天使と堕天使たち

せら

4きなこ、1人で出撃!(脚本)

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〇城の回廊
  2回目の出撃の日
あゆか「きなこちゃ〜〜ん、頑張ってね!!」
るり「とても心配だけど、無理はしちゃだめよ」
きなこ「お二人ともご心配、ありがとうございます。 私、頑張って来ます!」
ガブリエル「みんな、おはよー! きなこちゃん、ドキドキだね⭐︎」
あゆか「ガブリエルさんっ!おはよーございます」
きなこ「ガブリエルさん、おはようございます とっても緊張します・・・!」
ガブリエル「怖かったら、ミカエル様とかウリエル様にどんどん頼っていいと思うよ⭐︎絶対守ってくれるから」
きなこ「はい♪分かりました」
あゆか「ミカエルさんの戦ってるところ、見てみたかったな〜」
ガブリエル「もーすごいんだよ⭐︎杖を軽く振るだけでもう大変なことになるから」
るり「語彙力・・・」
あゆか「アハハっ ミカエルさんって天使長だもんね!絶対強いに決まってる♪」
ミカエル「あらあら、さっきから私の名前を呼ぶ子は誰かしらと思ったら・・・どんなお喋りしてたの?」
あゆか「あっ、ミカエルさん!! さっきミカエルさんってとても強いよね〜って話してたんです」
ガブリエル「どれだけ鍛錬しても、私たちなんかじゃもう太刀打ちできないです⭐︎」
ミカエル「ありがとう。でもそれを言うなら姉上様に言ってちょうだい。姉上様の方がもっと素晴らしい力を持っているのよ?」
あゆか「先輩もすごく強いって感じます!!」
ミカエル「そうよ〜。 さぁ、きなこちゃんそろそろ時間よ 頑張りましょうね」
きなこ「はい!」
モラクス「私も・・・出撃することに・・・なりました。無事に・・・帰りましょう」
きなこ「モラクスさん! 今日は、よろしくお願いします」
モラクス「とても・・・元気ですね」
ミカエル「モラクスも、もっと元気に接してみてはどうかしら?」
モラクス「ミカエル様・・・私は・・・至って元気です。 ただ・・・顔が上手く・・・動かないから」
きなこ「だ、大丈夫ですか・・・?」
ミカエル「うふふ、こんな小さな子に心配されちゃって♪」
モラクス「きなこさん・・・私は・・・こういった・・・性格なので・・・大丈夫です」
きなこ「大丈夫でしたら、良かったです・・・!」
ウリエル「皆さま、遅くなってしまい申し訳ございません。 本日はよろしくお願いいたします」
きなこ「ウリエルさん、おはようございます・・・!」
モラクス「ウリエル様・・・おはようございます。 遅くは・・・ないです」
ウリエル「そうなのでしたら良かったです。 それにしても、皆さま随分と張り切っておられるようで」
ミカエル「うふふ、きなこちゃんの成長したところを見られるんだもの。 あなたも楽しみでしょう?ウリエル」
ウリエル「左様でございますね。心踊る気持ちです」
きなこ「そ、そんな・・・!緊張します」
ミカエル「うふふ♪では、向かいましょう」
きなこ「はい!」

〇魔界
悪魔「グァァァァァッ!!」
きなこ「も、モラクスさんの武器、とてもカッコいいですね・・・!初めて見ました」
モラクス「これのことでしょうか・・・?これは・・・サブマシンガンと言って・・・マシンガンを・・・もう少し小さくしたものです・・・」
モラクス「連続で・・・弾を撃つことができます・・・その分・・・威力は落ちてしまいますが」
きなこ「そうなんですね。 良ければ、この戦いが終わった後、少しだけ触らせて頂けませんか・・・?」
モラクス「私は・・・構いません 銃にも・・・色々種類があるので・・・触れる機会があるといいですね」
きなこ「ありがとうございます♪ はい、武器ってここに来るまで触る機会がなかったので、たくさん経験したいです」
ミカエル「そちらはあらかた終わっている様ね。さすがねモラクス」
モラクス「ありがとうございます・・・ミカエル様こそ・・・ご無事でなによりです」
  ウオォォォォォォォォォォ!!!!!!
「!!!」
モラクス「大勢の敵が・・・こちらに・・・向かってきているようです」
ミカエル「そのようね」
きなこ「あわわ・・・・・・!?」
ミカエル「いいわ、私が終わらせましょう。2人と、兵達は離れてちょうだい」
モラクス「ご武運を・・・ きなこ・・・行きましょう」
ミカエル「愚かで、可哀想な子たち・・・ 私が抱き止めてあげる」
きなこ「敵が、1人もいなくなりました・・・!」
モラクス「ミカエル様は・・・ルシファー様の双子の妹・・・そして天使長をしています・・・私たちとは・・・次元が・・・違います」
きなこ「ミカエルさん・・・すごいです・・・!!」
ミカエル「うふふ♪天使長たるもの、これぐらいできなくては失格になっちゃう さぁ、ウリエルと合流しましょう」
「はい(!)」

