エレメンスストーリー(連合軍結成編)

良し

救出(脚本)

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〇暗い洞窟
黒騎士アレックス「ん・・・ここは?」
熊「ガウ!!」
黒騎士アレックス「熊!?・・・まさかここへ連れて来てくれたのか?」
熊「ガウ!!」
黒騎士アレックス「これは・・・食べろって事か?」
熊「ガウ!!」
黒騎士アレックス「そうか・・・ありがとう」
熊「ガウ!!」
黒騎士アレックス「ん?よく見ると・・・あの時の熊か!?」
熊「ガウガウ!!」
黒騎士アレックス「そうか、あの時のお礼って事か」
熊「ガウ!!」
黒騎士アレックス「何と義理堅い奴なんだ・・・なあ俺と一緒に来ないか?」
熊「ガウ!?」
黒騎士アレックス「倒したい敵が居るんだが、手伝ってくれないか?」
熊「ガウガウ、ガウ!!」
黒騎士アレックス「そうか、ありがとう、相棒」
相棒「ガウ!!」
黒騎士アレックス「ん?乗れって事か?」
相棒「ガウ!!」
黒騎士アレックス「よおし、行こう!!」
相棒「ガウ!!」

〇西洋の市場
黒騎士アレックス「何だ、やけに賑やかだな」
黒騎士アレックス「そこの人すまないが、何かあったのか?」
町人「ええ、ここの領主であるベラ様のご子息の結婚のお祝いを町中でお祝いしているのです」
黒騎士アレックス「ほう、相手はどんな方何だ?」
町人「ええと・・・セリス姫様でございます」
黒騎士アレックス「何だと、どういう事だ!?」
町人「お城を攻めたあの日、マルク王子を追っ手から逃す為、囮になったセリス姫様を捕らえたので御座います」
町人「そして、そのままベラ様のご子息の結婚相手になったのです」
黒騎士アレックス「なるほど、ありがとう、足止めしてすまなかった」
町人「いえいえ、ではこれで」
黒騎士アレックス(そんな事になってたとは・・・セリス姫様、申し訳ない・・・助けに行かないとな・・・)
「アレックス殿!?」
黒騎士アレックス「エドワード殿!?何故ここに!?」
エドワード「実は、帝国に攻め入れられて、女王様と逸れてしまいまして、探し回っているうちに光国へ来てしまいまして」
黒騎士アレックス「そうだったのか・・・」
エドワード「アレックス殿は何故ここに?」
黒騎士アレックス「まぁ似たようなものだが、どうやらこの国の姫様が捕らえたようなので、助けに行こうと思ってな」
エドワード「まさか一人で行くおつもりですか!?」
黒騎士アレックス「まさか、それは流石に無謀なこのはわかっているが、頼もしい相棒と行こうと思っている」
エドワード「ほう、一度お会いしたいものですね」
黒騎士アレックス「今晩助けに行くが、エドワード殿手助けお願い出来ないか?」
エドワード「ええ、構いませんよ」
黒騎士アレックス「すまない、では夜にここに相棒を連れてくる」
エドワード「わかりました、では夜に」

〇西洋の市場
エドワード「相棒って、まさかこの熊ですか!?」
相棒「ガウ!!」
黒騎士アレックス「そうだ、よろしく頼む」
エドワード「まさか・・・相棒がまさか熊だったとは、アレックス殿には驚かされます」
黒騎士アレックス「まぁ、驚かれても無理は無いか、では行こうか」
相棒「ガウ!!」
エドワード(ただでさえ強いアレックス殿に、より強力な戦力が加わったとは・・・凄すぎる)

〇ファンタジーの学園
帝国兵「止まれ、何者だ・・・って熊!?」
相棒「ガウー!!」
帝国兵「ぐあっ・・・敵襲!!」
帝国兵「何故熊が!?」
黒騎士アレックス「退け!!」
帝国兵「アレックス!?」
帝国兵「ぐふ・・・」
黒騎士アレックス「よし、乗り込むぞ!!」
相棒「ガウ!!」

〇城の会議室
ベラ「何事ザマス!?」
帝国兵「アレックスが熊と乗り込んで来ました!!」
ベラ「何ザマスと!?すぐに迎撃するザマス!!」
帝国兵「は!!」
ベラの息子「ママ・・・大丈夫なの?」
ベラ「心配無いザマスよ!!こんな事があろうかと、帝国から兵が送られて来てるザマスよ」
ベラの息子「うん、わかったよママ」

