13 理想のヒーロー(脚本)
〇教室
数日後、心アドベンチャーをプレイした人の中に自殺者が現れた事を機に、各地で売られた心アドベンチャーは正式に
返品及び廃棄処分と成り、販売も中止と成った。夏目ゲームスに居た結城雁之助は暫くの間行方不明と成っていたが、警察の
懸命な捜索の下、とある山奥の小屋の中で自殺した結城雁之助が発見されたと発表された。
渡辺一樹「やぁ、二人共お早う」
小泉彩花「あ!渡辺君お早う!もう大丈夫なの?」
渡辺一樹「何とかね・・・まさかあのゲームがこんなに重いメッセージ性を込めてたなんて・・・久我、それに早く気付くなんて凄いな」
久我誠一「まぁ、暗黒四天王が皆間違った事したり、間違った事言ってるとは思えなかったから」
渡辺一樹「当分僕はVRMMOを含めたどのゲームもやりたく無いな。別の楽しみを考えるよ。それじゃあね」
小泉彩花「確かに、あんなのやらされちゃ他のゲームなんて出来そうに無いね」
久我誠一「そうだな。もう直ぐ進路決めないと行けないし、ゲームは暫くお預けかな・・・」
小泉彩花「ねぇ、誠一は進路どうするか決めた?あたしは介護系の仕事がやりたいって思ってるよ」
久我誠一「もしかして、ハーキンや隼人の影響?」
小泉彩花「それが有るのは間違い無いね。誠一はどうしたい?」
久我誠一「個人で調べたり先生に話聞いて見たら、環境保護研究所ってのが実際有るのが分かってさ。俺はそこに行きたい」
小泉彩花「そっか。あたし達、あのゲームやって良かったのかも知れないね」
久我誠一「あぁ、結城雁之助さんには、感謝しないといけないな」
誰にだって自分だけのヒーローが居る。ハデスと暗黒四天王は、人類を滅ぼして自然を再生して争いを無くす事を掲げていた。
結城雁之助に取って、彼等は雁之助自身が思い描いた理想のヒーローだったのかも知れない。
貴方に取ってのヒーローは、どんな人ですか?
ご視聴有難う御座いました!またのお越しをお待ちしております!
ゲームとかでも学べることはあるということですね・・・
今回は環境問題の事を考えられるいい作品でした。