3 接炎(脚本)
〇おしゃれなリビング
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)(居留守でやり過ごせりゃいいが)
天馬の声「おらんのちゃう?」
梓真の声「そうかもな」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)(男二人か・・・ どっちも面識は無さそうだが)
梓真の声「ドアノブ溶かすか・・・」
天馬の声「お〜こわぁ」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)(ドアノブを溶かす!?)
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「はいはい! どちらさんでしょうかぁ?」
〇黒
〇おしゃれなリビング
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「邪魔すんで〜」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)(関西ノリ・・・よそ者だな 妙なゴーグルは異能の補助用か・・・?)
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)(甕速 梓真・・・ コイツが来たってことは・・・)
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「一人か?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「向こうに息子がいる できれば静かに頼みたい」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「母親は?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「病気で亡くしてな・・・ シングルファザーてやつだ」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「そうか・・・」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)(母親おったら殺してたんちゃう・・・)
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「俺が来た理由はわかるか?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「甕速 梓咲・・・ アンタの姉の件だろう?」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「対応気をつけた方がええで これアンタの為の忠告な」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「余計なことは言うな お前から殺すぞ」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「はいはい」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「殺すね・・・ 姉の復讐てところか?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・この異能は?」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「今のはデモだ 必要ならお前も煮ることになる」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「ちょっと待て! 協力したのは認めるが俺も被害者だ」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「どゆこと?」
〇おしゃれなリビング
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「だからやらねぇって言ってんだろ!!」
吉田所長「凶悪な異能者を排除する それに何の抵抗が?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「アンタらの評判は聞いてる 仕事はしない」
吉田所長「ふぅ・・・」
吉田所長「君の息子・・・ 異能者なんだってね」
吉田所長「リストに入ってたよ いつ若い連中の標的になるか・・・」
吉田所長「協力してくれるのなら・・・ 解るね?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「未来永劫ヒカルには近づかない」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「それなら・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・やるよ」
〇おしゃれなリビング
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「それでお前は何をした?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「俺は情報屋だ」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「彼女の身辺や素行、ライフサイクルを調査 それを《フラット》に流したよ」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「犯行現場には?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「情報提供だけだ」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)(姉ちゃんの記憶にコイツはいなかった)
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)(だがコイツの情報が犯行を補助した・・・)
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)(子供には悪いが殺──)
瀬古 ヒカル(セコ ヒカル)「タカトラ・・・それ友達?」
〇白
梓真(アズマ)の幼少期「姉ちゃん・・・大丈夫?」
〇おしゃれなリビング
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「大丈夫だから 部屋に戻ってろ」
瀬古 ヒカル(セコ ヒカル)「うん」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「・・・」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「今回は情状酌量の余地ありでええんちゃう?」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「・・・」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「瀬古・・・ 殺すのは保留にする」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「それはありがたい」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「その代わり《フラット》の情報が欲しい 特に須藤という男の・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「やってみよう・・・」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「俺はこれから・・・ 《フラット》を解体する」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「それまでお前には協力してもらう」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「断れば殺す」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「あぁ・・・ わかったよ」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「解体てどうやんの?」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「一人残らず焼くだけだ・・・」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「なるほどね」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「ちょっと待て・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「《フラット》は確かに異能者アンチ団体だが ほとんどは害のない連中だぞ?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「無茶してるのは一部の過激派だけだ」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「どうしろと?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「過激派の連中を俺が調べてピックアップする それ以外は殺すな」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「信じられる保証は?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「吉田は殺したんだろう?」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「火葬までやったよ」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「なら過激派の手綱を握る奴がいなくなった 次はヒカルが危ない」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「復讐と先手・・・ Win-Winてことね」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「情報は全て共有する 信じるか殺るかはそれを見て決めればいい」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「何日かかる?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「1週間は欲しい」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「3日でやれ」
「・・・」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「それじゃあな」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「待て・・・ 最後に1ついいか?」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「なんだ?」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「俺の調べじゃアンタは異能者じゃなかった」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「さっきの加熱・・・ アンタの姉の異能だと思っていたが?」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「アンタの調査結果は正しい・・・ それだけ答えとく」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「お邪魔しました〜」
〇開けた交差点
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「それじゃ瀬古から連絡来たら教えてな」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「お前は《フラット》に何の恨みがあるんだ?」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「そんなもん異能者ってだけでアリまくりやろ」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「僕達3人はwin-win-winの関係なんや」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「上手く利用し合おうや」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「とりあえずの共同戦線てことだな」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「妙な動きをすれば殺すからな」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「もうそれわかったて」
隼瀬 天馬(ハヤセ テンマ)「それにしても瀬古・・・ めちゃくちゃ落ち着いてたな」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「そうだな・・・」
〇おしゃれなリビング
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・ふぅ」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「・・・・・・」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「ビビったーーーーーー!! 死ぬとこだった死ぬとこだった」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「加熱で死ぬとかグロすぎんだろ マジでよかった助かったーー!!」
瀬古 ヒカル(セコ ヒカル)「うるさいぞタカトラ」
瀬古 高虎 (セコ タカトラ)「お前は早く寝ろよっ!!」
〇中規模マンション
〇おしゃれなリビングダイニング
健御 公英(タケミ ヒロヒデ)「今日一緒に出掛けないか?」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「いいけど・・・どこに?」
健御 公英(タケミ ヒロヒデ)「《ギフト》だよ」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「異能者以外が行っていいんだっけ?」
健御 公英(タケミ ヒロヒデ)「身内なら構わないさ そもそも差別意識なければ誰でも歓迎なんだ」
甕速 梓真 (ミカハヤ アズマ)「そっか・・・」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)
今回は雰囲気が優しい。清涼のように心に癒やしを与えてくれる存在が二人もいる😆
とはいえ、どちらも異能者事件に巻き込まれていきそうなあ雰囲気はあるんですよね😖😖😖
ダークヒーローとの恋は特に茨の道を歩みそうで……
みんな2話以降は閲覧率が減ってるのでそういうものなんでしょうね。今回は1話を重視したコンテストですし。そして長編だからお気にいりだけでも追うのが大変(。ŏ﹏ŏ)
長編コンテストの影響で読み物が増えてるんですよね。それでだと思います。1-2-3話で読者減らないとかあまり見ないので僕も気にしないようにしてます。😅
時間が空いてもストーリーにすぐ戻れるHEAT は良コンテンツだと個人的には思ってます。
今回の瀬古の空度胸。大人にあるあるで親近感わきました。
家族愛と復讐心のせめぎあい、そこに友情と恋愛が入ってくると思われ、続きもとても楽しみです。
イケオジ、殺されなくて良かった!
不穏続きからのラブコメ、ほっとしましたが、やっぱり背景を考えると不穏ですね😂これからどんな思いをするのやら……!
ヒデ兄がいい人すぎてなごみます✨️