実話怪談かく語りき

会庫

パパ(脚本)

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〇ライブハウスのステージ

〇ライブハウスのステージ
あいこう「俺に霊感は無いが 奇妙な経験はよくするんだ・・・」

〇ライブハウスのステージ
瑠璃「いや・・・もう9月だけど・・・ 普通こういうの夏じゃない?」

〇ライブハウスのステージ
あいこう「先日俺が寝ていた時・・・」

〇ライブハウスのステージ
瑠璃「あ、普通に始めるんだ・・・」

〇ライブハウスのステージ
  俺は昔から明晰夢が見れる。
  「これは夢だ」と夢の中でわかるって
  現象だ。
あいこう「夢で仕事をしていたら意地でも起きる」
柚子「明晰夢というかっこいい名前の 最もしょうもない使い方・・・」
あいこう「だって嫌だもん。お給金も出ないのに 働きたくない」
あいこう「そんなことはどうでもいい。 で、昨日怖い夢みてさ」

〇白いバスルーム
  詳しくは覚えてないが、
  体が動かなくてシャワーから
  逃げられなかった・・・

〇ライブハウスのステージ
あいこう「でも夢だってわかってるんだよ。 だから」
  ルームシェアしてる柚子に助けを呼ぼうと
  思った。

〇狭い畳部屋
  体は動かないから(寝てるから?)
  気力で口を動かし助けを呼ぶ
あいこう(柚子・・・!柚子!柚子!頼む! 気づいてくれ柚子・・・!!)

〇狭い畳部屋
柚子「ちょ、ちょ!大丈夫!?」
柚子「凄い声上げて泣いてたけど!」
あいこう「・・・」
あいこう「あー・・・ありがと気づいてくれて」
あいこう「わり・・・寝よ・・・」
あいこう「・・・」

〇血しぶき
「パパ!パパ!パパ!パパ!パパ!パパ!パパ!パパ!パパ!パパ!!」

〇狭い畳部屋
あいこう(俺・・・柚子って言ってるつもりがパパって 言ってたな・・・)
  眠い・・・やたらと眠い
  普段は一度起きたらこんなことないのに
あいこう「・・・これ多分寝たら駄目なやつだ・・・」

〇狭い畳部屋
柚子「ん・・・」
あいこう「あ、おはよ」
柚子「はっ!? 朝から何してんの!??」
あいこう「いや、寝ない方が安全かなって」

〇狭い畳部屋
  安全でもなかった・・・
あいこう「・・・」
  その後明るくなるまで
  テレビを観ながら呑んでいたが
あいこう(・・・ 右足が重い・・・痛い・・・)
あいこう(・・・いるのかな)
あいこう(パパ・・・か。 子供なのかな・・・)

〇ライブハウスのステージ
柚子「言ってよ!! 俺も怖いわ!!」
柚子「つーか電気つければまだ良かったんじゃ ないの・・・?」
あいこう「お前寝てるのに起こしちゃ悪いじゃん」
柚子(いらぬ気遣い・・・)
あいこう「だってホントかどうかもわかんねーのに」
あいこう「ただ怖がらせるだけとか意味ねーし」
あいこう「それに俺基本的にはあんまり信じてない」

〇立ち飲み屋
  前に知り合いが・・・
ドンさん「だってよ〜!侍はあるのに 何で縄文人の霊の目撃はないのよ!」
ドンさん「だいたい俺、理系だから信じてない」
ドンさん「全然夜中にチャリで墓場通って帰るけど なんも無いもん」

〇ライブハウスのステージ
あいこう「・・・って言っててその人の言葉を いまだに信じてる」
柚子「そんな怪しい人の言葉 鵜呑みにするんじゃありません・・・」
ヤマト「・・・ その子は何を伝えたかったんだろね・・・?」
あいこう「別に俺に伝えたいことなんか無いんじゃ ねーの?たまたまだよ」
あいこう「自論だが・・・。霊が本当にいるなら そういうもんな気がする」
あいこう「あ、でも一回意味があるのかなと 思った体験があったな」
瑠璃「まっ!まだあるの!?」
瑠璃「つーか隣の家でそんな体験されてんの 怖くて嫌なんだけど・・・」

〇黒
柚子(ルームシェアしてる俺が1番 嫌なんだが・・・)

次のエピソード:大家さん

コメント

  • このイケメン緑モヒカン×意味深ワードの表紙のインパクトが最高ですね😂
    しかも、この明るいトーンで紡がれる結構ヘビーな内容、それが実体験ときたら……😰
    この美男美女の面々も……、あれ、瑠璃さん、「女顔だが野郎のチー牛隠キャ」って、コレはコレで🤤←

  • 緑モヒカンを表紙に据える、ただ1人であろう猛者よ(笑)。
    1番そういうのに縁なさそうなモヒカンがそんな話題ぶっこんでくるのジワります🤣🤣
    私自身の夢系は普通ですが、母がたまに寝言で結構なでかい声で助けを呼んだり呻いたりします(笑)。

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