8 新しいスタート(脚本)
〇シックなバー
店長が逮捕されて一ヶ月。あの後警察から聞いた話だが、明奈先輩のお得意先が取引を一方的に中止したのは店長に脅されてた
事が原因で、明奈先輩達がバックレた後、店の事は完全放置でまどかさんに固執し過ぎてまともな経営が出来なく成っていたらしい。
店長が逮捕されてまもなく、あのカラオケ店は廃業と成り、その時そこに居た従業員は就活に苦戦してるとかどうとか。
そんな中で俺達は、何時もの様にお客様を持て成して居た。
高島楓「お待たせ致しました。こちらイカ墨スパゲッティと、お子様ランチに成ります」
北島育人「有難うお姉ちゃん!」
高島楓「どういたしまして。こちら、失礼しますね」
北島母「楓さん、今日も忙しそうね」
高島楓「お気に為さらず、これが私達の仕事ですので。それよりも御主人、今日来れなくて残念でしたね」
北島母「えぇ、本当は行ける筈だったんですが、急用が出来てしまって・・・」
高島楓「そしたら、また別の機会をお待ちしてます。あの時助けてくれて、本当に有難う御座いました」
北島母「お互い様ですよ!貴方達が居てくれなかったら、どう成ってた事か」
高島楓「いえいえ、それではごゆっくり」
北島育人「お姉ちゃん達!お仕事終わったらまた遊ぼうね!」
高島楓「うん、楽しみにしてるね」
野島明奈「楓!こっちのカクテル出来上がったから、1番テーブルに持ってって!」
高島楓「分かりました。直ぐ行きます」
野島明奈「さて、今日も宜しく頼むよ!そろそろ新人君の募集掛けても良いかもね・・・!」
〇広い厨房
黒川誠也「良し出来た!まどかさん!こっちは10番であっちが11番テーブルだから!」
佐倉まどか「分かりました!これ終わったらヘルプ入ります!」
今でも俺は厨房での仕事を続けていた。まどかさんからの告白は断りこそしたが、交流は今も続けており、少しずつ
俺もまどかさんを理解して行った。
黒川誠也「もう、真剣に考えても良いかも知れないな・・・」
佐倉まどか「誠也さん!今からヘルプ入ります!」
黒川誠也「有難う!そしたらそっちの方お願いして貰える?」
佐倉まどか「はい!」
今でこそこうして皆と手を取り合って仕事をして居る。散々な事も有ったけど、今こうして皆と一緒に頑張る事が、
俺には心から嬉しかった。もし俺がクビに成って無かったら、まどかさんに告白されて無かったら、今の俺は無かったのかも
知れない。それが必然だったかどうかは、これから自分達で決めれば良い事だった。
佐倉まどか「誠也さん」
黒川誠也「ん?どうしたの?」
佐倉まどか「これからも宜しくお願いします。私、絶対誠也さんに相応しい女に成って見せますから!」
黒川誠也「お、おう!そうだね!(俺が落ちるのも時間の問題か・・・)」
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ゴールインも間近ですね・・・
今回は元のカラオケ店の店員達が完全に被害出ていますが・・・
これで平穏にカラオケ店が営業できると皆さんはイキイキしていていい雰囲気でした!