第五豆 侵入(脚本)
〇地下に続く階段
〇魔物の巣窟
〇新緑
〇白
らでぃっしゅ様「今日もキレイな葉っぱだねぇ」
らでぃっしゅ様「ステキなカタチの葉脈だよぉ」
らでぃっしゅ様「お水、美味しかったかい? 良かった良かった♪」
らでぃっしゅ様「うむ」
らでぃっしゅ様「みんなも美味しそうだ」
らでぃっしゅ様「ボク、収穫が楽しみだよぉ〜」
「キャアアアアアッ!!」
〇魔物の巣窟
らでぃっしゅ様「おいおい、なんで嫌がるんだい?」
らでぃっしゅ様「キミ達は食べてもらえて感謝されるのだよ? 光栄な事ではないかっ──」
フニク アズキ「それってボクの真似事かなあ? んー!?」
らでぃっしゅ様「く、茎がっ!」
らでぃっしゅ様「大根葉がっ、締まるからっ!」
フニク アズキ「──全く、キミは!」
フニク アズキ「いっつも、ボクのモノマネするんだから‥!」
らでぃっしゅ様「今日も元気なマスターを見れて‥ 良かった‥ぜ──」
フニク アズキ「もう水遣り、頼まないでおこうかな〜」
らでぃっしゅ様「ごめんなさい水遣りは生きがいなんですぅ!」
らでぃっしゅ様「マスターに憧れてるから! マネしたくなるんですぅ〜!」
フニク アズキ「わかったわかった‥」
らでぃっしゅ様「スン‥」
フニク アズキ「ほんと、キミは誰に似たんだか」
〇組織の本部
ぞんジイ「ぞびっくしょんっ!」
ぞんジイ「誰じゃあ? ウワサしておるのは‥」
ぞんジイ「やれやれ‥」
ぞんジイ(しかし暑っついのう‥)
ぞんジイ「お〜い! ちゃんとついてきておるか〜?」
レイチ「問題ありませんミ」
モノクル「れんてぃる!」
コーちゃん「オレ モ ダイジョウブ ダ」
コーちゃん「ダガ‥」
ぞびんてーる「がぅ‥」
ぞびぎゃる「ぞべぇ‥」
ぞんジイ「暑さにやられたか‥無理もない」
ぞんジイ「レイチ、例のルートは把握しとるんじゃろ?」
レイチ「もちろんですミ!」
レイチ「裏側に参りましょう」
レイチ「男性区域の者達が秘密裏に築いた、 極秘ルートがあるはずですミ」
〇牢屋の扉
レイチ「ココですミ」
ぞんジイ「なぜ外側に鍵が掛かっとるんじゃ?」
レイチ「恐らく、ダミー "爆弾"でしょう」
ぞんジイ「‥成程のう」
ぞんジイ「刺激を加えると爆破し、 ゾンビの侵入を防ぐ算段か」
ぞんジイ「──解除出来るのか?」
レイチ「ええ‥この手の爆弾は 大抵、内側から解除出来ますミ」
レイチ「あのダクトを使いましょう!」
レイチ「ココはモノクルの出番ですミね♪」
モノクル「れんてぃーる!!」
レイチ「この子に侵入させて解除させましょう」
モノクル「てぃるてぃる! (任せておきな!)」
〇ダクト内
〇牢屋の扉
〇牢屋の扉(鍵無し)
レイチ「解除完了ですミ♪」
ぞんジイ「流石、愛透が作ったサポートメカじゃな」
レイチ「モノクル、貴方はダクトを辿って シェルターの中心部へ向かいなさい」
レイチ「受信機の設置、頼みましたミ!」
モノクル「れんてぃーる! (合点承知!)」
レイチ「では、我々も参りましょう」
〇黒
モノクル「てぃるてぃる〜♪ (受信機を〜♪)」
モノクル「てぃるてぃるてぃ〜る〜♪ (色んなところに〜♪)」
モノクル「れんてぃ〜る〜♪ (セッティング〜♪)」
〇らせん階段
ぞびぎゃる「ぞっ、べ〜りぃ!」
レイチ「懐かしいですミね‥」
レイチ「マスターと沿螺手さんを連れて この螺旋階段を登って‥」
ぞんジイ「ワシも合流し、駆け上がって 炎天下の中、日陰探ししておったの」
コーちゃん「アノトキ ハ セワ ニ ナッタ」
コーちゃん「オカゲ デ アズキ ト イッショ ニ イラレル」
〇らせん階段
レイチ「沿螺手さん! しっかりして下さいまし!」
フニク アズキ「大丈夫だからね! 応急処置はしたからね!」
フニク アズキ「だからお願い‥ 死なないで‥」
ソイラテ コウヒ「置いていけ‥」