〇魔物の巣窟
ミカエル「お待たせ、ウリエル」
ウリエル「お疲れ様でございます。お三方ともよくぞご無事で」
  グオォォォォォー!!!
ミカエル「うふふ、きなこちゃんが襲われてしまうところだったわね。 さて、あとどれぐらい残ってるの?」
ウリエル「残り、220でございます」
ミカエル「では、ここにいる者達で全てなようね。 私の魔法で片付けることはできるんだけど、それだとウリエルの兵達を巻き込んでしまうわ」
ミカエル「ここで集まってても不利だから、散らばって戦いましょう。ウリエルは北に引きつけて、モラクスは南、私は東に引きつけるわ」
ウリエル「かしこまりました。皆さま、ご武運を祈ります」
きなこ「あっ、ウリエルさんっ私もお手伝いしたいです!」
ミカエル「うふふ♪ウリエルったら私の知らない間に懐かれてるわね」
モラクス「ミカエル様のご指示通り・・・南に引きつけます・・・ご無事で」
ミカエル「ええ。気をつけてね、モラクス」
  あれは・・・天使長ミカエルだ!!お前ら、やっちまえーーー!!!
ミカエル「うふふ♪」

〇薄暗い谷底
悪魔「グオォォォォォォォォォォー!!!!どこまで逃げるつもりだウリエルー!!」
きなこ「下に、降りて行きました・・・!ウリエルさん」
ウリエル「そうですね。では、ここで戦いましょう」
ウリエル「きなこ様、ここでお降り下さい」
きなこ「はい・・・!運んでくれて、ありがとうございます」
悪魔「人間のガキがいやがるなぁ〜あいつを先にぶち殺すぞ!」
悪魔「おお!」
ウリエル「きなこ様は、弓をお使いでしたね。 ですので、兵達と行動を共になさって頂けますでしょうか。私はかなり敵と近づきますので」
ウリエル「何かあればすぐ私をお呼び下さい。貴方をお守りいたします」
きなこ「わっ分かりました!気をつけて下さい」
ウリエル「はい。きなこ様もどうかご無事で」
悪魔「来やがったぞ!!お前ら、かか・・・」
悪魔「なんという速さだ・・・!!!かかれー!!」
「グアッ!!!!!」
きなこ「・・・・・・やっ!!!」
きなこ「ウリエルさん、あんなに大勢を・・・すごい! 私も頑張らなきゃ」
悪魔「てめぇだな・・・さっき矢を当てやがった野郎は!!死ね・・・!!」
きなこ「・・・・・・ッ」
きなこ「ひッ・・・?!(頭、が、)」
きなこ「う、ウリエルさんッ!もう、死んでいると、思います・・・!」
ウリエル「よくお聞きなさい、きなこ様。息の根が止まるまでは、相手から目を背けてはなりません」
きなこ「あ・・・ごめんなさい・・・!」
ウリエル「謝って頂く必要はございません。 ・・・ラファエル様はお優しいお方ですから、そのような事は伺っていないのでしょう」
きなこ「・・・はい」
ウリエル「先ほどの様な事例で数多の兵が亡くなってしまわれています。きなこ様の様なお優しい方ばかりでした」
きなこ「・・・・・・・・・!」
ウリエル「・・・私は、きなこ様に生きていて頂きたいと思っております。 今回は、間に合って安堵しました」
きなこ「ウリエルさん、ありがとうございます」
天軍の兵士「ウリエル様、お取り込み中失礼します。 この地点に敵はおりません」
ウリエル「畏まりました。ご報告ありがとうございます。では、戻る準備を始めて下さい」
天軍の兵士「はっ」
ウリエル「きなこ様、私達も戻りましょう。お力添えありがとうございました」
きなこ「はい・・・!」

〇荒野
「グアァァッ!!!!」
モラクス「弾が・・・ピンチです・・・」
天軍の兵士「モラクス様、私のものをお使いいただければと!」
モラクス「ありがとうございます・・・助かりました」
天軍の兵士「とんでもございません」
モラクス「今日は・・・強い敵が・・・多いです・・・助けてほしいです・・・ラファエル」

〇魔物の巣窟
ミカエル「終わったようね。みんな、お疲れ様」
ミカエル「今回は、激戦だったわね。きなこちゃんも、ヘトヘトじゃない?」
きなこ「まだ、動けます!ウリエルさんに助けてもらいましたから・・・!」
ミカエル「そうなの♪ウリエルは頼りになるでしょう? さて、天界に戻りましょうか」

〇城の回廊
ガブリエル「みなさんおかえりなさーい☆」
サリエル「皆さま、お疲れ様です」
ミカエル「ガブリエル、今回の撃破数は、◯◯◯よ。主にそう伝えておいて」
ガブリエル「了解しましたー☆めっちゃ多いですね〜!」
ミカエル「みんな頑張ってくれたからね。敵の数も多かったからかしら」
あゆか「みなさん、おかえりなさい!きなこちゃん、怪我とか大丈夫??」
きなこ「あゆかさん、擦り傷だけです。ご心配ありがとうございます・・・!」
ラファエル「良かった・・・!頑張ったね、きなこちゃん。 すぐに皆さんの治療を始めます・・・!」

次のエピソード:5 天界でのショッピング♪

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