ミラクルマジカルガール

どんぐり

ウキウキ!初めてのスケート体験!(脚本)

ミラクルマジカルガール

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ミラクルマジカルガール
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〇魔王城の部屋
クライ「うーむ・・・」
ダークネス「どうします、ボス?ティアーが殉職した以上何か策を練ったほうがいいのでは?」
クライ「奴らも腕を上げてるのは事実だ。また頃合いを見て襲撃する計画だ」
ワースト「もともと沈着冷静ですからね、ボスは」
ワース「それでしたら私に出番を」
クライ「じゃあ行って来い!」
ワースト「俺にもチャンスを!」
クライ「いいだろう」

〇体育館の中
  12月になった。
代々木宏「えー、みなさんおはようございます」
  おはようございます!
代々木宏「いよいよ12月になりました。今年も残すところ1ヶ月。悔いのない様に過ごしましょう」
山下俊樹(今月はクリスマスもあるし、楽しみだな!)
代々木宏「それから、風邪をひかない様に注意しましょう。今日はインフルエンザの予防接種もあります」
三村泰(確かに予防接種は毎年やってるしな)
代々木宏「ではみなさん、体に気をつけて過ごしましょう。これで朝礼はおしまいです」

〇教室
  朝礼の後。
榎木麻衣「というわけですので、みなさん、この後は保健室に移動し、インフルエンザの予防接種をします」
夏木藍衣「先生はもう受けたんですか、予防接種?」
榎木麻衣「もちろん、受けました。森月先生と同じ日に接種したんです」
三村泰「僕たちはいつ注射を打つんですか?」
榎木麻衣「6時間目です」
冬元茜音(あこのクラスは1時間目だったから、大丈夫かしら?)
榎木麻衣「5時間目が終了次第、保健室に行きましょう。では朝礼を終わります」

〇保健室
  その頃。
冬元あこ(なんか、不安・・・)
医師「次の人、どうぞ」
冬元あこ「冬元あこです・・・」
医師「じゃあ、今から注射をします。腕を出してくださいね。少し痛みますよ」
医師「もう終わりました」
冬元あこ「涙、ちょっと出たかも・・・」
森月正彦「よく頑張りましたね」
冬元あこ「先生、私泣かなかったよ・・・」
山下文香「冬元さん、もう泣かなくていいですよ」
冬元あこ「保健室の先生、ありがとうございます」

〇古い図書室
  中休み。
秋月萌黄「私今でも不安なんだけど・・・」
春野桃子「萌黄ちゃん、注射なんてすぐに終わるわ!!楽しいことを考えればいいのよ!!」
秋月萌黄「なるほど!その手もあるのね!」
春野桃子「放課後、図書室によって、好きな本を借りない?」
秋月萌黄「そうするわ!!」

〇保健室
  6時間目になった。
山下文香「それでは6年1組の方から順番に行きましょう」
  桃子達のクラスの番になった。
医師「お名前をどうぞ」
秋月萌黄「秋月萌黄です」
医師「じゃあ腕を出してください。すぐに終わりますので」
医師「もう終わりました」
秋月萌黄「ありがとうございました」
医師「お名前をどうぞ」
大久保樹「大久保樹です」
医師「じゃあ腕を出してください。すぐに終わります」
医師「もういいですよ」
大久保樹「ありがとうございました」
夏木藍衣「夏木藍衣です。よろしくお願いします」
医師「じゃあ腕を出してください。すぐに終わります」
医師「以上です」
夏木藍衣「ありがとうございました」
春野桃子「春野桃子です。よろしくお願いします」
医師「じゃあ腕を出してください。すぐに終わります」
医師「終わりました」
春野桃子「ありがとうございました」
医師「次の人、どうぞ」
冬元茜音「冬元茜音です」
医師「腕を出してください。すぐに終わりますよ」
医師「終わりました」
冬元茜音「ありがとうございました」
  こうして、予防接種は滞りなく進み、桃子達は全員、インフルエンザのワクチンを接種できた。