ソイラテ コウヒ「俺はもう、足手まといだ‥ せめて、アズキ達、だけでも──」
フニク アズキ「そんな事、出来ないに決まってるでしょ!」
フニク アズキ「ボクの大切なひとを 置いていけるわけないじゃない‥」
ソイラテ コウヒ「アズキ──しかし、このままでは‥」
レイチ「そんな時は 私(わたくし)にお任せ下さいまし」
「追手を足止めして差し上げますミィ〜!」
フニク アズキ「レイチ!」
マチヤ キントキ「止まるでない! 先へ進むのじゃ!」
フニク アズキ「でも‥!」
マチヤ キントキ「バカモン! あやつの想いをムダにするつもりか!」
マチヤ キントキ「あやつなら大丈夫じゃ 大豆のお墨付きじゃからの!」
マチヤ キントキ「ホレ、お前さんも肩を貸してやらんか」
フニク アズキ「う、うん!」
マチヤ キントキ「お前さんのアンドロイドじゃろうて 信じてやるんじゃ!」
フニク アズキ「そう──だね」
フニク アズキ「進もう!」
〇黒背景
レイチ「ライチ風船(バルーン)!」
〇黒背景
〇謎の扉
特殊部隊「ここは完全に封鎖した」
特殊部隊「犯罪者に加担するアンドロイドは 即刻処分す──」
レイチ「ライチ爆弾(ボム)」
特殊部隊「爆弾──だと‥」
レイチ「扉は──ダメでしたか」
〇謎の扉
あの時は壊せなかった
でも
レイチ「三連ライチ爆弾-トリプライチボム-」
〇炎
〇地下広場
今は──違う
「全く、派手にやりおって‥」
ぞんジイ「わざわざ潜入しておるのに 事を大きくしてどうすんじゃ!」
コーちゃん「マア──オソカレ、ハヤカレ」
コーちゃん「サワギ ヲ オコス ツモリダッタ」
コーちゃん「ハデ ニ ヤロウジャナイカ!」
「ぞ び び ぃ ぃ ん ! !」
レイチ「いずれ、外のゾンビ達も 爆音を聞きつけてやって来る事でしょう」
レイチ「ココからが正念場ですミよ! キントキ博士!」
ぞんジイ「今は"ぞんジイ"じゃ」
ぞんジイ「では──ゆくぞ!」
〇コンサート会場
セコイ コウカツ「み、皆さん! どうか落ち着いて‥!」
セコイ コウカツ(外で何が起こっている?)
〇近未来の開発室
オーレンジ「なにごとうさ!? "てんぺんちー"うさ!?」
フニク エマメ「"天変地異"だメ 中国語みたいになってるメ」
アカサカ ササ「きゃっ!?」
〇白
〇近未来の開発室
こら! 惚けるな! メッ!
オーレンジ、マズい事になったメ
モニターを監視カメラに切り替えろ
オーレンジ「りょーかい! うさ!」
オーレンジ「ラビッと、な♪」
〇地下広場
ぞびぎゃる「ぞべりば♪」
研究員ガスマス「外のゾンビ達を(ぞびっ) 連れてきたのか!(ぞびっ)」
研究員ガスマス「こんな事をして‥(ぞび) どうなるか分かってるのか(ぞびっぞびっ)」
ぞんジイ「解っておるわい、そんなモン」
研究員ガスマス「ゾンビが(ぞび) 喋っただと!?」
ぞんジイ「そんなに驚く事も無かろう」
ぞんジイ「ゾンビだって言葉を話す者もおるわい」
研究員ガスマス「し、信じられん‥(ぞび)」
研究員ガスマス「まさか‥(ぞび) 噂に聞く‥(ぞび)」
研究員ガスマス「特殊個体、の──」
ぞんジイ「じきに、お前さんも"そう"なる」
ぞびぎゃる「ぞべり♪」
ぞんジイ「こ、これ! ワシなんか写しても面白うないじゃろ‥」
研究員ぞんび「ぞ び び ぃ ぃ ん ! !」
レイチ「カメラの向こう側の皆様〜?」
レイチ「ごきげんよう!」
レイチ「これから皆様には ZBウィルスに感染していただきますミ」
レイチ「私がシェルター内全てに スポアを振り撒いて差し上げますミ!」
レイチ「それでは──」
〇黒背景
〇近未来の開発室
あわあわしてる場合じゃないメ
オーレンジ、準備したまえ
オーレンジ「準備って?」
フニク エマメ「決まっているだろう! 感染者の治療の準備だメ!」
