第1話「誕生!サイキック赤ちゃん」(脚本)
〇研究所の中枢
ねえ、兄ちゃん
どうして誰も
私と遊んでくれないの?
大人の人達は、あんなに私を怖がるの?
月光・幼少時「それは⋯」
月光・幼少時「ネロが特別だからだよ」
月光・幼少時「特別強いから、皆勝手に怖がってるだけ」
月光・幼少時「ネロは悪くないよ」
じゃあ、兄ちゃんは?
兄ちゃんも、私が怖い?
月光・幼少時「怖くないよ」
⋯
月光・幼少時「だって、俺はネロよりずっと強いから」
月光・幼少時「そうじゃなきゃ、妹を守れないだろ」
嘘だ
知ってるよ
皆が兄ちゃんを、何て言ってるか
月光・幼少時「⋯」
月光・幼少時「嘘じゃないよ」
月光・幼少時「きっといつか、ホントにしてみせる」
月光・幼少時「妹のためなら、兄ちゃんは」
〇黒
「世界だって壊してみせるから」
──
『そんなの、壊さなくていいよ』
『兄ちゃんが元気なら、それでいいよ』
⋯あの時、そう伝えてあげればよかったのに
これはただの走馬灯
今際の際の幻だ
現実の私は、超高熱の粒子の奔流に曝されて粉々にされてる真っ最中──
「ネロッッッッ!」
──ああ、良かった
最期の願いは叶ったみたい
ねえ、兄ちゃん
もし私達が「特別」じゃなかったら
もっと、違った最期があったかな?
〇手術室
総合病院
分娩室
春風 海(はるかぜ うみ)「ゔ〜! ゔゔぅ〜〜!」
女医「血圧がヤバい! 促進剤一旦ストップ!」
春風 海(はるかぜ うみ)「痛い、痛いぃ~!」
女医「旦那さんはそれでお尻を押してあげて! 少しは和らぐから!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「は、はい」
春風 海(はるかぜ うみ)「そこじゃないぃ〜」
女医「もっと下だよ!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「え? もっと下って」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「入っちゃいません!?」
女医「入ってもいいから!」
女医「やるんだよ!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「ひいぃ〜!」
〇手術室
春風 海(はるかぜ うみ)「ふぅ、ふぅ⋯」
女医「今度は、赤ちゃんの心拍が」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯」
春風 海(はるかぜ うみ)「陸太くん」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「どした、海ちゃん」
春風 海(はるかぜ うみ)「もしも、片方しか助からないなら」
春風 海(はるかぜ うみ)「どうか、この子を⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「そんなことっ!」
女医「旦那さん──春風さん!」
女医「すぐ処置します 退室して下さい」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「そんな⋯」
女医「早く!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯海ちゃん」
〇田舎の総合病院
〇病院の廊下
春風 陸太(はるかぜ りくた)「くそう、こんな時」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「ボール両手にうろうろするしか 出来ないなんて」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「俺はなんて無力なんだ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「先生! 海は? 赤ちゃんは!?」
女医「⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「そ、そんな」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「嘘だろ、海ッ!」
〇手術室
春風 陸太(はるかぜ りくた)「海! 海ッ!」
春風 海(はるかぜ うみ)「う、ぅ⋯ん」
春風 海(はるかぜ うみ)「陸、太⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「良かったッ 海っ」
春風 海(はるかぜ うみ)「赤、ちゃん、は?」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「えっ」
春風 海(はるかぜ うみ)「赤ちゃん、どこ⋯?」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「なあ海」
春風 海(はるかぜ うみ)「は?」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「新生児ってさ」
春風 海(はるかぜ うみ)「何よ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「めっちゃ軽いんだっけ?」
春風 海(はるかぜ うみ)「ハァ?」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「いやだからさ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「産まれたての赤ちゃんて、軽すぎて」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「空飛べるんだっけ?」
