コンカフェ嬢の流儀

ぽんたろう

第8話『みんなで親睦会』(脚本)

コンカフェ嬢の流儀

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〇メイド喫茶
あみーな「んー、どうしようかな」
月「店長どうかしたんですか?」
あみーな「月ちゃんも入ってくれたことだし そろそろみんなで親睦会みたいなことしたいなって思ったの」
月「本当ですか!? ぜひ、やりたいです!」
マイマイ「楽しみです」
あみーな「今度の土日 お店のメンテナンスで二日間お休みだから その日にやろうと思ってね」
あみーな「でも、いい場所が思い当たらないの」
月「だったら、うちでやりませんか?」
「月ちゃんち?」

〇大きな日本家屋
あみーな「ここが、月ちゃんのおうち!?」
マイマイ「凄いですね」
えるる「間違いないっち?」
あみーな「とりあえず、ご挨拶して入りましょ」
マイマイ「こんにちは!」
星川天海「・・・・・・」
「・・・・・・」
あみーな「こんにちは」
あみーな「陽奈さんに本日お呼ばれして参りました」
あみーな「本日はお世話になります」
マイマイ(凄いオーラ)
星川天海「・・・・・・」
星川天海「ようこそ」
星川天海「いつも孫がお世話になっております」
(顔に似合わず優しい)
月「あー! おじいちゃん!」
マイマイ「月ちゃん」
月「みなさん、ようこそ」
「今日はよろしくお願いします」
月「どうぞ、中へ」
星川天海「ゆっくりしていってください」
月「おじいちゃん、みんなが来たなら教えてよ」
星川天海「すまんすまん」
星川天海「若い子相手だと どうしていいか分からなくてな」
月「あと竹ちくわを葉巻っぽく持つのやめて」
星川天海「美味いからついな」
  『竹ちくわ』
  徳島県の名産品の一つである
マイマイ(ちくわなんだ、あれ)
月「みなさん、中へどうぞ」
「はーい」

〇広い玄関(絵画無し)
月「どうぞ」
えるる「玄関も広いっち」
マイマイ「何人分の靴おけるんだろ」
月「それじゃあ、まずは家の中を案内しますね」

〇雀荘
あみーな「これが噂の麻雀卓」
えるる「一台だけじゃなかったんですね」
マイマイ「普通に雀荘ですね」
月「お正月やお盆に親戚のみんなと遊びます」

〇カラオケボックス(マイク等無し)
あみーな「カラオケルーム」
えるる「しかも最新式っち」
マイマイ「自宅にカラオケあるなんて凄い」
あみーな「一般の家にも置けるんだね」
月「週末は家族でカラオケ大会です」

〇映画館の座席
あみーな「もう何も驚かないつもりだったけど」
えるる「まさかの映画館っち」
マイマイ「家から出なくても遊べますね」
月「最新映画も上映可能です」

〇おしゃれな廊下
あみーな「見学してるだけで面白いね」
えるる「本当っちですね」
マイマイ「お金持ちの家は本当に格が違いますね」
月「次はこの部屋です」

〇教室
星川アサヒ「さて、次の問題だが」
星川夜「はい!」
星川アサヒ「じゃあ、夜」
星川夜「せ、先生」
星川夜「みんなの前で呼び捨ては不味いですよ」
星川アサヒ「すまんすまん」
星川アサヒ「じゃあ、星川こっち来て 黒板に書いてもらえるかな」
星川夜「はい」
星川夜「先生、近いです」
星川夜「もう」
「・・・・・・」
星川アサヒ「おっと、転校生か?」
星川夜「違うわ、陽奈ちゃんのお友達」
星川アサヒ「今日遊びに来るんだったな」
星川夜「恥ずかしいところ見られちゃったね」
「お邪魔してます!」
「それより、そのまま続けてください!」
(よく分からないけど絵になる)
(なぜ、制服を持ってるかは聞かないでおこう)
星川アサヒ「みなさん、ようこそ」
星川夜「ゆっくりしていってくださいね」
月「パパ! ママ!」
月「また学校ごっこして!」
月「ママも良い歳してるんだから コスプレしないの!」
星川夜「まだ学生気分抜けないんだもん」
星川アサヒ「ママ、素敵だぞ」
星川夜「・・・・・・パパったら もう」
月「もう!」
あみーな「尊い」
えるる「尊いっち」
マイマイ「てえてえ」
星川アサヒ「とにかく、なにもありませんが 楽しんでいってください」
星川夜「遠慮せずに家にあるものは使ってください」
月「だそうです」
「ありがとうございます」

