おまけ④ 香の誕生日(脚本)
〇女性の部屋
東条 風(とうじょう ふう)「香、その、本当にごめん・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「いや、別にそんな・・・」
西條 園(さいじょう その)「私からも、ごめんね・・・。 いつも香ちゃんにはお世話になっているのに・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ね、ねぇ、3人ともやめない? 別に、こんな空気になる必要無いって!」
北原 そら(きたはら そら)「この度は大変申し訳ございませんでした」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「って、そらはなんでスーツなの・・・」
北原 そら(きたはら そら)「誠意を示しました」
香「いや、逆に楽しんでるように見えるけど・・・」
北原 そら(きたはら そら)「それは大変、申し訳ございません」
東条 風(とうじょう ふう)「香、その・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「誕生日忘れてて、本当にすいませんでしたぁぁぁぁああああっっっっ!!!!!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「いや、まぁ別に気にしてないっていうか・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「休日に集まって謝るほどのこと・・・?」
東条 風(とうじょう ふう)「謝るよぉ! だって、香にはあれだけお世話になってるし、プレゼントあれだけもらったのに、一週間以上も遅れて・・・」
北原 そら(きたはら そら)「正確には8月29日が誕生日だったな」
西條 園(さいじょう その)「私も、香ちゃんにプレゼントもらってたのに、返せなくてごめんね・・・」
香「いや、別によくあることじゃない?
気にすることないって!」
北原 そら(きたはら そら)「ちなみに、私はまだプレゼントをもらっていないため、罪悪感を覚えてはいない」
北原 そら(きたはら そら)「ただ、同調圧で謝罪をしています」
香「じゃあ、そのスーツは完全にふざけてるってことだね」
西條 園(さいじょう その)「っていうか、そらだって香ちゃんには色々やってもらってるでしょ」
北原 そら(きたはら そら)「それはそれ、これはこれ」
東条 風(とうじょう ふう)「でも、謝るだけじゃ意味が無い。 間違った時は誠意を見せる。香から教わったこと・・・」
香「私、そんなこと言ったっけ」
東条 風(とうじょう ふう)「だから、私達・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「誕生日プレゼントを持ってきましたぁぁぁぁああああ!!!!!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「え、本当に!? 嬉しい~!!」
東条 風(とうじょう ふう)「これが、私達の香への気持ちだからっ!!」
西條 園(さいじょう その)「私達の本気、見せるよっ!!」
北原 そら(きたはら そら)「命を賭した私達のプレゼント、喰らいやがれっ!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「えーっと、気合い入り過ぎじゃない?」
東条 風(とうじょう ふう)「香・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「受け取れ、香りぃぃぃぃいいいい!!!!!!!!」
「「「誕生日、おめでとぉぉぉぉおおおお!!!!!!!!」」」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「え、なにこのケーキ、すっっっごく大きいっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「すっっっごく嬉しい、ありがとう!!」
西條 園(さいじょう その)「私達で作ったの~! すごい頑張ったよ~!」
北原 そら(きたはら そら)「私は、アマゾネスで材料を買い集めた」
東条 風(とうじょう ふう)「これで、喜んでくれるかな・・・?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「当たり前じゃん、すっごく嬉しい! ありがとっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「そっかぁ、良かったぁ///」
西條 園(さいじょう その)「じゃあ、この後はケーキを食べて、みんなで遊ぼっ!! 香ちゃんと一緒に遊べそうなゲームもいっぱい持ってきたんだ~!」
北原 そら(きたはら そら)「ちなみに、私達も一緒にケーキを食べる予定だ」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うん、もちろん! みんなで食べよっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「香、こんな日だからって訳じゃない、っていうか実際はただの休日だけど・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「いつもありがとう、香」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ううん、こちらこそ」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「これからも、よろしく!」
東条 風(とうじょう ふう)「うん!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「でも、風から誕生日プレゼント貰えるなんて、ちょっと新鮮だな~」
東条 風(とうじょう ふう)「うん?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風ってば小学校の頃から誕生日プレゼント忘れてさ~。私がどんなにプレゼントを渡してても全然返してくれなくて・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「だからプレゼントが無い時、風ってば変わらないな~って思っちゃってた!」
東条 風(とうじょう ふう)「ほ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「本当にすいませんでしたぁぁぁぁああああ!!!!!!!!」
俺も忘れてた、ごめん