〇教室
  接種後。
江口充「なんとかワクチン打てたね」
三村泰「そういえば、ワクチンは卵からできてるって話は聞いたよ」
春野桃子「知らなかったわ」
大久保樹「桃子、保育園での予防接種で手を繋いでたの、覚えてるか? お前が泣かない様にしてたんだ」
春野桃子(樹くん、私のことを心配してたのね!!)
春野桃子「覚えてるわ。樹くんの時も私、手を握ってたの」
大久保樹「恥ずかしいってば・・・」
江口充「とにかく後はうがい手洗いをおろそかにしない様にしないと」
三村泰「日々の歯磨きも大切だね。歯医者さんにこの前行って、僕はうまく磨けてるって褒められたのさ」
大久保樹「そういえば俺の親父、この前親知らず抜いたって言ってたぜ」
春野桃子「私たちも気をつけないと」
山下俊樹「先生、来るよ!!」
榎木麻衣「みなさん、無事に打てましたね。それでは帰りの会に入ります」

〇シックなリビング
  その夜。
春野雫「桃子、無事にワクチンが打てたわね」
春野桃子「そうね!」
メリー「風邪をひかない様に、栄養もつけておかないとね」
メリー「見てくるわ」
「ただいまー!!」
春野桃子「パパだわ!!」
春野正幹「今帰ったよ。桃子、こんなニュースが舞い込んだよ!」
  スポーツセンターにてスケートリンク、今年もオープン!
  しかも人気フィギュアスケート選手がオープニングイベントに登場!
春野桃子「楽しみね!」
メリー「その日は私が同行するわ」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「注射、一時はどうなるかと思ったわ・・・」
夏木佳子「元気出しなさいよ、藍衣」
夏木昭雄「わしらだって今日老人会で打ってきたし」
夏木翼「藍衣、おじいちゃん達の言う通りだよ」
夏木智也「翼も昔は目をずっとつぶってたしな」
夏木さくら「そうそう。今でも覚えてるわ」
夏木翼「そりゃ、注射だもの」
夏木藍衣「そういえば、今日買い物に行ったらこんなチラシもらったの」
  スポーツセンターにてスケートリンク今年もオープン
  記念としてフィギュアスケート選手も特別講師で登場
夏木智也「こりゃあ興味深い」
夏木さくら「初心者でも丁寧に教えてくれるしね」

〇おしゃれな居間
秋月俊「ただいま」
秋月雄二「お帰り!!今度学校の総合的な学習の時間で、秋からやってた畑作りの一環でジャガイモ掘りするんだ」
秋月輝子「雄二、しっかり先生の言うことを聞くのよ」
秋月俊「ところで響は?」
秋月雄二「姉さんなら部屋にいる。中間試験の勉強だからな。俺はこの前、期末試験だった」
秋月俊「そういえば雄二、出来栄えは?」
秋月雄二「いい方だと思う」
秋月俊「萌黄は?」
秋月輝子「萌黄は部屋にいるわ。今日はインフルエンザの予防接種で疲れちゃったのよ」
秋月俊「僕だって受けてきた。会社の福利厚生だ」
秋月雄二「俺はこの前学校で接種をしたぜ」
秋月輝子「そろそろご飯できるわ。萌黄たちを呼んできて」
秋月俊「僕が呼ぶよ」
  数分後。
秋月俊「来たみたいだ」
「お父さん、お帰りなさい」
秋月響「試験に備えて最終チェックもあったしね」
秋月輝子「来年は受験なんだし、そろそろ進路のことも考えなくちゃいけないわね」
秋月響「そうね。試験が終わったら進路相談室に行ってみるわね。演劇部の冬公演もあるしね」
秋月萌黄「そういえば、スポーツセンターでのスケートリンクオープンのニュースもあったの」
  スケートリンク、12月5日オープン!
  スペシャルゲストも来ます!
秋月響「オープンするのはちょうど試験終了日の次の日ね」
秋月輝子「ウサギは近所に面倒見てもらうわ」

