先輩と義妹に挟まれて

夏目心 KOKORONATSUME

5 先輩とデート(脚本)

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〇学校の校舎
倉重海斗「はぁ・・・はぁ・・・此処まで来れば・・・」
倉重舞香「ちょっとお義兄ちゃん!何も逃げる事無いでしょ!」
雨宮聖奈「そうよ!別に取って食おうだなんて考えて無いから!」
倉重海斗「あ、あはは・・・」
  屋上で和解出来たと思ったら、舞香が先輩に宣戦布告して、俺はずっと二人から猛アタックされて居た。
  何と言うか、猫の手を借りたいと思って居た。
倉重舞香「ほら!先輩がしつこく迫るから、お義兄ちゃん怖がってるじゃ無いですか!」
雨宮聖奈「貴方にだけは言われたく無いわよ。大体貴方やる事が極端過ぎるのよ。だから倉重君・・・じゃ無かった、」
雨宮聖奈「海斗君が逃げちゃうのよ」
倉重海斗「ま、まぁまぁ・・・俺は皆で仲良く成れれば言う事無いので・・・」
倉重舞香「お義兄ちゃん、此処は日本だからね」
倉重海斗「お、おう・・・」
雨宮聖奈「ねぇ、このまま啀み合っても拉致があかないと思わない?」
倉重舞香「う〜ん・・・確かにそうですね・・・」
雨宮聖奈「私から提案なんだけど、明日は土日でしょ?土曜と日曜で、海斗君と一人ずつデートして見ない?」
倉重海斗「え?俺とですか?」
倉重舞香「おぉ!一人ずつデートして、どっちが魅力的かお義兄ちゃんに決めて貰うんですね!」
雨宮聖奈「そうよ。論より証拠。言葉より行動で示した方が、海斗君も迷わずに済むわ」
倉重舞香「良いですね!それじゃあ早速ジャンケンと行きますか!」
倉重海斗「舞香・・・俺はとっくに・・・」
  二人は俺をそっちのけでジャンケンをした。実行の末、土曜日は先輩。日曜日は舞香とデートする事と成り、俺も準備と
  心構えをするのだった。

〇住宅街の道
倉重海斗「あ!先輩!お早う御座います!」
雨宮聖奈「あ、海斗君お早う!」
倉重海斗「先輩、今日は何処に行くか決めてますか?」
雨宮聖奈「えぇ、私の行き付けの喫茶店に行きたいんだけど、どうかな?その後は大型ショッピングモールを歩きたくて」
倉重海斗「良いですね!行きましょうか!」
雨宮聖奈「うふふ、今日は楽しく成りそうね!」

〇テーブル席
カフェ店員「お待たせ致しました、ご注文のお品物をお持ちしました」
雨宮聖奈「有難う御座います」
カフェ店員「それではごゆっくり」
倉重海斗「中々、良い雰囲気の店ですね」
雨宮聖奈「あ、分かる?私も落ち着いたり休みたいと思ったら良く行くのよ」
倉重海斗「そうなんですね。良い店紹介して貰いました。所で先輩、進路どうするか決めましたか?」
雨宮聖奈「進路ねぇ・・・前にも話したと思うけど、私は大学行ってもバトミントンやりたいから、スポーツ推薦の心大学に行きたいと」
雨宮聖奈「思ってるわ」
倉重海斗「先輩、やっぱり将来はスポーツ選手ですか?」
雨宮聖奈「成れるなら成りたいわ。この手の物は責任がとても重いって良く親にも言われるから。第二希望が有るなら、スポーツ指導の」
雨宮聖奈「先生に成りたいとも考えてるわ」
倉重海斗「先輩、やっぱりバトミントン大好きなんですね」
雨宮聖奈「悪く言えば、それしか私にはやりたい事が無いのよね」
倉重海斗「そんな事無いですよ。前に黒川先生が言ってたんですが、自分に負けたら本当に負けだって」
雨宮聖奈「そっか。そうだよね、先ずはやって見る事が大事よね!」
  カフェでコーヒーを飲んだ後、俺達は大型ショッピングモールでスポーツ用品売り場に足を運んだ。バトミントンのラケットや
  運動靴、先輩はそれらの品を見て目を輝かせてた。そんな彼女を見て、俺は先輩の受験が無事に終わってくれる事を願うばかり
  だった。

次のエピソード:6 義妹とデート

コメント

  • 両手に修羅だ・・・
    雨宮も倉重に猛アタックしているってww
    妹さんの手柄のような気がしますが・・・
    しかしこの場合によくある究極の選択を迫られるやつ
    2人と連日にデートか・・・これ色々考えないといけないから大変そうですね・・・
    どうなるか?

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