〇諜報機関
フニク エマメ「恐らく‥大勢の感染者が予想される」
フニク エマメ「正直な話、全員分のワクチンは 用意出来ていない‥」
フニク エマメ「それでも可能な限り、人々を救いたい」
フニク エマメ「オーレンジ、頼めるかメ?」
〇近未来の開発室
オーレンジ「もちろんうさ!」
オーレンジ「一人でも多くの人たちに ワクチンをていきょーして‥」
オーレンジ「少しでも長生きしてもらいたい」
オーレンジ「博士の想いは、うさの気持ちだから」
フニク エマメ「──ありがとう」
オーレンジ「うへへっ♪」
フニク エマメ「なんだメ?」
オーレンジ「なんでもないうさ〜」
〇実験ルーム
オーレンジ「外出衣装に〜♪」
オーレンジ「お着替え♪ お着替え〜♪」
〇近未来の開発室
コウコウ ウズラ「あの、僕達はどうすれば‥」
君達は、搬送された感染者を誘導してくれ
ここのポッドを使えば
朽ちかけた身体を修復出来るからメ
コウコウ ウズラ「凄いですね‥!」
アカサカ ササ「このポッドのおかげで 私達は助かったのでしたね」
オーレンジ「ラビッと、お待たせ〜♪」
(カワイイ‥!)
オーレンジ、用意はいいかメ?
オーレンジ「かめ〜♪」
フニク エマメ「誰が亀だ!」
オーレンジ「それじゃあラビッと行ってきま〜す♪」
ナビラビ「ガルバンゾ!」
〇池袋西口公園
警戒レベル5──
警戒レベル5──
住民の皆様は速やかに避難して下さい
研究員ぞんび「ぞびる(にげる)?」
特に──女性地区の皆様は
トップの指示の下、避難して下さい
のぞびちゃん「びびえ(いいえ)」
繰り返しお知らせいたし──
うわ、なにをする!?
ぞび太「ぞぞーん(うそーん)」
くわcセろo2に苦(くわ、せろ、にく)!
──ぞびびぃぃん!!
オーレンジ「もうこんなに拡がってるうさ‥」
フニク エマメ「男女境界区にまで‥」
〇テクスチャ
オーレンジ「カベがいっぱい出てきたうさ‥!」
フニク エマメ「特殊部隊の連中が 防壁システムを作動させたのだろう」
オーレンジ「ぼーへき、しすてむ?」
〇諜報機関
フニク エマメ「小生が万が一に備えるよう 境界区に建設依頼をしておいたのだよ」
フニク エマメ「名付けて── "対パンデミック用防壁システム"だ」
フニク エマメ「流石のゾンビ共も この壁を越えられないメ!」
〇池袋西口公園
フニク エマメ「これから小生は女性地区の住民に ワクチンを配布していく」
フニク エマメ「お前は男性地区の治療に集中しろ」
オーレンジ「かしこまラビッと〜♪」
〇白
オーレンジ「うさのツインテは〜♪」
オーレンジ「医療器具ぅ〜♪」
〇白
オーレンジ「もう一本いっとくうさ?」
オーレンジ「もう片方も〜♪」
オーレンジ「注射器ぃ〜♪」
〇池袋西口公園
研究員ぞんび「ぞびった(ビビった)?」
ぞび太「び、ぞんだ(え、呼んだ)?」
のぞびちゃん「びびえ(いいえ)」
オーレンジ「さあ♪ "しゅーだんせっしゅ"とシャレ込むうさ!」
何と言っても、数々の演出に驚かされっぱなしです!!
画面効果もそうだし(バリエーションも)、字幕の出し方も工夫が素晴らしい!
見たことないようなものが沢山あり、すごいですね😆
いよいよ反撃みたいな感じで、ワクワクしていく展開で楽しめます!!
おーれんじちゃん可愛い✨😍
しかもまさか髪の毛に医療器具が隠されていたとは!!✨しかも人参!!可愛過ぎます✨☺️
人類のピンチですが、前向きなおーれんじちゃんに癒されますね✨🥰
そして、ゾンビ側が仕掛けてますが、セコイに一泡でも100泡でもふかせてあげられるか気になるところです!!続きも読みます!!✨☺️
謎の野菜の癖が強い🤣
モノマネして怒られて茎を締められるお野菜🥕
小豆側の思惑も見えてきて、そして人類ゾンビ化待ったなし!?
二丁人参でシャレこむオーレンジちゃんかわいい