1 憧れの先輩(脚本)
〇体育館の中
モブ女子「あぁ!!」
黒川唯斗「そこまで!勝者、雨宮!」
モブ女子「あぁ、後ちょっとだったのに・・・」
雨宮聖奈「いえ、貴方も言い腕してたわ。これで負けても挫けないでね」
モブ女子「あ、有難う・・・」
倉重海斗「やっぱり凄いな・・・」
俺の名前は倉重海斗。夏目高校の二年生でバトミントン部に所属している。今年三年生に成った雨宮聖奈先輩に憧れて
入部を決めたのだが、俺はそこまで上手くは無い。雨宮先輩は女子部のエースで、次の夏の大会で正式引退をする事が決まっている。
倉重海斗「先輩、今日もお見事でした」
雨宮聖奈「有難う。倉重君は調子どう?」
倉重海斗「調子は良好です。皆と比べればまだまだですが」
雨宮聖奈「余り自分と他人を比べるのは良く無いわ。でも精進は怠らないでね。分からなかったら出来る人を頼りなさい」
倉重海斗「有難う御座います」
雨宮聖奈「じゃあ、私ストレッチしてるから、練習頑張って」
倉重海斗「やっぱカッコいいな」
夏の大会が終われば彼女は引退。何処かで先輩と試合出来る様にと思いながら、俺は鍛錬を続けるのだった。
〇通学路
倉重海斗「お、あれは・・・先輩!!」
雨宮聖奈「あら、倉重君、こんな所で奇遇ね」
倉重海斗「はい!良かったら途中まで一緒に帰りませんか?」
雨宮聖奈「えぇ、構わないわ」
帰り道、雨宮先輩とたまたま会ったので途中まで一緒に帰る事に成った。
倉重海斗「もう直ぐ大会ですね。先輩はどんな気持ちですか?」
雨宮聖奈「皆には見せて無いけど、内心緊張してるのは本当よ。何より、大会が終わったら進路決めないと行けないし」
倉重海斗「そうですか・・・三年生って大変ですね。先輩は進路決めてるんですか?」
雨宮聖奈「う〜ん・・・勉強が大事なのは分かるけど、やっぱりバトミントンは捨てられないのよね。一応、スポーツ専門の大学に行きたいとは」
雨宮聖奈「考えてるけど」
倉重海斗「でも、先輩ならやれると思います。俺も先輩に憧れてバトミントン始めましたから。引退してもずっと応援したいと思ってます」
雨宮聖奈「ふふ、後輩君に応援されちゃ、負けてられないわね。私も頑張らないと!」
倉重海斗「頑張って下さい。あ、俺帰り道こっちなんで、失礼します」
雨宮聖奈「そっか。明日も頑張ろうね」
倉重海斗「はい!」
夏の大会が終われば先輩は引退。それでも俺はバトミントンを辞めないで居ようと思う。やって見て楽しいし、俺は雨宮先輩に
追い付きたい。明日もまた頑張ろうと、心に決めたのだった。
最近忙しくて遅れました。
ここまではよくある学園ものの定番ですね!ここまでは・・・この後ですよね・・・一波乱は
両手に花のような感じになりそうですが・・・それがどう辿ってそうなるかが気になりますね!