エピソード1(脚本)
〇丘の上
ロスミーがやって来た。
マサオにとってロスミーは、時空を超えてやって来てくれるひとになっていた。
〇ライブハウスの入口(看板の文字入り)
ロスミー「ライブハウスに行ってみませんか」
〇ライブハウスの入口(看板の文字入り)
地下にあるライブハウスに繫がる階段を下りた。
ジャズの演奏が聞こえてきた。
〇ライブハウスのステージ
マサオが、席に着くとお目当てのバンドメンバーが出て来た。
〇ライブハウスのステージ
演奏が始まった。
〇ライブハウスのステージ
ベースとドラムのシンバルが静かに音を刻み出した。
テーナーサックスが参加した。
〇ライブハウスのステージ
絶妙のタイミングでトロンボーンが加わった。
マサオはトロンボーンの入り方にしびれた。
〇ライブハウスのステージ
ピアノの音が聞こえだした。
プレイヤー全員の演奏楽器がそろった。
素晴らしいとプレイヤー同志がお互いを讃え合っている。
プレイヤーと観客がひとつになった。
〇カラフルな宇宙空間
演奏が終わり、気持ちが高ぶったままマサオは外に出た。
宇宙に向かった。
〇地球
地球が小さなボールのように見える。
あそこには、70億人以上の人が住んで居る。
マサオは、ライブハウスの感動が蘇えった。
地球に住み続けたい。
〇シックなリビング
マサオは家に戻った。
オヤジがいた。
マサオの父「勤め先はみつかったか?」
マサオ「まだみつからない」
マサオの父「これから人生、先は長いからな」
マサオ「そうか、今までは、20年ちょっと これから先、50年以上ある」
お腹がいっぱいになった
エネルギーを発散させる
”どうも、どうも”と相手との摩擦を避けて生きていけるのだろか
今の社会を考えた。
金融経済と実体経済。
金融経済が、実体経済の何十倍になっているらしい。
どちらかと言えば、額に汗して働きたい。
〇アーケード商店街
市場経済は、商品をつくり、商品を購入させている。
消費者の購買行動も変わった。
自分で検索して、インターネットで購入している。
自宅にいながら世界のどこからでも商品を買える。
〇コンビニの店内
生産・販売システムも変わった。
大量生産・大量消費から多品種・少量生産へと。
〇黄色(ライト)
持続可能性(サステナビリティ)、人間中心(ヒューマンセントリック)が、これからのコンセプトとして提唱されている。
〇青(ダーク)
時代が進んでいけば、科学の進歩で誰でもが、”光を超える速度”を使用できる。
見えない感性、欲求、”心”も可視化できるようになる。
マサオ「自分は、先取りしている」
時流を的確に把握しなければならない。
先取りした特技をポジティブに使おう。
二つも超能力を有していながら日常生活で安易に利用することなく、社会や人生をマクロ・ミクロの視点で考えるマサオは、やはり凡人に見える非凡な人間かもしれない。でも、ライブや宇宙に行くのもいいけれど、そろそろ、まずは一人暮らしから始めてみてほしいなあ。