなのか?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「あんまり覚えてませんが、前の保護者が亡くなってから引き取ってもらったんです」
芭登 卓真 バトウ タクマ「なんて言うか、俺たちが集まった部活って・・・」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「浅部くんの保護者が理事長だってことは、予算いっぱい出してくれるんじゃ・・・!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「あんまり迷惑は掛けたくないんですけど・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ「どうせお前んとこの機材入れんだろ? 予算なんてほとんどいらねえだろ」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「ん〜まあ・・・そっか 予算があったら逆に使い道に困っちゃうかぁ」
芭登 卓真 バトウ タクマ「そう言う話は放課後にしようぜ 他にも決めなきゃいけねえこともあるだろうからな」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(昼休みは部員集め、放課後は美容部について決めるのか・・・ なんかちゃんと部活動らしいことしてるな)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「先輩、楽しみですね」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「うん! はやく昼休みにならないかな〜!」

次のエピソード:3話(2/5)仮部室で昼休み

コメント

  • あっ!🥰もしかして読めなくなるのはアッチ系の想像ですかね!?✨🥰💖うふふ💖会長ったら!!そんな!!朝からそんな!!🥰

    なんだかんだ部活らしくなってきましたねー!!✨😊これからの展開も楽しみですね✨😊

成分キーワード

ページTOPへ