第一章 殺人怪盗(脚本)
〇黒
人の心に潜むもの。
妬み・恨み・憎しみ
それは、闇────
なぜ、人は光を求めるのか?
なぜ、人は闇を恐れるのか?
光か闇────
お前はどちらを選ぶ?
〇郊外の道路
女性「こっ来ないで・・・」
「美しい瞳を持つ乙女よ。 あなたの命、私が貰おう」
女性「キャアー!!️」
〇黒
第一章 殺人怪盗
〇街中の道路
あかり「やばい!遅刻だ〜」
あかり「あっ!すみません」
デビル「はい」
あかり「あっ!ありがとうございます」
あかり「やばい!やばい!!」
デビル「フ・・・・・・」
〇大きな木のある校舎
学校──────
〇教室
あかり「ぎっギリギリセーフ!」
紗奈「おはよー」
蘭「あかり、また寝坊?」
あかり「『ラブハント』のDVD見返してたら寝過ごしちゃって〜」
蘭「あぁ。2年前に流行ってた恋愛ドラマね」
あかり「主人公の怪盗がヒロインのハートを盗む、 ロマンチックストーリーなの」
あかり「いいな〜 私もあんな恋がしたい」
蘭「あんたね〜 もっと現実見なさいよ」
紗奈「ねぇねぇ、知ってる? 殺人怪盗の噂!」
蘭「あぁ知ってる!知ってる!!」
あかり「殺人怪盗?」
〇黒
ある一人の少女が学校から帰ると、
ポストに赤い封筒が入ってたんだって
封筒には手紙が入っていた。
でも、それが奇妙なのよね
赤い文字で・・・
〇赤(ダーク)
今宵、キミの輝く命を頂きに参上する
殺人怪盗
〇教室
教師「はーい、静かに! ホームルーム始めるぞ〜」
教師「近頃、女性が殺害される事件が続いてる。 警察の話だと狙われてるのは10歳から 20歳らしい」
「嫌だ怖い〜」
教師「静かに!」
教師「えー 警察の方が周辺の警備をしてくれるそうだ」
教師「みんな、くれぐれも寄り道せず帰るように」
〇教室
「狙われるのは女ばかりって言ってたけど、 男も0じゃないかもな〜」
「怖い〜」
あかり「なんか怖いな」
「ドーン!」
あかり「わっ!」
ケンタ「よう、あかり!」
ケンタ
あかりの幼馴染
あかり「何すんのよ!ケンタ!!」
ケンタ「お前がヒョロっとした顔してたから、 元気ずけてやろうかな〜って!」
あかり「誰がヒョロっとしてるって?」
ケンタ「殺人鬼が潜んでるって事か?」
あかり「だって怖いじゃん! もし襲われたりしたら・・・・・・」
ケンタ「へーきだよ! 狙われてるのは美人ばっかなんだからさ!」
あかり「なんですって〜」
ケンタ「わっ!ヤベぇ! 鬼ババアが来るぞ!!️」
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