〇雀荘

〇カラオケボックス(マイク等無し)

〇映画館の座席

〇女性の部屋
あみーな「本当に楽しかった」
えるる「本当っちですね」
マイマイ「午前中に来たのにもう夕方です」
月「喜んでもらえて嬉しいです」
月「良かったら夕飯を用意しているので 食べていってください」
あみーな「さすがに悪いよ」
月「おじいちゃんが張り切っちゃって たくさん用意しちゃったんです」
あみーな「そういうことなら」
マイマイ「お言葉に甘えます」
月「はーい」

〇高級料亭
星川天海「遠慮せず食べていってね」
星川天海「じゃあ、邪魔者は去ります」
「ありがとうございます」
あみーな「もはや、ツッコミは無粋というもの」
マイマイ「出されたものはいただくのみ」
えるる「そうっちね」
あみーな「その前に月ちゃんに乾杯をしてもらおうかな」
月「私ですか?」
マイマイ「よろしくね」
月「分かりました」
月「みなさんが、我が家にいるというのは 不思議な気持ちですが」
月「今日は楽しんでいただけて嬉しいです」
月「明日からもよろしくお願いします」
月「かんぱーい」
「かんぱーい」
「いただきます」
「美味しい!」
マイマイ「料理屋さんみたいに美味しい」
あみーな「うん、凄く繊細な味付け」
えるる「箸が止まらないっち!」
月「おじいちゃんは昔 お料理屋さんをしてたんですよ」
あみーな「道理で」
(普通のお仕事の人で良かった)
(てっきりその道の人かと)
月「今はお花屋さんです」
えるる(本当に見かけによらないんだ)
あみーな(『お花屋』って 何かの隠語とかじゃないよね?)
あみーな「月ちゃん、今日は本当にありがとう」
えるる「おかげで楽しい1日だったっちです」
マイマイ「月ちゃんち本当に楽しかった」
月「喜んでもらえて本当に良かったです」
月「あと良かったら 今日は泊まっていきませんか?」
月「父と母がもう遅いからどうかって」
あみーな「さすがに悪いよ」
月「気にしないでください まだまだ親睦会は終わりませんよ」
あみーな「じゃあ、お言葉に甘えます」
月「両親も喜びます」

〇宿泊旅館
あみーな「さすが、星川家、泊まる場所も凄い」
えるる「修学旅行みたいですね」
マイマイ「パジャマまで用意してもらって 至れり尽くせりですね」
月「そんなことないですよ」
月「これから、女子会です」
えるる「恋バナでもするっち」
マイマイ「いや、夜といえば怪談だよ」
月「どうぞ」
星川夜「ママも女子会に入れてえ」
月「ちょっとママ!」
月「みんな困るから」
あみーな「せっかくだからお話ししましょ」
星川夜「ほら、歓迎してくれたわ」
月「もう」
マイマイ「パパさんとの馴れ初めを聞きたいです」
星川夜「もうしょうがないなぁ」
えるる「朝まで楽しむっちです」
月「親睦会って楽しい」
星川夜「そうだ」
星川夜「陽奈ちゃんのアルバムもあるんだよ」
えるる「ぜひ見せてくださいっち」
あみーな「私も私も」
月「もうママったら!」
「ハハハハ」

〇おしゃれな廊下
  ↑            ↑
          蚊帳の外
星川アサヒ(夜ちゃんが隣にいないと寝れない)
星川天海(陽奈ちゃんに おやすみの挨拶しないと寝れない)

〇教室
  次回予告
  ふれてんのキャストを見事
  もてなすことに成功した月
  コンカフェの謎の存在を知る
  次回『妖精さん』
月「この教室は ママが開いてる語学教室のためにあります」
月「次回ももえもえてん」

次のエピソード:第9話(閑話)『妖精さん』

コメント

  • おじいちゃんの竹ちくわー🤣 キャラクタービジュアルに対しての斬新すぎる解釈、大好きです😊
    豪邸のなかの教室、ラスト前まで「夫婦でお楽しみのために設えたお部屋」と変な妄想をしてしまったことをお詫びさせてください🙇‍♀️💦 他にも驚きの設定がモリモリで笑いっぱなしでした✨
    そして、何度見ても慣れないオフのあみーな店長の姿が😂

  • コスプレー!!めっちゃ楽しそうですね!!!!娘の友達に見られてもあまり動じない2人…強いっ!!ゴクリっ!!

    パパママ若くて可愛くてイケメンで凄いですよね✨あと月ちゃんの家がお金持ちすぎるっ!!すごい!!

    おじいちゃんいい味出してましたね✨👍🥰

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