テキトー! ゆ~☆ちゃんねる

澤井 軽野

【感謝】番外編・トリプルコラボコンテストのお礼を述べるよ!【御礼】【読了約9分】(脚本)

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澤井 軽野

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〇外国の田舎町
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「うぅぅ⋯⋯」
パイセン「いきなり何泣いてんだ⋯⋯?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「私、お姉ちゃんがいるんだけどさ」
パイセン「へぇ? そりゃ初耳だな」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「私のお姉ちゃんカワイイんだよ⋯⋯」
パイセン「ハァ」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「私と同じくらいに」
パイセン「アッ、ハイ」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「そしてあんまりカワイイから⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「賞とって声優様に声つけてもらったんだよ!」
パイセン「言ってる意味がさっぱりわからん!?」
パイセン「お前の姉ちゃんアニメなの!?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「そっか、パイセンはメタ視点無いんだった」
パイセン「メタシテン⋯⋯?」

〇幻想2
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「まぁいいや、コチラが私のお姉ちゃんね!」
パイセン「た⋯⋯」
パイセン「確かにカワイイ⋯⋯けど」
パイセン「全然似てねぇし絶対姉妹じゃねーだろ!」
パイセン「てか姉ちゃんの方が年下だろ絶対」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「お姉ちゃんの方が先に生まれたんだから お姉ちゃんなんだよ!」
  ※作者注⋯二人は同じ絵師様が描かれた
  キャラクターです

〇外国の田舎町
  『トリプルコラボコンテスト』
  略してトリコンっていうのがあって
  絵師様がキャラ立ち絵を応募して
  ライターさんがそこから選んだキャラで
  お話を作って
  お話が受賞したら声優様が声をつけてくれるっていう企画だったんだけど
  お姉ちゃんのカワイさと
  相棒さんのカッコよさが評価されて
  賞をいただいたんだよ!

〇幻想2
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それで作者ってのがいるんだけどね」
パイセン「サクシャ??」

〇学校の屋上
  トリコンは一人2作まで応募できたんだけど
  作者はもう1作も愉快カワイイ
  キャラクター達のおかげで
  声優様に声をつけてもらったんだよ!

〇幻想空間
パイセン「よくわからんが、むちゃくちゃ贅沢な話だな」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「そうなんだよ⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それで作者がどうしてもトリコンに関わった皆様にお礼を言いたいっていうから」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「この茶番が行われてるんだけどね♪」
パイセン「茶番だったのかこれ⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それでお礼っていうのが、 賞や声を付けていただいた事もなんだけど」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「もっと創作者としての根源的なお礼? みたいのを言いたいらしくて」
パイセン「ハァ?」

〇闇の要塞
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「作者は元々、キャラクターの事を "設定"の一部みたいに考えてたんだって」
パイセン「ちょっと待て⋯⋯サクシャってコレか?」
パイセン「魔の者じゃねーか!💦」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「魔の者だったね⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「でもホラ! 人は見かけには⋯⋯」
作者「キャラクター? ああ、"ヒト型舞台装置"の事か⋯⋯?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「心身共に魔の者だったね⋯⋯」
  ※作者注⋯⋯ここまでではないです!💦
作者「さて、次の章に進めるまでにキャラどもを 何人消すか⋯⋯」
パイセン「なんて邪悪なんだ⋯⋯!」
  ※作者注⋯⋯こんな事言ってません!💦

〇闇の闘技場
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それでトリコンに応募するにあたって お姉ちゃんを選んだんだけど」
作者「⋯⋯」
作者「この娘にするか⋯⋯」
  最初は、カワイさと手紙を差し出す仕草に
  惹かれて
  あまり深く考えずに選んだらしいんだけど

〇森の中
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「お姉ちゃんさ、とにかく表情とかが よく動いてカワイイんだよ」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「私と同じくらいに!」
パイセン「アッ、ハイ」
  それで、お姉ちゃんを色々動かしてるうちに
作者「⋯⋯」
作者(コレもう、生きてるのでは⋯⋯!?!?)
  ⋯⋯としか思えなくなったんだって

