ヤンデレ彼女とストーカー

レモネード!

第3話 デート(脚本)

ヤンデレ彼女とストーカー

レモネード!

今すぐ読む

ヤンデレ彼女とストーカー
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇体育館の中
吉岡愛璃「先輩、今日もカッコいい・・・・・・」
吉岡愛璃「ステキ・・・・・・」
飯島謙太「そんなにカッコいいか?」
吉岡愛璃「わっ・・・・・・!?」
吉岡愛璃「弦人先輩のお友達さん、おはようございます」
飯島謙太「謙太でいいよ」
飯島謙太「愛璃ちゃんはアイツのどこが好きなの?」
吉岡愛璃「弦人先輩は、わたしに凄く優しくしてくれるんです」
吉岡愛璃「バスケをしてる時は格好良くて、普段は可愛さもあって・・・・・・」
吉岡愛璃「普段だらしないところもあるけど、年下のわたしを引っ張ってくれるような──」
飯島謙太「へぇ、随分好きなんだな」
吉岡愛璃「世界で1番大好きです」
飯島謙太「・・・・・・・・・・・・」
飯島謙太(近くでみると想像以上に可愛いな)
飯島謙太(コイツが玄斗の彼女・・・・・・納得できねぇ)
飯島謙太「弦人より俺の方がイケてると思うんだけどなー」
吉岡愛璃「弦人先輩の方がずっとイケてますよ」
飯島謙太「はっ・・・・・・」
飯島謙太(嫌な奴だな・・・・・・)

〇通学路
  帰り道
原田弦人「・・・・・・・・・・・・」
  弦人は注意深く周囲を確認する。
吉岡愛璃「そんなにストーカーが気になりますか?」
原田弦人「当たり前だろ、愛璃の身に何かあったらどうすんだ」
吉岡愛璃「あぅ・・・・・・」
吉岡愛璃(先輩・・・・・・急にズルいですよ)
吉岡愛璃「やっぱり先輩はカッコいいです」
吉岡愛璃「でも、先輩とはストーカーの話より」
吉岡愛璃「次のデートの話とかしたいです」
原田弦人「そうだな、どこか行きたいところはあるか?」
吉岡愛璃「先輩とならどこだって楽しいですけど」
吉岡愛璃「わたしが選ぶならプールに行きたいですね」
吉岡愛璃「先輩とプールに行ったら最高に楽しいです」
原田弦人(確かに・・・・・・いいな)
原田弦人「よし、じゃあ今週の土曜に行こうぜ」
吉岡愛璃「はいっ!楽しみにしています!」
上島春香「土曜にプールね」

〇スポーツクラブ
  土曜日
吉岡愛璃(スポーツクラブって書いてあるけど、ここであってるかな)
吉岡愛璃(先輩、ちょっと遅いな・・・・・・連絡もつかないし)
原田弦人「早いな!待たせちまったか?」
吉岡愛璃「わたしも今来たところですよ」
吉岡愛璃「行きましょう!」

〇更衣室
吉岡愛璃(先輩にとびきり可愛い姿見せてあげたいな)
吉岡愛璃(私の水着姿──)
吉岡愛璃「あれ・・・・・・今の」
吉岡愛璃「・・・・・・気のせいか」

〇遊園地のプール
原田弦人(あの子めっちゃ可愛いな・・・・・・)
原田弦人(ナンパ──)
原田弦人「マズい、愛璃が来たら怒られる」
吉岡愛璃「先輩!お待たせしました!」
原田弦人「・・・・・・・・・・・・」
吉岡愛璃「先輩?」
原田弦人「いや、い、行こうぜ」
上島春香「欲求が強すぎる、デレデレしやがって」
上島春香「こんな奴、何をしでかすか分からない」
上島春香「やっぱりコイツに愛璃を任せることは出来ないな」
上島春香「いっそ私が・・・・・・」
上島春香「あ、そこの2人・・・・・・恋人みたい」
客A「浮き輪も持ちましたし、行きましょう」
客A「プールデート、楽しいですね」
客A「あれ?楽しくないんですか?」
客A「私は楽しいですよ、好きな人とプールに来て盛り上がらないはずがありません」
客A「そのために、泳げないのにわざわざプールに来たんですから」
客A「さあ、行きましょうか」
客A「大丈夫、誰も気づきませんよ」
上島春香「あの2人、恋人なのかな?」
上島春香「そうだよね、女の子同士だっていいよね」
上島春香「やっぱり、愛璃を守れるのは私だけなのかなぁ」
上島春香「うん、もう赤の他人なんかに頼るのはやめよう」
上島春香「待っててね、愛璃・・・・・・」

〇遊園地のプール
吉岡愛璃「楽しいね!」

〇更衣室
吉岡愛璃(先輩待たせちゃってるかな、急がないと・・・・・・)
上島春香「愛璃?」
吉岡愛璃「春香!?」
上島春香「愛璃も来てたんだねー」
吉岡愛璃「うん、弦人先輩と一緒に・・・・・・」
上島春香「へぇ、楽しかった?」
吉岡愛璃「うん・・・・・・最高だった」
上島春香「そっか、その先輩のこと好きなんだね」
吉岡愛璃「うん、この世で1番大好きだよ」
上島春香「愛璃に好きな人が出来て、私も嬉しい」
上島春香「・・・・・・でもさ、この人といて幸せになれると思う?」
吉岡愛璃「・・・・・・?」
上島春香「例えば、ここで襲われたらどうする?」
上島春香「女子更衣室、外に声は届かない」
上島春香「あの男は助けにきてくれないよ?」
吉岡愛璃「・・・・・・・・・・・・」
吉岡愛璃「春香・・・・・・」
上島春香「なに?」
吉岡愛璃「春香は・・・・・・1つ大きな勘違いをしてるよ」
上島春香「えっ、な、なにそれ・・・・・・」
吉岡愛璃「弦人先輩が私を守るんじゃない」
吉岡愛璃「私が弦人先輩を守るんだよ」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:最終話 ヤンデレ達の結末

成分キーワード

ページTOPへ