3話 聞き込み(脚本)
〇黒
あらすじ
4年前に起きた『和田笠大量殺害事件』で兄を殺された事を思い出した和都は、
犯人と言われている鳴夜海を探すため、聞き込みに出るところであった─────
〇体育館の中
時田和都「・・・・・・なぁ祐真」
灘祐真「な、なんだい」
時田和都「・・・聞き込みだ」
灘祐真「っ!!」
灘祐真「聞き込みって言っても、誰に・・・?」
時田和都「『生き残り』だよ」
灘祐真「・・・でも、誰が生き残りかなんて・・・」
時田和都「・・・1人だけ知ってる」
時田和都「兄ちゃんの友達──」
時田和都「「木田業(きだかるま)」──」
時田和都「兄ちゃんが死んだことも奴から聞いた・・・」
時田和都「まだ生きている筈・・・!!」
灘祐真「言うてまだ20,21だろ・・・」
時田和都「マ、マジレスすんなよ!!」
灘祐真「悪かったな・・・」
灘祐真「でも、聞くのはいいとしてどこにいるんだ?」
時田和都「確か両郷大学(りょうこうだいがく)だったと思うけど・・・」
灘祐真「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え??」
灘祐真「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?」
時田和都「な、なんだよ」
灘祐真「お、おま、両郷大って・・・」
灘祐真「沖縄・・・だぞ」
時田和都「え・・・」
時田和都「ええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
時田和都「し、知らなかった・・・」
灘祐真「・・・・・・一応、分舎が東京にもあるけど」
時田和都「あ、そうなの?」
灘祐真「ただ、その木田業って人が本舎に通っていたとしたら・・・」
時田和都「・・・めんどくさいな」
時田和都「んー・・・・・・」
時田和都「行くしかないか・・・??」
灘祐真「ひとまず、東京分舎に行ってみて、いなかったら・・・」
時田和都「いなかったら・・・・・・・・・?」
灘祐真「・・・・・・行くしかないかも・・・」
時田和都「ま、まじかよ・・・」
灘祐真「親に頼んでみるよ・・・和都の分も」
時田和都「え、いいのか!?」
灘祐真「いいよ」
灘祐真「事件、解決すんだろ」
時田和都「・・・!!」
灘祐真「かっこいいじゃん、お前」
灘祐真「手伝ってやるさ」
灘祐真「任せな」
時田和都「か、かっこいい、って・・・」
時田和都「ありがとう、祐真」
灘祐真「おう!」
時田和都「でも・・・行くにしてもいつ行くんだ?」
灘祐真「うーん・・・」
灘祐真「旅行許可願出すしかないか?」
灘祐真「なるべく早めに行きたいもんな」
時田和都「そうだな・・・」
時田和都「それくらいなら、俺が書いとくよ」
灘祐真「お、本当か」
灘祐真「頼むっ」
時田和都「でもまずは分舎に行ってみないと」
灘祐真「そういえばそうだったな・・・」
灘祐真「今日行ってみるか?」
灘祐真「今日昼で終わるし」
時田和都「じゃあ」
時田和都「行っていいか?」
灘祐真「いいぞ」
時田和都「よーし、じゃあ分舎の前に集合しよう! 俺は職員室に許可の紙もらってから行くから」
灘祐真「わかった 俺はこれ終わったらすぐ向かうよ」
時田和都「わかった!」
「ちょっと、僕も混ぜてくださいよ」
時田和都「んぇ?」
木田鈴斗「僕もそれ、ついて行っていいですか?センパイ」
時田和都「いや、え?いやいやいやいやお前まだ入学式途中だろ・・・・・・」
灘祐真「どうやってまた抜け出して来たんだ・・・ また怒られるぞ?」
木田鈴斗「いえいえ、別に先生に怒られようが構わないので」
「いやいやいやいや・・・・・・・・・ 1回終わってから来いよ・・・・・・」
木田鈴斗「っははは、僕は大丈夫です ちょうど退屈だったので」
「いやいや、そう言う問題じゃねーし!!!」
木田鈴斗「うお!びっくりしたな、もう」
「おいこら!!! 入学式の途中だって何回言ったらわかるんだ!!!」
灘祐真「だから言ったじゃないか・・・」
木田鈴斗「はぁ、わかりました、ちょっと待っててくれます?センパイ」
時田和都「あ、結局来るの?? ・・・・・・まぁ、わかったよ」
木田鈴斗「ありがとうございます」
灘祐真「・・・やれやれ」
〇黒
──数十分後・・・
〇大きな木のある校舎
時田和都「さてと、入学式も終わったし、行くか」
灘祐真「なんだかんだ言うこと聞かされてて、面白かったな あいつ」
木田鈴斗「わ、笑いものにしないでください」
灘祐真「ははっ、ごめんごめん」
木田鈴斗「・・・ったく、僕も一応「人」なんですよ」
時田和都「まぁそんな怒らないで、早く分舎に行こう」
木田鈴斗「・・・そうですね、行きましょうか」
灘祐真「そうだな、なんだか雲行きも怪しいし」
時田和都「そうだな、行こう」
木田鈴斗「ええ」
〇ファンタジーの学園
時田和都「・・・これが・・・・・・・・・」
時田和都「両郷大学・・・・・・!?」
灘祐真「さすが、分舎とはいえ豪華だな」
木田鈴斗「僕の兄にお似合いなキャンパスだ」
灘祐真「っははは、よく言うじゃないか」
灘祐真「両郷大学は偏差値43だぞ」
木田鈴斗「なっ・・・・・・」
時田和都「え、そうなの?」
木田鈴斗「センパイ、僕をどれだけバカにするんですか・・・」
灘祐真「はは、嘘だよ 両郷大学は偏差値61さ」
木田鈴斗「・・・はぁ、よかった・・・・・・」
時田和都「だよね、こんな立派なキャンパスだからそんなわけないと思った・・・・・・」
灘祐真「まぁ、とりあえず行こうか」
時田和都「そうだな・・・」
時田和都「別に戦うわけではないけど、 気引き締めて行くぞ!!!」
「おー!」