春風 海(はるかぜ うみ)「⋯」
春風 海(はるかぜ うみ)「あのなぁ陸太」
春風 海(はるかぜ うみ)「お前のそういうとこ凄いと思うよ」
春風 海(はるかぜ うみ)「なんつーかユーモアのセンスがおかしな方向に尖りまくってるよね」
春風 海(はるかぜ うみ)「だがなぁ!」
春風 海(はるかぜ うみ)「それを発揮するのは今のじゃねぇーんだよ!TPOって知ってるか!?」
春風 海(はるかぜ うみ)「私達のきゃわいいベイビーは!」
春風 海(はるかぜ うみ)「何処に行っちまったんだって聞いてるんだよ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「うん、だからさ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「あれ⋯」
春風 海(はるかぜ うみ)「はえ?」
春風 海(はるかぜ うみ)「⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯」
春風 海(はるかぜ うみ)「う⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯う?」
春風 海(はるかぜ うみ)「浮いてるなぁ〜」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「だろ?」
春風 海(はるかぜ うみ)「⋯つまり、アレだ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「アレ?」
春風 海(はるかぜ うみ)「アレだよ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「アレか〜」
「⋯俺(私)達の子はッ!」
〇田舎の総合病院
「天才じゃあ〜〜〜!」
第1話
「誕生!サイキック赤ちゃん」
〇開けた景色の屋上
「うん、産まれた⋯」
「海も、赤ちゃんも大丈夫だよ ばーちゃん」
「え?そうなの? お産でそれどころじゃなかったよ」
「うん、うん⋯ ありがとう」
「また連絡する」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「はぁ⋯良かった」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「あれ?」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「満月の日は、子供が産まれやすいとか言うけど⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「あんなに大きかったっけ」
〇黒
「お月様⋯」
〇黒
十数時間前
ESP特務部隊
月面基地
〇宇宙空間
月光「ッシャア! 基地は完全に掌握したぜ」
ネロ「あとはコレを地球へブチ落として!」
月光「地球の資源をジャガイモの皮みてーに捲き上げて!」
ネロ「月にエスパー王国をブチ上げる!」
「名付けて!」
〇宇宙ステーション
〇秘密基地のモニタールーム
槇島 諒(まきしま りょう)「本部からの応援はまだか!」
オペレーター「入電です」
オペレーター「各地で「ネロファミリア」の幹部が蜂起!」
オペレーター「援軍は絶望的です!」
槇島 諒(まきしま りょう)「⋯!」
〇宇宙空間
月光「上手くやってるな、皆!」
ネロ「楽勝だね!」
月光「この気配は!」
〇宇宙空間
???「その通り──」
〇宇宙空間
???「アタシだよッ!」
ネロ「出たな!」
月光「サイキック・ババァ!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「カーッ!」
「どわっ!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「いい加減にしなガキ共」
喜島 春枝(きじま はるえ)「地球にだってエスパーはいるんだ! 巻き添えにするつもりかい!?」
月光「ふっ⋯」
ネロ「そんなもんはなあ!」
ネロ「一人ずつバリアーをはりまくって」
月光「俺が回収しまくって」
「全部助けるに決まってるだろーが!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「⋯」
喜島 春枝(きじま はるえ)「全部?」
「全部だッ!」
「エスパーに不可能はないッ」
喜島 春枝(きじま はるえ)「⋯!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「はははッ!」
ネロ「なんで笑う!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「アンタらもでっかくなったねぇ」
喜島 春枝(きじま はるえ)「ガキと言ったのは取り消すよ」
ネロ「⋯」
喜島 春枝(きじま はるえ)「ただし」
喜島 春枝(きじま はるえ)「手加減もしないよ! 全力で来なッ!」
月光「──ッ!」
ネロ「兄ちゃん!」
月光「ネロ! ここは俺に任せて お前は月をやれ!」
ネロ「で、でも──」
月光「行け!」
ネロ「──!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「行かせるもんかね!」
月光「ババァ! お前の相手は」
月光「この俺だ!」