〇魔王城の部屋
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「魔の者が人の心を知った瞬間だったよね⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それで、作品いじってない間も お姉ちゃんの事が頭から離れなくなって」
作者(あの娘は今、何してるんだろう 今までどんな風に生きてきたんだろう)
作者「そうか、キャラクターには人生があるんだ⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「これは、意識してないとストーリーが 矛盾したり破綻したりするから」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「今までも当然考えてはいた事なんだけど」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それを初めて、頭でなく心で理解したんだね」

〇森の中
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それでお姉ちゃんの相棒さんを選ぶ時も」
作者「舞台は中~近世ヨーロッパ風の世界⋯⋯」
作者「だが、このアロハっぽいシャツを着て」
作者「サングラスかけて日焼けした黒髪のお嬢さん」
作者「どうしてもこの人じゃないといけない 気がする⋯⋯!」
パイセン「オイオイ、絶対合わねーだろ!」
パイセン「メチャクチャ現代的でリアルなキャラじゃ ねーか!」
パイセン「キャラと世界観が合ってなかったら 不利じゃねーの!?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「そうなんだけどね⋯⋯」
ミステリアス美少女さん「あの娘を引っ張っていけるのは、 私だけだと思うぞ?」
  ⋯⋯って、キャラクターの声が聞こえた
  気がしたんだって

〇外国の田舎町
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それで結局そのキャラクターさんに 出演していただいて」
  お姉ちゃんが全幅の信頼を寄せる
  唯一無二の相棒さんができたんだよ
パイセン「頭で考えたら選ばなかったはずの キャラクターを、心で選んだって事か⋯⋯」
パイセン「でも、そのキャラクターは 本当にそんな事言ってたのか?」
パイセン「サクシャの勝手な思い込みじゃねーの?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「うん⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「キャラクターの声を正しく聞けたのかは、 本当のところはわからないんだって」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「でもキャラクターには今までしてきた事や、これからしたい事がある」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「過去があって信念があって未来がある」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それを知ろうと心を砕く姿勢が、何より 大切なんだって思うようになったみたいよ」
パイセン「ふーん⋯⋯」

〇闇の闘技場
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それでね、お姉ちゃんと相棒さんの作品を 作り終えて提出したのが」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「締め切り日の17時だったんだって」
パイセン「遅ッッ! 何やってんだサクシャは!?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「しかもその時点でもう1作が ほぼ手付かずだったんだって⋯⋯」
パイセン「もしかしなくてもバカなのか⋯⋯?」
作者「しかも今日は大晦日⋯⋯ 微妙にバタバタしてて余計に時間が無い」
作者「さすがに今からもう1作は厳しいか── もう諦めるしかないのか──?」
  でもその時!

〇学校の屋上
魔王「おい貴様! 余の出番を減らす気か!?」
令和女子高生ちゃん「ウダウダ言っとらんと、はよ作りや!」
宇宙人ちゃん「とりあえず出しさえすれば、 私達の魅力でそれなりに面白くなるわよ♪」
魔王「そうじゃ! 余が場を盛り上げてやるわ!」
令和女子高生ちゃん「掛け合いは私が全部さばいたる!」
妖精さん「どんな状況からでもオトせますよ~♪」
作者(アッ⋯⋯これ、間に合うやつだ)
パイセン「ア○ンジャーズみたいの来た!」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「まさにアベン○ャーズ並みの活躍で サクサク出来たらしいよ」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「おかげで年越しソバを食べる 余裕も出来たとか」
パイセン「どうでもいいわ」
パイセン「もうキャラの力を借りたって レベルじゃねーな⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「丸投げしたと言った方が正しいね⋯⋯」

〇幻想空間
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それで結果として声優様にボイスを 付けていただいたワケなんだけど」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「もう! 2作とも全キャラめっっちゃくちゃ イキイキしてるの!」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「公式作品で、『レッタは今日も配達中』 『転校生は魔王と宇宙人と一般人!』」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「【フルボイス】版を探して、キャラの可愛さと声優様の美声を堪能してみてね♪」
パイセン「ところで──」
パイセン「サクシャはタイトルのセンス無くないか!?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「センスは無いけど、想いはあるみたいよ⋯⋯」
パイセン「?」

〇外国の田舎町
作者(この物語ももう終わりか──)
作者(でも⋯⋯)
作者(たとえ自分が筆を置いても、見えない所で この娘は自分の人生を歩んでいくんだな⋯⋯)
  物語が終わっても、キャラクターと
  その世界は終わらない
  あの娘はきっと今日も元気に配達している
  ──そんな想いが込められてるんだって