〇洋館の玄関ホール
帝国兵「げふ!!」
黒騎士アレックス「流石に警備が厳重だな」
エドワード「そうですね」
グスタフ「そこまでだ、アレックス!!」
黒騎士アレックス「お前はグスタフ!?」
グスタフ「おう、久しぶりと言いたいとこだが、お前さんにはここで死んでもらうわ」
黒騎士アレックス「面白い、相棒、手を出すな」
相棒「ガウ!!」
グスタフ「んじゃ、サシの勝負といこうか、オラオラ!!」
黒騎士アレックス「流石グスタフだな、面白い!!」
グスタフ「いいねっ、それでこそアレックスだ!!コレはどうだ?」
黒騎士アレックス「くっ・・・コレでどうだ!!」
グスタフ「ぐあっ・・・見事だ・・・俺の負けだ・・・」
エドワード「アレックス殿、今の武将は?」
黒騎士アレックス「グスタフか・・・帝国でもかなり強い武将だ、まさか警備に付いてたとは思わんだ」
エドワード「そうですか、さ、先を急ぎましょう」
黒騎士アレックス「そうだな」

〇城の会議室
ベラ「んな!?アレックス!?」
黒騎士アレックス「姫様は何処だ?」
ベラ「誰が言うザマスか!!兵士はどうしたザマス!?」
黒騎士アレックス「生き残りは全員逃げたが?」
ベラ「何ザマスと!?そんな・・・」
黒騎士アレックス「もう一度聞く、セリス姫は何処だ?」
ベラの息子「ひ、ひ、ひ、姫様は渡さないぞ!!」
ベラ「可愛い坊や、危ないから逃げるザマスよ」
黒騎士アレックス「大人しく姫様を渡したら、命だけは助けてやる」
ベラ「わかったザマス、姫様は返すザマス」
ベラの息子「ママ・・・」
ベラ(今は言うことを聞くザマス・・・後で必ず取り戻すザマス)
ベラの息子(わかったよ、ママ)
ベラ「姫様、こちらへ」
セリス姫「アレックス様・・・」
ベラ「さあ姫様は返したザマスよ」
黒騎士アレックス「ああ、こちらを約束は守ろう・・・さぁ姫様、行きましょう」
セリス姫「はい」
ベラの息子「ママ・・・」
ベラ「すぐにべレスに連絡するザマス!!アレックスを倒すザマス!!」
ベラの息子「うん、ママ」

〇西洋の市場
セリス姫「アレックス様、ありがとうございます」
黒騎士アレックス「いえ・・・帝国の策に嵌り国王を守れなかったな事、なんとお詫びすればいいのか・・・」
セリス姫「仕方ありません・・・ところでマルクは?」
黒騎士アレックス「申し訳ありません・・・マルク王子の居場所すらわからず・・・」
セリス姫「そうですか・・・ところで其方の方と・・・その熊は?」
エドワード「申し遅れました、水国の近衛兵長エドワードと申します、アレックス殿とは水国での帝国との戦いでお世話になりました」
セリス姫「そうなのですね、光国のセリスと申します」
黒騎士アレックス「その熊は、私の命を救ってくれた相棒です」
相棒「ガウ!!」
セリス姫「まぁ、ありがとうございます」
相棒「ガウガウ!!」
エドワード「ところでアレックス殿、早くここを立ち去った方がいいかと」
黒騎士アレックス「そうだな・・・セリス姫、相棒の背にお乗りください」
相棒「ガウ!!」
セリス姫「まぁ、ありがとうございます」
黒騎士アレックス「よし、すぐに移動しよう」
エドワード「は!!」
相棒「ガウ!!」

次のエピソード:再会

コメント

  • 表紙が熊ってそういう……笑
    引き続き読ませていただきます☺

  • 相棒のクマさん、大活躍でしたね。アレックスとのコンビネーションもバッチリ。紹介文に「アレックスのセンスが問われる」とありましたが、「相棒」もいいけどやっぱりなんかちゃんとした名前をつけてあげてほしいなあ。

  • 相棒になった熊の『ガウ!』になんだか癒やされながら読み進めました。姫様を無事に王子の元へ送り届けることができればいいですね。なんだかんだ熊の存在がずっと頭に残ります(笑)!

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