〇宇宙空間
喜島 春枝(きじま はるえ)「1人でアタシに敵うと思ってんのかい」
月光「ぐっ!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「月光! アンタは」
喜島 春枝(きじま はるえ)「誰かを踏みつけにして欲を満たすような子じゃなかったはずだ!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「一体、何が欲しいんだい!」
月光「──どこにもない」
月光「身体の中で「皆」が叫ぶんだ」
月光「俺達の場所は 安らげる場所は、どこにもない」
月光「街も、国も── 誰も俺達を受け入れない」
月光「だったら」
月光「世界を獲るしか、ないだろうがァ」
喜島 春枝(きじま はるえ)「⋯ッ!」
月光「オオオオッ!」
〇宇宙空間
ネロ「そうだよね」
ネロ「未来を、自由を──」
ネロ「私達2人で戻すんだ」
ネロ「月よ、行け!」
ネロ「地球の全てを捲き上げろ!」
〇秘密基地のモニタールーム
オペレーター「月、更に地球へ接近⋯!」
槇島 諒(まきしま りょう)「⋯」
槇島 諒(まきしま りょう)「期だな」
槇島 諒(まきしま りょう)「ここは任せる」
〇宇宙空間
月光「チィッ」
月光「流石に簡単じゃねーな」
喜島 春枝(きじま はるえ)「ハッ! 昔の癖が抜けてないね!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「アタシゃお前のオシメまで替えてるんだ!」
月光「そういうの止めてね!?」
月光「──なんだ」
喜島 春枝(きじま はるえ)「アレは⋯!」
〇宇宙空間
〇宇宙空間
月光「新手のパワードスーツ⋯?」
喜島 春枝(きじま はるえ)「対ESP殲滅兵装⋯」
喜島 春枝(きじま はるえ)「完成していたのか⋯!」
〇コックピット
〇宇宙空間
月光「対エスパー、だと⋯?」
月光「ネロ!」
喜島 春枝(きじま はるえ)「駄目だ! 行くんじゃない」
喜島 春枝(きじま はるえ)「アンタ達は戦っちゃ駄目だ!」
〇宇宙空間
月光「妹をやらせるか!」
月光「来いよ⋯」
月光「クソ親父!」
月光「⋯ッ!」
月光「が⋯」
〇宇宙空間
喜島 春枝(きじま はるえ)「⋯!」
〇宇宙空間
ネロ「え──」
ネロ「⋯⋯嘘」
ネロ「月光兄ちゃん!?」
〇コックピット
槇島 諒(まきしま りょう)「月に念動力を割いている今をおいて」
槇島 諒(まきしま りょう)「お前達を屠る機会は無い」
槇島 諒(まきしま りょう)「──覚悟」
〇宇宙空間
〇宇宙空間
喜島 春枝(きじま はるえ)「馬鹿ッ 逃げな!」
〇宇宙空間
〇宇宙空間
ネロ「バリヤーが、効かな──」
〇黒
──あ
終わった
「ネロッッッッ!」
──良かった、兄ちゃんは無事みたい
ごめん、先にいくね
──
人は死んだら、天国か地獄へ行くと言うけれど
エスパーの魂は、一体どこへいくのかな
⋯
遠くで、誰かが泣いてる
消え入りそうな、かすかな光
落とせなかった、月のかわり
それを辿るように
私の意識は、地球へ落ちていった
〇黒
気づけば私はなんと
〇手術室
赤ちゃんになっていたのだった
〇古いアパート
1週間後
〇古いアパートの一室
春風 陸太(はるかぜ りくた)「おかえり海ちゃん!」
春風 海(はるかぜ うみ)「ただいま! 陸太くん!」
「そして⋯」
「ようこそ春風家へ」
「ワイらの赤ちゃあ〜〜〜ん!」
「わ〜!」
春風 洸(はるかぜ ひかり)「だ⋯」
春風 洸(はるかぜ ひかり)「だう〜」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「あ! 笑った! 愛想笑いみたいに笑ったよ!」
春風 海(はるかぜ うみ)「0歳児にして愛想笑いを覚えるなんて──」
春風 海(はるかぜ うみ)「やはり天才か!?」
春風 海(はるかぜ うみ)「でも、産まれた日のアレはなんだったんだろな」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「なんか光ってたしね」
春風 海(はるかぜ うみ)「先生もめちゃくちゃビックリしてたわ」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「そういやあれから全然浮かばないよね〜」
春風 洸(はるかぜ ひかり)(⋯)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(絶対に私がエスパーだってバレるわけにはいかないわ)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(だって──)
〇古いアパートの一室
春風 洸(はるかぜ ひかり)「スパ〜⋯ェスパ〜⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「この寝息⋯こいつエスパーじゃね!?」
春風 海(はるかぜ うみ)「キッモ!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「見世物小屋に売ろうぜ!」
春風 海(はるかぜ うみ)「ヤッター億万長者ね!」
〇古いアパートの一室
春風 洸(はるかぜ ひかり)(こーなるに決まってるもん!)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(⋯)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(組織の他の皆は、どうなったんだろ?)