〇大きな木のある校舎
パイセン「もう1作は?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「そちらのタイトルはより一層センスないけど 込めた想いは同じで」
  物語が終わっても元いた場所に帰らず学校で
  ワイワイやるんだろうな⋯⋯って事らしいよ

〇幻想空間
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「それに、それだけじゃなくて」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「お姉ちゃん達は、この作者の所では こうだったけど」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「他のライターさんの所ではまた 違った人生があった」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「キャラクターが元々持ってる人生に加えて ライターの数だけまた人生がある」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「だからキャラクターは一人の人間であり、 同時に無限の可能性でもあるんだって」
作者「述べ349人の美少女キャラクター達⋯⋯」
作者「全員もれなく、一度は真剣に 出演して頂く事を検討いたしました」
作者「参加して下さった全ての絵師様、ライター様」
作者「また、開催に全力を尽くして下さった運営様」
作者「作品に新たな命を吹き込んで下さった声優様」
作者「皆様のお陰でトリプルコラボコンテストは」
作者「キャラクターのための最高の祭典に なりました」
作者「本当にありがとうございました!」

〇森の中
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「一匹の魔の者の心を救ったんだから、 本当にすごいコンテストだよね⋯⋯」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「作者ときたら、もう終盤は感情移入が スゴくてさ」
  プレビューっていって、作品がちゃんと
  動くか何度もチェックしながら作るんだけど
  お姉ちゃんが泣く場面になると
作者(アッ⋯⋯レッタが泣いてる)
作者(ど、どうしよう⋯⋯)
  ⋯⋯って、一人でオロオロしてたらしいよ
パイセン「イヤ、それ自分で泣かせてるんだよな⋯⋯?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「まぁそうなんだけどね⋯⋯ ストーリーを変えるワケにもいかないから」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「お姉ちゃんが泣き止む場面まで拳を握って ジッと耐えてたらしいよ⋯⋯」
パイセン「いや、いい話なのかも知れないけどさぁ⋯⋯」
パイセン「さすがにキモすぎるから、 それ人には言わない方がいいぞ!?」
  ハイ、スンマセン⋯⋯😭
パイセン「あと一個気になってたんだが」
パイセン「たまに影の人が出てきてたのは何だ?」
宙羽 遊(ちゅうば ゆー)「権利の関係で来て頂けない方たちだよ⋯⋯」
  ※作者注⋯⋯TapNovelCreaterでの
  出品を検討して頂ければ⋯⋯😭🙏

〇幻想空間
作者「改めて、トリプルコラボコンテストに 関わってくださった皆様」
作者「本当にありがとうございました」
作者「おかしな事や失礼な事も述べたかも しれませんが」
作者「できるだけ素直な気持ちを語らせて 頂きました」
作者「皆様が、これまで生み出された キャラクターと」
作者「これから生み出されるキャラクターと共に」
作者「より一層発展していかれる事を 祈っております」

次のエピソード:【百話目からスタート】百物語やるよ!【恐怖度=0】【読了約11分】

コメント

  • 澤井さんのお話を聞いて改めてキャラクターの動かし方、キャラクターの息の吹き込み方を学ばせて頂きました
    表情差分までじっくりみてオロオロ
    これはもう生きていますね

    魔の者て言い方声出して笑いました

  • レッタの方がより作者のどっぷり感が半端ない気がする…。いやー、トリコンのその気持ち、めちゃくちゃわかります!何でしょうね、あのキャラクターに対する執着というか、自分でも不思議なほどですよね。今も確かにTNC居ますけどトリコンの方が凄かった気がする。期間限定だからでしょうか。本話はうんうん頷きながら読ませて頂きました。
    パイセン、蚊帳の外ですまん!

  • グレート=ダディ☆エスケープ読み終わって、何気なくこっち読んでみたら!!!
    TNCは本当に澤井さんの転換期だったんですね😲👏
    受賞常連終盤魔王が無敵となった瞬間に立ち会っちゃった気分です😂😂😂

    TNCて本当に奥深くて、ライター様と絵師様の感性とか価値観とかリスペクトとかがマリアージュしてシナジー起こして…創作は大爆発ですよね🎆(深夜テンション)

    愛を感じる素敵なエッセイでした☺️

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