コンカフェ嬢の流儀

ぽんたろう

第4話『初めてのビラ配り』(脚本)

コンカフェ嬢の流儀

ぽんたろう

今すぐ読む

コンカフェ嬢の流儀
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇メイド喫茶
月「今日はご主人様来ませんね」
あみーな「そんなときもあるよ」
月「どうしよう、このままだとお店が潰れちゃう」
あみーな「大丈夫だよ、毎日ならきついけど たまにあるぐらいだから」
あみーな「そうだ、月ちゃんに お散歩に行ってもらおうかな」
月「いくら暇だからってお散歩はって・・・」
月「あっ!」
あみーな「そうだよ」
あみーな「お散歩はお散歩でもビラ配りだよ」
月「ぜひ、やってみたいです」
あみーな「じゃあ、私が教えてあげるね」
マイマイ「お店は私が見ておきますね」
あみーな「お願いね」

〇電器街
あみーな「チラシは配れる範囲が決まってるから 気を付けてね」
あみーな「そこ以外で配ると怒られるからね」
月「そうなんですね」
月「気を付けます!」
あみーな「それで、ご帰宅したいご主人様だったら お店までご案内してね」
月「わかりました!」
ガチ恋番長イワッチ「こんちはー」
「イワッチさん、こんにちはー」
ガチ恋番長イワッチ「お散歩中か」
あみーな「練習にやってみて」
月「はい」
月「チラシどうぞ」
ガチ恋番長イワッチ「ありがとう! そういえば、チラシ貰うの初めてだ」
ガチ恋番長イワッチ「これから、ふれてんに行こうと 思ってたところだよ」
あみーな「そうなんだね」
ガチ恋番長イワッチ「あみーなちゃんはそのままでいいよ お店で先に待ってるよ」
あみーな「お気遣いありがとう」
「またね」
あみーな「常連さんでもご案内しても 大丈夫だからね」
月「はーい」
モンスター石井「おや?月ちゃんとあみーなちゃんじゃないか」
月「イシーさん、こんにちは」
あみーな「こんにちは」
モンスター石井「チラシ配り?」
月「そうです!」
モンスター石井「そっか」
モンスター石井「これから、ふれてんに行くところだよ」
モンスター石井「一応チラシ貰っていいかな」
月「ありがとうございます!」
モンスター石井「じゃあ、頑張って」
あみーな「練習出来て良かったね」
月「はい!」
あみーな「あとは1人で平気そうかな?」
月「大丈夫です!」
あみーな「あとはお願いね!」
月「はい!」
月「よし、頑張るぞ!」
月「コンカフェに興味ありませんか?」
お客B「ごめんねー」
お客B「用事があってね」
月「はーい」
お客B(笑顔が素敵な子ね)
月「コンカフェいかがですか?」
お客C「わりい、マンガ買いに行くんだわ」
月「はーい!また今度よろしくです」
お客C(嫌な顔一切しないな)
月「やっぱり最初は難しいな」
挙動不審な男「コンカフェ?」
月「はい!そうです!」
挙動不審な男「へえ」
挙動不審な男「写真撮っていい?」
月「ごめんなさい、写真は禁止されてるんです」
挙動不審な男「ちっ、ケチくせえな」
月「怒らせちゃった」
月「でも、仕方ないよね」

〇メイド喫茶
あみーな「月ちゃん」
月「何でしょう?」
あみーな「これからはお使いとかお散歩を お願いするかもしれないから 注意すること伝えておくね」
月「はい!」
あみーな「その格好でいると 写真を撮られることもあるかもしれないけど」
あみーな「お断りしてね」
月「分かりました!」
あみーな「そうしないと トラブルに巻き込まれるかもしれないし」
あみーな「せっかくお金払ってチェキを撮ってくれる ご主人様たちに申し訳ないからね」
月「分かりました!」

