第2話 吸血鬼(脚本)
〇貴族の応接間
アリア・クラン「ち、違うんです!これは・・・・・・」
エミリ「わたくしの家に侵入するとは、随分と度胸のある人間ですわね」
エミリ「それに・・・・・・美味しそうですわ」
アリア・クラン「このっ・・・・・・!」
アリア・クラン「くっ・・・・・・」
エミリ「わたくしは吸血鬼、この程度の傷すぐに再生出来ますわ」
アリア・クラン「う・・・・・・クラクラする・・・・・・」
エミリ「相当量の血液を飲んだつもりですけれど、よく立っていられますわね」
アリア・クラン「私は、タフなことが強みだから!」
エミリ「っ・・・・・・!」
エミリ「鬱陶しい・・・・・・」
アリア・クラン「はぁっ!」
エミリ「っ・・・・・・げほっ」
エミリ「小癪な・・・・・・」
エミリ「わたくしは吸血鬼、血を吸えばいくらでも回復出来ますわ!」
アリア・クラン「あぐっ・・・・・・!」
アリア・クラン(振り解かないと・・・・・・!)
アリア・クラン「うぅ・・・・・・!」
アリア・クラン「強い・・・・・・!?」
エミリ「わたくしは吸血鬼、人間とは比較にならない力を持ちますの」
エミリ「ぷはっ!」
アリア・クラン「うあぁぁぁっ!!!」
エミリ「最高の味ですわ」
アリア・クラン「くっ・・・・・・負けるわけには・・・・・・」
エミリ「小癪」
アリア・クラン「あああぁぁぁぁ!!!」
アリア・クラン「くっ・・・・・・ここで負けるわけには・・・・・・」
エミリ(え、長くない・・・・・・?)
アリア・クラン「あああああぁぁぁぁぁっっっ!!!」
アリア・クラン「く・・・・・・は・・・・・・」
アリア・クラン「っ・・・・・・諦めない!!」
エミリ「うぐっ・・・・・・!!」
エミリ「だから無駄だって!!」
エミリ(血を飲めばわたくしは無敵!わたくしの負けは無い!)
アリア・クラン「はっ!」
エミリ「くっ・・・・・・」
〇貴族の応接間
3日後・・・・・・
アリア・クラン「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
アリア・クラン「もう・・・・・・限界・・・・・・」
エミリ「うっ・・・・・・」
アリア・クラン「倒れた!?」
アリア・クラン「やっっっと終わったー!」
エミリ「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
エミリ(こいつ・・・・・・おかしいですわ・・・・・・)
エミリ(不死身ですの・・・・・・?)
アリア・クラン「さて、仕留めるぞ!」
エミリ「ちょ、ちょっと待って下さいまし!」
エミリ「貴女、魔族ですの・・・・・・?」
アリア・クラン「人間ですよ」
アリア・クラン「言いたいことはそれだけですか?」
エミリ「ま、待って・・・・・・!」
エミリ「わたくしを仲間にして!」
アリア・クラン「えっ・・・・・・?」
エミリ「この辺りのことなら、何でも分かりますわ」
エミリ「だから・・・・・・命だけは・・・・・・」
アリア・クラン「・・・・・・・・・・・・」
アリア・クラン「分かりました!よろしくお願いします!」
エミリ「わたくしの名はエミリ、貴女は?」
アリア・クラン「アリア!」
アリア・クラン「まず料理の美味しいホテルを教えて!」
エミリ「も、勿論ですわ」
エミリ(な、何とか命拾いしましたわ・・・・・・)
エミリ(この人間の正体・・・・・・何者ですの?)
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相変わらずタフだと思ってたら長時間戦い過ぎで笑いましたwあと平和なオチに一安心しました!
吸血鬼に不死身かと疑われるほどの主人公のタフさww
相手が根負けすることで勝ちを収めるというのは、なかなか斬新な展開ですね!
「タフな少女」
合っているんだけど、やっぱり何かがおかしい。
当の主人公が何も疑問を持たずに平常運転なのがまた不穏
ともあれ
楽しませていただきました。
ありがとうございます。