連合軍結成(脚本)
〇謁見の間
マルク王子「お城の奪還、おめでとう御座います」
スカーレット王女「ありがとうございます、これも皆さんのお陰ですわ」
マルク王子「いえ・・・ところでエドワード殿は大丈夫ですか?」
スカーレット王女「ええ、深傷を負いましたが、命に問題は無い様ですわ」
マルク王子「それは良かったです」
水国兵士「失礼します、大臣が地下牢で発見されました!!」
スカーレット王女「え?無事だったの?」
水国兵士「はっ!!傷を負ってはいますが、ご無事です」
スカーレット王女「よかった・・・大臣に何かあったらどうしようかと・・・」
水国兵士「歩けるようなので、お連れ致しましょうか?」
スカーレット王女「無理だけはさせないようにね」
水国兵士「はっ!!」
スカーレット王女「大臣・・・よかった・・・生きててくれて・・・」
大臣「ご心配おかけしました、女王様」
スカーレット王女「でも、どうして地下牢に?」
大臣「それは・・・」
〇謁見の間
大臣「それそれ!!」
バルボア「ふん・・・!!」
大臣「ゴフッ!!」
バルボア「ふん・・・もう終わりか・・・つまらん・・・」
大臣「なんのこれしき・・・まだ負けてはおらぬぞ!!」
バルボア「無駄だ・・・主はつまらん・・・こいつを牢に・・・」
帝国兵「はっ!!」
〇謁見の間
スカーレット王女「え?殺さずに牢に入れたので?」
大臣「ええ、何故だかわかりませんが・・・」
黒騎士アレックス「大臣には悪いが、奴は強者にしか興味が無い、大臣は対象外だったって事だ」
スカーレット王女「バルボアの事、知ってるのですか?」
黒騎士アレックス「ああ、奴とは色々あってね・・・」
スカーレット王女「そうですか・・・」
スカーレット王女「ところでマルク王子、お話があるのですが?」
マルク王子「何でしょう?」
スカーレット王女「私達水国は、正式に光国の指揮下に入りたいと思っています、どうかお願い致します」
マルク王子「えぇ!?どうしよ、アレックス?」
黒騎士アレックス「はは、女王様、それでは王子は嫌がりますよ?王子、連合を組むって言うのはどうでしょう?」
マルク王子「うん、それなら!!女王様、連合なら喜んでお受け致します」
スカーレット王女「わかりましたわ、でも指揮権はマルク王子にお願い致しますわ、私も兵の一人として使って貰っても構いませんわ」
大臣「女王様、お城はどうされるおつもりで?」
スカーレット王女「大臣とエドワードにお任せします、後はお願い致しますわ」
マルク王子「大臣、いいんですか?」
大臣「ええ、女王様は一度口に出したら折れませんので・・・わかりました、お城の事はお任せくださいませ」
スカーレット王女「ありがとう、大臣」
スカーレット王女「それでマルク王子、次はどちらへ?」
マルク王子「うん、次は雷国へ向かいます!!」
スカーレット王女「わかりましたわ、いざ雷国へ!!ですわ」
バルボアが硬派な感じで良いですね。
連合軍結成……話がまた大きく動き出しそうですね。どれだけの規模の戦いになるのか見物です☺