春風 洸(はるかぜ ひかり)「⋯」
春風 洸(はるかぜ ひかり)(出ていくのは、早い方がいいわね⋯)
〇古いアパート
〇古いアパートの一室
〇古いアパートの一室
春風 洸(はるかぜ ひかり)「⋯」
〇手術室
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「なあ、この子の名前」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「「ひかり」って、どうかな?」
春風 海(はるかぜ うみ)「⋯」
春風 海(はるかぜ うみ)「光ってたから?」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「うん、それに──」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「海のさんずいをつけて、「洸(ひかり)」」
春風 海(はるかぜ うみ)「⋯うん」
春風 海(はるかぜ うみ)「凄い、いい──じゃん」
〇古いアパートの一室
春風 洸(はるかぜ ひかり)(今までなかったな)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(兄ちゃん以外の誰かに、こんなに想ってもらったこと)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(⋯でも)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(だからこそ)
「──えっ!? 嘘ッ! 洸がいない!」
〇黒
春風 洸(はるかぜ ひかり)(うーわっ! やっぱりこの身体 ぐにゃんぐにゃんだ!)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(ま、負けるかっ!)
エスパーに不可能は無い!
春風 洸(はるかぜ ひかり)(骨格強化──筋力増幅── いくよッ!)
〇安アパートの台所
春風 洸(はるかぜ ひかり)(うおおっ 出口が遠い!)
春風 陸太(はるかぜ りくた)「いた! 凄い移動してるよ!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「⋯新生児ってハイハイするっけ!?」
春風 海(はるかぜ うみ)「するわけないでしょ!」
春風 海(はるかぜ うみ)「君はゴリ押しで参加した母親学級で一体何を学んで来たんだい!?」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「てことは⋯」
春風 海(はるかぜ うみ)「うちの子⋯」
「神童じゃあ〜〜〜〜!」
春風 海(はるかぜ うみ)「──てやってる場合か!」
〇安アパートの台所
春風 洸(はるかぜ ひかり)(あと少しだ!)
春風 陸太(はるかぜ りくた)「行かせるか〜〜〜!」
春風 洸(はるかぜ ひかり)「おんぎゃあ! ! !」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「泣いたってダメ! おんもは危ないよ!」
春風 陸太(はるかぜ りくた)「さあ! パパの胸に飛び込んでおいで!」
春風 洸(はるかぜ ひかり)(進路を断たれた!)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(──いや、まだだ! 諦めるもんか!)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(だって──)
〇研究所の中枢
──どこかで生きてる兄ちゃんを
一人ぼっちにさせやしない!
〇安アパートの台所
春風 洸(はるかぜ ひかり)(念動力が弱くても)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(足腰がぐにゃんぐにゃんでも 3時間おきにミルクが必要でも)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(情緒ぐちゃぐちゃで泣き叫んでも)
──新生児でも!
春風 洸(はるかぜ ひかり)(今度は、私が兄ちゃんを守るんだ!)
春風 洸(はるかぜ ひかり)(ギリギリを走り抜けて脱出する)
行くぞパパ上!
──くらえ早めの反抗期!
〇安アパートの台所
春風 陸太(はるかぜ りくた)「・・・」
つづく
赤子の可愛らしい立ち絵と両親とのコミカルなやり取りが合わさって面白い笑
あの親バカっぷりならヘンテコな寝言にも天才だ!とかなんとか言って可愛がりそうな気もしますが…笑
でもそうは思えないほどの仕打ちを前世では受けていたのかと思うと、笑いながら切なくなるというなんとも言えない心境になりました
離れ離れになった兄との再会、
新しい両親との関係などこれからの展開が気になる一話目でした
新生児を育てている者にだからこそ書ける物語ですね。ところどころその苦労が垣間見えている気がします💦
イキナリのクライマックス感だけどおばあちゃんがいたり、出産の緊迫した場面なのにどうもコミカルな場面があったり独特な作家性を感じさせて面白い😊😊😊
壮大なSF、リアルなエッセイ、熱いアクションバトル、シリアスで感動的な兄妹愛に、きゃわいい赤ちゃんとのハートフルコメディーって、贅沢すぎでしょ🤣🤣🤣
しかも全パートクォリティー高すぎて、どこから誉めちぎったらよいんじゃー?!
めちゃくちゃ面白かったです😆続きも楽しみー❤️