〇おしゃれな居間
  夕食の時間。
秋月萌黄「お姉さま、来年受験だなんて驚いたわ」
秋月響「そうよ」
秋月雄二「俺は来年高校受験だから、進路のこと、先生に相談するよ」
秋月響「それがいいわね」
秋月雄二「そうだ!今度この街のスポーツセンターでスケートリンクができるって聞いたぜ」
秋月萌黄「それ知ってるわ!広報で読んだもん!!」
秋月雄二「次の週末、みんなで行くか!」
秋月俊「ウサギは友達の家に預けておくといいかもな」

〇綺麗なリビング
大久保昭雄「ただいま」
「おかえりなさい」
大久保樹「俺今日ワクチン接種したよ」
大久保昭雄「インフルエンザのだろ?こっちも接種したさ」
大久保美来「そういえば市の広報にこんな記事があったの」
大久保昭雄「どれどれ?お、スケートリンクが今年もスポーツセンタでオープンか」
大久保樹「しかもプロのフィギュアスケート選手も来るんだ! オープン記念だって!」
大久保美来「楽しみね」

〇綺麗なダイニング
冬元紀彦「そうか、インフルエンザの予防接種か。俺も職場で打ってきた」
冬元莉子「私は今度打ってくる予定よ」
冬元あこ「私たちみんなワクチンを打てたってことね」
冬元茜音「そういえば、市の広報によると今年もスケートリンクができるわよ」
冬元あこ「スポーツセンターで体験できるの。しかもオープン記念でイベントでプロのフィギュアスケーターが教えてくれるって」
冬元紀彦「面白そうだねぇ」

〇体育館の外
  ここは、街の中央にあるスポーツセンター。
  今日はスケートリンクオープンの日。
冬元莉子「スケートはあなたたちもやってたんでしょ?」
冬元茜音「北海道にいたころは、やってたわ」
冬元あこ「ここでもできるなんて嬉しいわ!」
冬元莉子「ちゃんと指示に従ってね」
冬元あこ(ウサギはお父さんに頼んでおいて正解だったわ)
メリー「今日は樹君も一緒ね」
春野桃子「うん!」
大久保樹(桃子とデートなんて素敵だぜ!)
春野桃子(樹君、すっごく嬉しそう!)
夏木翼「今日が非番で正解だった!」
夏木藍衣「兄さん、付き合ってくれてありがとう!」
夏木翼「いやぁ、かわいい妹と一緒にスケートだなんて楽しいもんさ」
秋月俊「いやぁ、家族みんなでスケートに行けるとはね」
秋月雄二「そうだな!」
秋月輝子「響、あなたが子供のころ一緒に行ったの、覚えてる?」
秋月響「もちろんよ!」
秋月萌黄「そういえばお父さんたちって新婚旅行先でスケートしたんでしょ?」
秋月輝子「そうよ。新婚旅行でアメリカに行っていっぱいスケートを楽しんだわ。12月に行ったのよ!」
秋月俊「あの時は僕がエスコートしたのさ」
秋月萌黄「そんなことがあったのね!」
秋月輝子(ウサギはお隣に預けて正解だったわ)
  スポーツセンターに入った一行は、スケート靴に履き替え、スケートリンクに向かうことになった。