〇電器街
月「私は間違ってないはず!」
女の子「あ、あの!」
月「はい!コンカフェにご興味が?」
女の子「凄い可愛かったので 思わず声かけちゃいました」
月「あ、ありがとうございます」
女の子「どこのコンカフェですか?」
月「ふれてんです」
月「天使のようなお店をコンセプトにしてます」
女の子「いきたい!」
月(さっきのひと?)
挙動不審な男「・・・・・・」
月(いなくなった)
女の子「料金はどれぐらいですか?」
月「1時間1チャージ500円です それでチャージごとに ワンオーダーお願いします」
女の子「チャージ料安い!」
月「ドリンクもノンアルなら500円からです」
女の子「いきます!」
月(まただ)
月「スマホ?」
月(もしかして今盗撮した?)
女の子「ん?」
月「そこの人!」

〇電器街
月「今、この方を盗撮しましたよね?」
女の子「えっ?やっぱり?」
挙動不審な男「はあ?してねえよ!」
月「盗撮はダメですよ!」
挙動不審な男「だから、してねえよ!」
月「だったらそのカメラ見せてください!」
月「警察呼びますよ!」
挙動不審な男「このクソアマが!調子乗んなよ!」
女の子「あ、あぶない!」
挙動不審な男「避けただと!?」
女の子「えっ!?素早い」
月「暴力はよくありません!」
月「他の人に当たったらどうするんです?」
月「お仕置きです」
「嘘だろ」
月「やってしまった」
月「ひいおじいちゃんに教わった護身術を 人前で使ってしまった」
警官「通報があってきたのですが 盗撮ですか?」
月「あ、はい」
警官「その盗撮犯はどこに?」
月「そこで寝てます」
警官「制圧したんですか?」
月「いきなり殴りかかってきたので 思わず鳩尾に掌底入れてから絞め技決めて 投げ飛ばしちゃいました」
月「あ、その人のスマホです」
警官「確かに、スカートの中が盗撮されてますね」
月「私、捕まります?」
お客B「そのメイドさんは悪くないわ」
お客B「私、見てたからね 最初に殴りかかったのは、その寝てる男よ」
月「さっきのお姉さん」
お客B「あなたが気になって戻って来たわ」
女の子「盗撮されたのは私で間違いありません!」
女の子「そのメイドさんは 私を助けてくれたんです!」
警官「了解しました」
警官「その男は逮捕しますね」
警官「では、ご協力ありがとうございました!」
月「みなさん!ありがとうございます!」
お客C「やるな!嬢ちゃん!」
お客B「本当に凄いわ」
月「あれ?この反応何?」
お客C「どこのお店の子?」
お客B「ぜひ、教えて」
月「ん?」
女の子「私も行きます!」
月「なんで?こうなった?」

〇メイド喫茶
月「楽しい」

〇メイド喫茶
あみーな「このご主人様たちの数は何!?」
月「チラシ配ってたら、みんな来てくれました」
あみーな「凄い」
あみーな「何やったの?」
月「ちょっと隠し芸を披露しただけです」
あみーな「そうなんだ!」
あみーな「お店が暇な時は また披露してもらおうかな」
月「そ、それはちょっと」
あみーな「それじゃあ、お給仕頑張ろう!」
月「はい!」

〇メイド喫茶
  次回予告
  盗撮犯を捕まえ、大手柄の月
  しかし、バイト始めて以来の危機が到来する
  次回『月パパママ来店』
月「おじいちゃんは古武術の師範でした」
月「得意技は小手返しです」
月「次回もあなたに萌え萌えてん」
月「久しぶりにやった気がする」

次のエピソード:第5話『月パパママ来店』

コメント

  • メイドちゃんたち可愛い✨🥰
    そして、護身術が使えるのすごいですね!✨☺️
    けど、あれだけ可愛いと護身術使えた方が身を守れて安全ですね✨😆大盛況してて結果オーライですね✨

  • 何と痛快で、何と天然発揮な回✨ まさかの護身術に笑ってしまいました🤣
    そんな多彩な月ちゃんの魅力がふんだんに盛り込まれた回ですね😊 彼女に声をかけられたら、私もお店にホイホイ行ってしまいそうです😂

ページTOPへ