〇氷
  スケートリンクにて。
相川みく「あこちゃんたちも来てたんだね!」
冬元あこ「お姉ちゃんも一緒だよ!」
冬元茜音「あこのお友達のみくちゃんね。初めまして。私はあこの姉の茜音よ。こっちは私たちのお母さん」
冬元莉子「初めまして」
相川みく「今日は家族で一緒に来てたのよ!」
相川つくし「初めまして。みくのママよ」
相川浩二「初めまして。みくのパパだよ。みくと遊んでくれてありがとう」
冬元あこ「はい・・・」
  そのころ、桃子たちは。
山下俊樹「桃子ちゃんも来てたんだね!」
大久保樹「今日は桃子とのデートでもあるんだ!」
春野桃子「樹君ってば!私たちまだ小学生よ!」
大久保樹「いいだろ?たまにはこんなのも!」
山下理沙「俊樹もいい友達ができたわね」
山下俊樹「姉さん!」
大久保樹「スケートって、最初はドキドキするけど慣れてくれば楽しいもんだな」
秋月萌黄「そうよね」
夏木藍衣「そろそろじゃないかしら?」
  やがてアナウンスが流れた。
  それではこれより特別講師によるスケート教室が始まります。
大久保樹「おお!ワクワクするぜ!」
  やがて特別講師がやってきた。
「皆さん、こんにちはー!」
プロフィギュアスケーター「プロフィギュアスケーターの、岸野麻衣子でーす!」
プロフィギュアスケーター「プロフィギュアスケーターの三枝栄太でーす!」
  大きな拍手が鳴り響き、特別レッスンが始まった。
  手ほどきを受けていく桃子達。
山下俊樹「滑れるようになってきた!」
春野桃子「私も!!」
  その時だった!
ワースト「楽しい時間もそこで終わるのである」
ワース「ここからは恐怖の時間ですぞ」
春野桃子「邪魔しないでよ!」
ワース「黙りなさい!」
ワースト「そうだ!」
「いでよ、ディザスター!」
「ディザスター!」
ワース「今回はあれがターゲットですぞ!」
「うわーっ!」
  やがて会場内はパニックに!
春野桃子「楽しいスケートの時間をめちゃくちゃにするなんてひどすぎるわ! みんな、行くわよ!」
大久保樹「ああ!」
「オッケー!」

〇キラキラ
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
チアフルナイト「チアフルナイト、果敢に登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」

〇氷
ワース「今日こそあなたたちの最期です!」
ワースト「やっちまえ!!」
「ディザスター!!!!」
チアフルスマイル「行くよ、みんな!」
チアフルナイト「ああ!」
「うん!」
「うん!」
ディザスター「ディザスター!」
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
ワース「やりますね。私の弓矢でも喰らいなさい!」
チアフルシック「きゃあ!」
チアフルナイト「ハァーッ!」
チアフルシック「ナイト、ありがとう!」
ワース「ばかな!」
チアフルシック「ポップ!」
チアフルポップ「うん!チアフルポップハート!」
ワース「盲点ですな・・・」
ワースト「覚悟しな!」
チアフルエレガント「それはこっちが言うセリフよ! チアフルエレガントハート!」
ワースト「ばかな!」
チアフルナイト「観念しな!!」
チアフルナイト「ミラクルマジカルウォッチ、タップ!!」
チアフルナイト「喰らえ!!」
ディザスター「ディザスター!!」
チアフルスマイル「とどめを刺すわよ、みんな!!」
チアフルナイト「ああ!!」
「オッケー!!」

〇カラフル
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!!」
チアフルシック「チアフルシックハート!!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!!」
チアフルスマイル「ナイト、お願い!!」
チアフルナイト「ああ!!」
  チアフルナイトはクローバーの周りをミラクルマジカルソードで丸く描いた。
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
  五人が描いたクローバーが大きくなっていく!!
チアフルスマイル「行くわよ!!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!!」
「ミンナハッピー・・・」
「みんな明るく、」
「笑顔♪」

〇氷
ワースト「次はそうはいかんぞ!!」
ワース「その通り!!」
「大丈夫ですか!?」
プロフィギュアスケーター「あれ?一体・・・」
プロフィギュアスケーター「何があったの?」
春野桃子「無事でよかったわ」
  それではこれより、スペシャルパフォーマンスを行います。
プロフィギュアスケーター「時間だ。行こう」
プロフィギュアスケーター「はい」
春野桃子「そろそろ始まるわ!!」
  こうして、パフォーマンスは無事に披露された。
秋月萌黄「すごいパフォーマンスだったわ!!」
夏木藍衣「本当ね!!」
冬元茜音「特にトリプルアクセルがすごかったわ」
大久保樹「そうだな!!」
山下俊樹「うん!!」
「ありがとうございました!」
春野桃子「最高のパフォーマンスだったわね」
大久保樹「そうだな」
春野桃子(フィギュアスケートって、素敵!!)

次のエピソード:アンガー襲来!師走の大熱戦!

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